正月の音
浅草雷門のすぐ傍に住まわせていただいている私にとって、
正月の音=繰り返されるDJポリスさんの叫び、です。
年が明けましたら初詣ですが、この時期DJポリスさんが朝から必死に叫んでいます、
ご遠慮下さい!
お止め下さい!
大変危険な行為です!!
あまりに繰り返されるので、私などは、もう耳に焼き付いてしまいましたが、その、正月の浅草の「三大危険行為」とは何なのか?ここでご紹介したいと思います。
(三大危険行為ノ一)立ち止まっての写真撮影
今は皆がSNSを楽しむ時代だから、正月に浅草に行ったら、写真はゼッタイ撮るよね。それを禁止とか、警察は随分と野暮だなあ!
と思った方は多いと思います。しかし、行列の間で立ち止まって写真撮影することは実際危険です。渋滞している高速道路で、急にブレーキを踏むようなものだからです。
1カット自撮り位なら、まあ、いいです。しかし、それだけではSNSが盛り上がりませんから、
カノジョと2ショット
友達も入れて集合写真
果ては動画まで。「浅草に来てまーす♡ あけおめー♡」
とか演っている間に急ブレーキが後続の行列に波及して行きます。危険です。ご遠慮下さい。
(三大危険行為ノ二)歩きながらスマホ
そんな人いるのか って?
いますね、結構。私が観測したところでは、7人に1人とか、8人に1人くらいは操作しながら参詣しています。罰当たり者め。
実際に罰があたることもありそうです。歩きスマホの人の前方の人が急に「立ち止まっての写真撮影」を始めたら、どうなりましょう。
発見が遅れ→衝突→トラブル→喧嘩
と展開するのは目に見えています。だから親切にもDJさんは、
お正月の楽しい思い出が、つらい思い出に変わってしまう場合がございます!
と指摘してくれているのです。危険です。お止め下さい。
(三大危険行為ノ三)雷門の大提灯にハイ・タッチする
これは、もう不敬行為であって、特高警察があった時代なら逮捕拘禁ですが、今はやりたがる人が少なくありません。理由はもちろん、写真を撮って→SNSに上げるため。
しかし現代のDJさんは、フレンドリー警察ですから、
提灯に触るのは、お止め下さい!
そんなことをしても御利益はありません!→むしろ、そうか、御利益ありそうだと思ってしまう。
そんなことをしても記念には成りません!→むしろ、そうか、写真を撮って記念にしよう!と思ってしまう・・・と展開しています。
やがて、さらに踏み込んで警告せねば、と焦ったDJさん、
危険です!
提灯が落下した場合、重大な事故になります。
落ちます!落下します!危険です!!
そ、それは流石に言い過ぎかと・・・
(本当に言っていました。この耳で聞きました。)
追伸
インターネットの『Rettyグルメニュース』「平成生まれがゆく「東京名店物語」」にお採り上げいただきました。
文は平成生まれの山口祐加さん。若い方が老舗店に関心を持って下さるのは、嬉しいですね。是非ご覧ください。
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.877連続更新を達成しました。すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。