名刺交換にご注意を!
私が「企画委員」をしていた『第43回国際ホテル・レストラン・ショー』の来場者数が前年より3.000人以上増えたという報告が来ました。
ご来場いただいた皆さん、ご出展いただいた会社さん、ありがとうございました。
それから事務局の皆さん、本当にお疲れ様でした。
さて、今日はその会場を視に行った時の話しです。
ビッグサイトの入口脇の巨大スクリーンに、注意喚起のメッセージが出されていました・・・
共有スペースでの名刺交換にご注意下さい!!
???
なんで、名刺交換に注意しなきゃいけないの?
ここは商談会場で、言わば名刺交換しに来ているようなものです。それを注意しろとは不思議な注意でした。
その理由が分かったのは、数日後ネットを見いてた時のことです。
「新人研修で名刺を集めてます」という若い男性に渡したら「営業電話」が来た!違法では?
という記事を見つけました。
「新人研修中」と称して駅の構内など公共の場所で、ビジネスマンに声をかけ、
⇒後で、そこに営業電話がかける、という手法が横行しているそうなのです。不動産のセールスをかけるのだとか。
深甚だということで、いや、新人だということで応援あげようかという善意を利用した、騙し打ち的な手法です。実にケシカラン話しです。
それがビッグサイトでも行われているようなのです。
以前にも、このブログでボヤいたと思うのですが、こういうことをする業者がいるから、世間が個人情報に過敏に成って、普通の商売すらやりにくくなるんです。
やれ、個人情報を置く部屋を決めて、
施錠して、
その鍵を扱える人を選任して、その名簿を作って・・・
あー、めんど。
弊社も「ちんやメンバーズカード」に入会した方の名簿を持っています。DMを送るために住所を書いていただいているだけですが、それでも立派な「個人情報」です。
でも、この際ハッキリ申しますけど、買った情報は1件もありません。むしろ会員さんは入会金を「ちんや」に納めて=金を払った上で情報を登録します。
こちらも不要な情報は採りません。住所が必要なだけです。
それから、もう一つだけ。お客様の記念日=誕生日とか結婚記念日、あるいは先代の命日。それを教えていただき、その直前にDMをお送りしています。
年収が多いのか、偉い人なのか偉くないのか、そういうことは私は知りたくもありません。
その方が、結婚記念日に奥様とすき焼きを食べたいと思う方なのか、それだけを店に教えて下されば嬉しいのです。
なのに個人情報保護!のかけ声の下、どんどんメンドウな状況に成っています。
「新人」を利用するなど、実に見下げ果てた会社です。
それにコスパだって悪い筈です。騙して得た名簿に載っている人がオタク様の売る物件を愛して買ってくれる確率はとてもとても低いと思いますよ。
いやな世の中に成りました。
南無観世音菩薩。
追伸
『日本のごちそう すき焼き』は、平凡社より刊行されました。
この本は、
食文化研究家の向笠千恵子先生が、すき焼きという面白き食べ物について語り尽くした7章と、
全国の、有志のすき焼き店主31人が、自店のすき焼き自慢を3ページずつ書いた部分の二部で構成された本で、
この十年の「すきや連」活動の集大成とも言える本です。私も勿論執筆に加わっています。
是非是非お求めください。
弊店の店頭でも販売しますし、こちらからネットでも購入できます。
是非。
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.827日連続更新を達成しました。