美味しい地名

 AFP通信によりますと、このほど

 「全米で最も恥ずかしい、または気の毒な町名」という称号が、

 アーカンソー(Arkansas)州のトードサック(Toad Suck、カエルしゃぶり)という町に与えられたそうです。なんでも、

「トードサックの名は、19世紀にアーカンソー川を運航する蒸気船の乗組員が町に寄港した際、地元の居酒屋で酒を「しゃぶりつくすように」飲み、カエルのように腹を膨れ上がらせていたことに由来するという。現在では、奨学金の資金集めのため毎年春に開催する祭り「トードサック・デーズ」が有名で、多くの観光客を集める・・・」とか。

 2位はジョージア(Georgia)州のクライマックス(Climax、絶頂)。こっちの方が恥ずかしいと思いますけどねえ。

 3位は同じ地名が2か所あって、オレゴン(Oregon)州とメリーランド(Maryland)州のボアリング(Boring、退屈)。

 イリノイ(Illinois)州にはローチタウン(Roachtown、ゴキブリ町)というのがあるそうですが、惜しくも、メダルを逃しました。

 それにしても、アメリカ人は、こういう話しが好きですねえ。私も好きですけど。

 この投票を主催した「アキュラシープロジェクト」というウェブサイトには、全米各地の変わった地名の膨大なリストがあるそうですが、その中には恥ずかしい所もある一方、美味しそうな所も並んでいるそうです。

 フロリダ(Florida)州のトゥーエッグ(Two Egg、2つの卵)、

 デラウェア(Delaware)州のベーコン(Bacon)、

 ノースカロライナ(North Carolina)州のトースト(Toast)、

 ミシシッピ(Mississippi)州のホットコーヒー(Hot Coffee)、

 アラバマ(Alabama)州のミルク・スプリングス(Milk Springs、ミルクの泉)

・・・へええ、ですね。

 日本でもやって欲しいですね、恥ずかしい地名と、美味しい地名のランキングを。

 東京の古地名には、その場所で作られていた品物の名前を付けた地名が結構あります。「神田紺屋町」とか。

 でも意外と食べものは少ないと思います。「鎌倉河岸」とか「河岸」はありますが、荷物を陸揚げする所は、皆「河岸」と言ったので、現代のように、魚を陸揚げする所だけを「河岸」と言ったわけではないですね。

 そう言えば、以前、向笠千恵子先生が『すき焼き通』という題の御本を出された時に、題名を「すきやきどおり」と読んだ人がいました。勿論正しくは「すきやきつう」ですけど。

 日本のどこかに、本当にすき焼き通りが出来たら楽しいと思っています。

追伸①

 藤井恵子さん著の単行本『浅草 老舗旦那のランチ』に載せていただきました。
 不肖・住吉史彦が、「浅草演芸ホール」の席亭さんや、「音のヨーロー堂」の四代目とランチをしながら、浅草について対談する、という趣向です。

 他にも20人ほどの、浅草の旦那さんたちがリレー対談で形式で登場します。

 是非ご購読を! 平成24年6月3日、小学館発行。
 ご購入はこちらです。 (できればレビューも書いて下さいね!)

追伸②

 「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

 この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

 その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

 現在の笑顔数は270人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

 参加者の方には、特典も! 

 皆様も、是非御参加下さい!

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて906日連続更新を達成しました。毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

 

 

Filed under: すき焼きフル・トーク — F.Sumiyoshi 12:01 AM  Comments (0)