元禄忠臣蔵

「新春浅草歌舞伎」の昼ノ部を見物してきました。演目は、

馬山製菓の『ツナと余興』。

うーん、ウチのパソコンは歌舞伎に詳しい筈なんだけど・・な・

ええっと、大変失礼しました。もちろん、真山青果の『元禄忠臣蔵』の「お浜御殿綱豊卿」の場ことです。

昭和15年の「新歌舞伎」ですね。

この作品は「歌舞伎」というのに、歌も舞もありません。2時間ひたすら台詞のみ。休憩も無しで、忠義とか、侍の心とかを話し続けるシリアスな作品です。

例年「新春浅草歌舞伎」は若手役者が中心の座組で、これまではエネルギーで押せるような作品を採り上げることが多かったですから、今年『綱豊卿』に行ったことがまず驚きです。

休憩が無いので、舞台が狭い浅草公会堂では場面転換がしづらかろうと思います。

両方の理由で、正月の浅草では初めて『綱豊卿』を観ました。

拝見しまして、

あっ晴れ!

いや、これは張さんのセリフでしたな。

徳川綱豊卿の尾上松也さん、富森助右衛門の坂東巳之助さん、お喜世の中村米吉さん、大変な努力をなさったのだろうと感心致しました。

公演は26日まで。当日売りもあるようでした。

追伸、「適サシ肉の日」

日本記念日協会さん公認の記念日に成りました。

昨年私が「適サシ肉宣言」をした1月15日です。お見知りおきを。

「記念日制定の由来」は以下の通りです。

「2017年1 月15日に、東京浅草の老舗すき焼き店「ちんや」の六代目当主・住吉史彦が、自店で過剰な霜降肉(A5等級)を使うことを止め、「適サシ肉」すわなち適度な霜降の入った肉だけを使うと宣言した。本件は各種メデイアやインターネットで大きな反響を呼び、「A5信仰が終焉した日」として日本の食肉業界・飲食業界に記憶された。なお「適サシ肉」という言葉は住吉による造語で、株式会社ちんやは後にこの言葉を商標として登録した。」

 

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.888連続更新を達成しました。すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。

 

Filed under: 浅草インサイダー情報 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)