ナッツ・リターン
2014年も残りわずか。毎年12/22は忘年会シーズンの最後のピークですが、さて、
今年最も物議を醸した食べ物と言えば、なんでしょう?
それはナッツでしょうねえ。
国内ではソース焼きソバだと思いますが、ナッツの話しがスゴ過ぎて、すっかり霞んでしまいましたね。
あの件で、ナッツはバカ売れ、一方大韓航空が課せられる罰金は2億ウオンだとかで、あのナッツのことを人呼んで、
「2億ウオンのナッツ」。
前代未聞であることは間違いないでしょうね。
さらに、この件は金だけでは済まず、「大韓民国の国格を傷つけてしまった」ことから、社名から「大韓」を削除するべきだという意見まで出ているそうです。
海外のマスコミにも詳しく報道されてしまいましたからねえ。
実際私も大韓航空のことを、以前の日航のような国策会社と思っていましたが、それは間違いで、国営だったのは1962年から69年までだそうです。
最初は「大韓航空公社」として出発したものの、すぐに「韓進グループ」に売却・民営化されたのだそうです。JALの、ずっと以前から民営で趙家の物なのですね。だから「趙航空」と名乗るのが適切だ、というわけです。
最初から「趙航空」と名乗っておけば、ここまで叩かれることもなかっただろうに、趙さん、御愁傷様でした。
セウォル号の件で韓国人の自尊心が傷ついた直後のタイミングだったのもアンラッキーでした。
それにしても、大きすぎる会社の娘とか息子として生まれるのって、大変でしょうねえ。御愁傷様です。
私は、すき焼き屋程度で良かったです。
その程度でも、多少のストレスを感じた時季もありましたけどね。国営のように見える会社の息子でなくてラッキーでした。
どうでしょう、趙さん、「韓進グループ」の何か小さい事業だけを一つだけ譲り受け、初心に帰って一から経営し直してみませんか?ナッツが売れているから、ナッツを事業にしろという人もいるみたいですよ。
あ、勿論人格を直してからの話しですよ。
今のままだと、多分上手く行きませんから。
追伸、
一冊丸ごと「すき焼き大全」とも申すべき本が出ました。
タイトルは『日本のごちそう すき焼き』。11月19日平凡社より刊行されました。
この本は、
食文化研究家の向笠千恵子先生が、すき焼きという面白き食べ物について語り尽くした7章と、
全国の、有志のすき焼き店主31人が、自店のすき焼き自慢を3ページずつ書いた部分の二部で構成された本で、
この十年の「すきや連」活動の集大成とも言える本です。私も勿論執筆に加わっています。
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