コラボ羽子板
羽子板組合さんが頑張っておいでのようです。
正月に羽子板をするご家庭が減って行く中で、羽子板の売り上げも長期低落の傾向にありますが、そんな中でも頽勢を挽回しようとするチャレンジはなされています。
それが「浅草寺歳の市 芸大生と江戸文化の職人たちとのコラボ展」です。
この展覧会は、東京芸術大学のデザイン学科2年生の有志と「東京歳の市 羽子板商組合」に所属する職人さんたちが組んで、新作の羽子板を展示・販売するもので、今回で8回目です。
アイデアは学生さんが練り、デザイン画を作成。素材選びに職人さんの元へ行き、職人さんが押し絵で羽子板を作成。最後は学生さんが仕上げるそうです。
羽子板組合からは、
「学生が考える斬新なアイデアを形にするのは刺激になるし楽しい」
「こんなアイデアがあったか!と気付かされることも」
という声が。
一方、学生さんからは、
「半立体になったものがなかなか想像できなくて、デザイン画をどうするかが難しかった」「素材選びが一番楽しかった」
「職人さん泣かせの細かいデザインにしてしまったが、出来上がった物を初めて見た時は感動した」
とという声が出たとか。
浅草寺の、五重之塔前で12月17日から19日まで開催されますので、是非お出かけを。
追伸、
一冊丸ごと「すき焼き大全」とも申すべき本が出ました。
タイトルは『日本のごちそう すき焼き』。11月19日平凡社より刊行されました。
この本は、
食文化研究家の向笠千恵子先生が、すき焼きという面白き食べ物について語り尽くした7章と、
全国の、有志のすき焼き店主31人が、自店のすき焼き自慢を3ページずつ書いた部分の二部で構成された本で、
この十年の「すきや連」活動の集大成とも言える本です。私も勿論執筆に加わっています。
是非是非お求めください。
弊店の店頭でも販売しますし、こちらからネットでも購入できます。
是非。
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.748日連続更新を達成しました。
毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。