みんな本店!
浅草料理飲食業組合の総会がありました。
私の出番は「事業計画」の発表でしたが、すぐ終わらせました。
だって、まったく去年と同じ事業ですので、いちいち読み上げていたら、
引っ込め!
と言われてしまいますからね。
ただ1点、組合長が「事業計画」に今回新規に1行書き加えましたのが、
「親睦。楽しい組合にして参りましょう!」
ということでしたので、
「要するにですね、皆さん、同じことをやって行きますが、やり方は工夫して、楽しくやりましょう、ということですね。はい、それでは、御後がよろしいようですので、この辺で失礼いたします。」
と終えました。
ここで「御後が」と申しましたのは、勿論、総会後の親睦会のことでしたが、その前に、もう一つ「よろしい」ものがありました。
それは御来賓のスピーチの中の一言でした。
浅草観光連盟のF士会長が、ソラマチを見てきた感想を話されたのですが、
「まあ、綺麗にできていて、スタッフの若い子達も元気で、それは結構と思いましたが、皆さん、ソラマチは、みんな支店ですよね。一方浅草は、みんな本店です。その違いが、わからない日本人ではないと思いますよ!」
これは「よろしい」ことを言っていただいたものです。
ソラマチが立派なのを見て、ややシュンと成っていた、この日の出席者も、少し元気に成ったようでした。目出度し、目出度し、と終わりたい所ですが、ここで、1点皆さんに御注意があります。
浅草にまったく関係なく、最近突然開業した店なのに、
「浅草〇〇」とか「浅草××」という屋号で営業している店があるのです。〇〇××には商品名が入ります。例えば、
浅草ジャム
浅草リゾット
浅草シュークリーム
浅草マーマレード
浅草テイラミス
え~、ここに挙げたのはですね、実在する店の名前に似た、架空の名前ですので、念のため。実在するのは、ここに書けませんのでね。
こういう感じの店が出来てくるのです。勿論、浅草と何の関係もなく、浅草で造ってはおらず、製法的にも、浅草独特のオリジナリテイーは、ないです、ハッキリ申して。でも「浅草」と付いているのです。
浅草の店は、みんな本店!と言い切りたいところですが、こうした店にだけは、お気を付け下さい。よろしくお願い申し上げます。
追伸①
『料理通信』6月号に「ちんや」が紹介されています。
この雑誌に服部幸應先生が連載なさっている、「世界に伝えたい日本の老舗」というコーナーの第37回に、お採り上げいただきました。
有り難いことです。ご購読はこちらです。
追伸②
「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。
この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。
その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。
現在の笑顔数は142人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。
参加者の方には、特典も!
皆様も、是非御参加下さい!
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて831日連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。
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