夏純米
夏の、季節限定の生貯蔵酒『月の井 夏純米』を売り始めました。
茨城県大洗町の「月の井酒造店」さんが造ったもので、勿論冷酒用です。
この御酒は、香りは爽やか、飲み口はサラリとしていて、淡麗な味わいが特徴の「生貯蔵酒」です。
生貯蔵酒とは、念のため解説しますと、搾った酒を生のままタンク貯蔵をして、出荷直前に火入れをし、瓶詰して出荷することです。生のまま貯蔵することで、生独特のフレッシュさを残すことができます。
火入れをしない、所謂「生原」よりは、おだやかな酒質ですが、それでもフレッシュさがあって、湿気の多い、この季節に良いと思います。
すき焼きに、さらに「季節の変わりザク」をご注文いただいて、さらに、この『夏純米』を飲んでいただく計画で、この2枚のメニューを裏表にしています。
ところで、この御酒の件を「月の井」の美人社長・K子さんと相談していて、こんな話しを聞きました・・・
「レストランさんが、仕入れ値1.000円の御酒を売り値1.500円で売る場合と、仕入れ1.500円のを2.000円で売る場合では、両方とも儲けは500円で一緒よね。
でも、皆さん、どうしても「利益率」を気になさるから、2.000円の方を、
仕入れ1.500円÷0.67=2.238円に値付けして売ろうとなさるのよね。
だから238円分だけ割高な感じになって、品質が良くて高めの御酒が、売れて行きづらいと思うの。
日本酒はワインと違って、ビンテージで箔を付けたりしないから、この238円が結構痛いのよねえ~」
なるほど、K子さん、了解です。
では、そういうことで皆さん、今年の夏は「利益額」の精神で、「夏純米」を、お召し上がり下さい。
追伸①
『料理通信』6月号に「ちんや」が紹介されています。
この雑誌に服部幸應先生が連載なさっている、「世界に伝えたい日本の老舗」というコーナーの第37回に、お採り上げいただきました。
有り難いことです。ご購読はこちらです。
追伸②
「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。
この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。
その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。
現在の笑顔数は142人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。
参加者の方には、特典も!
皆様も、是非御参加下さい!
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて832日連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。
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