ミキテイーの焼肉店
駅のキオスクに、
「ミキテイーの焼肉店で食中毒!」
という見出しが掲示されていたので、私はてっきり安藤美姫選手の店かと思ったのですが、違ったようです。
その店の屋号は「焼肉 美貴亭」。
元「モーニング娘」の藤本美貴さんの店だそうです。そういう店があるとは、不勉強で知りませんでした。
「私の名前の付いたお店でこのような事故が起こってしまったことについては、申し訳ない気持ちでいっぱいです」
「体調不良を訴えておられるお客様には、1日も早く快復されるよう、心からお祈り申し上げております。また、ご来店いただいたお客様には、たいへんご心配をおかけいたしました。申し訳ございません」
と、ミキテイーはブログで謝罪したそうです。店の運営などには関与していなかったそうですが。
そう言えば、以前「たむけん」さんの焼肉店でも、食中毒がありましたね。
皆さん、生肉を扱うことについて、安易に考えていませんでしょうかね。
弊ブログの、以前からの読者さんなら、ご存じとか思いますが、念のためしつこく説明申しますと、生肉は生きた牛から得るものであって、その後、調理まで殺菌ということをしていません。冷蔵して、菌が増殖しないようにはしていますが、殺菌をしていないものなのです。
今回も、食中毒を発症した客16人の内、3人からO-157が検出された、と発表されています。そのように汚染されていることがあるのですが、それを加熱して⇒殺菌して、安全に食べているのです。
加熱殺菌すれば、O-157がいても、まったく問題ありませんが、怖いのは、肉から他の料理への汚染です。
それを防ぐには、肉の調理場と、他の食材を扱う調理場をハッキリ分けないといけません。特に、肉のO-157がサラダに付くのが危険です。だって、サラダはそのまま生で食べますからね。
「ちんや」の場合、肉は1階で、野菜は2階で、完全に別ですから、汚染は起こりませんが、どうだったのでしょうね、ミキテイーの焼肉店は。
調理場を分けませんと・・・
① 肉から俎板にO-157が移る。
② その俎板を完璧に洗浄しないと、俎板の上にO-157が残る。
③ その俎板の上でサラダを刻むと、俎板からサラダにO-157が移る。
ということが起こり得ます。
消費者の皆さんも、焼き肉を、あんまりカンタンに考えない方が良いと思いますよ。
痛いらしいですからね、O-157は。
なお、この焼肉店のオーナーは、横浜で「SEXY居酒屋」も経営していて、16~17歳の少女4人に下着姿やビキニ姿で接客させた、ということで逮捕されたそうな・・・・
追伸①
『料理通信』6月号に「ちんや」が紹介されています。
この雑誌に服部幸應先生が連載なさっている、「世界に伝えたい日本の老舗」というコーナーの第37回に、お採り上げいただきました。
有り難いことです。ご購読はこちらです。
追伸②
「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。
この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。
その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。
現在の笑顔数は142人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。
参加者の方には、特典も!
皆様も、是非御参加下さい!
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて837日連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。
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