事務所騒動
最近芸能界で「事務所騒動」が続いていますね。
原因はやはり金銭問題です。
震災以降、歌手の皆さんの出番はチャリテイーばかりで、その忙しさもそろそろ一巡してしまいましたから、今難しい所に来ていることは間違いないでしょう。
知名度が高く、キャリアも長い方の事務所ですらモメているのですから、知名度がさほどでもない方の場合、よほど深刻な経営状況と思います。
(事情を知る興行関係者)によりますと、
「地方公演では、演歌歌手の売れ行き不振の傾向が際立っている。先月、明治座の1カ月公演を満杯にした北島三郎は別格として、どの歌手も深刻だ」
(中堅プロダクション幹部)によりますと、
「団体が大劇場に詰めかけて演歌を楽しむ時代ではない。事務所も発想の転換が求められている。」
うーん、なるほど。
「最近になって八代亜紀がジャズ路線を打ち出したのも、大人が落ち着いて聴くことができる(小規模の)ライブハウスを狙ってのこと。」
「いずこもタイヘンだ。」
へえ、ですね。
そう言えば、弊店でも震災以降「団体さん」はピタリと止まってしまいました。弊店も大きい客席を持っていますが、そういう席は空いてしまい、個室だけが稼働している、という状況が続きました。
贅沢を言ってはいけませんが、
絶対客数が少ないねえ・・・
とボヤキたくもなる状況でした。
スカイツリーが開業して以降は、その関連の「団体さん」が来て下さっていますが、スカイツリーが無ければ厳しかったでしょう。
それに、スカイツリーに来ているのは、所謂「新し物好き」の皆さんですから、一度行けば二度は来ないという方が多いでしょう。
旅行業者さんも「今年はこっち」「来年はあっち」という送客の仕方が通例です。ありがちなのはNHK大河ドラマの土地に行く、という旅行です。毎年行先が変わりますから、その土地が賑わうのは1年だけです。
ですので、やはり傾向として「団体が詰めかけて」という状況は今後もうない、と想定して進まないといけません。
いずこもタイヘンです。
追伸①
藤井恵子さん著の単行本『浅草 老舗旦那のランチ』に載せていただきました。
不肖・住吉史彦が、「浅草演芸ホール」の席亭さんや、「音のヨーロー堂」の四代目とランチをしながら、浅草について対談する、という趣向です。
他にも20人ほどの、浅草の旦那さんたちがリレー対談で形式で登場します。
是非ご購読を! 平成24年6月3日、小学館発行。
ご購入はこちらです。 (できればレビューも書いて下さいね!)
追伸②
「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。
この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。
その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。
現在の笑顔数は270人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。
参加者の方には、特典も!
皆様も、是非御参加下さい!
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて907日連続更新を達成しました。毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。