総選挙

 参加している御本人以外は、なんでこんなに盛り上がっているのか全く理解できないもの、と言えば、それは・・・

 AKB48の総選挙!

 今年も実施されたようです。しかも地震の後に、盛大に。

 私が主催者なら、被災地から反発を食らうことを心配して中止していたかもしれませんが、堂々実施したようです。しかも過去最高のセールスとか。

 ここでAKBにまったく興味が無い方のために、念のため説明いたしますが、この選挙の票は買うもの、です。AKBのCDをたくさん買えば買うほど票がたくさん獲得できる仕組みになっており、それで若者がバイトに励んだり、お年玉を投入したりして、票すなわちCDを買っているのです。

 「清き一票」ではないのが、この選挙です。高額をはり込み投票した若者が、TVのインタビューに答えて、「どこまで搾り取れるのかっていう、実験じゃないかって思います」と自虐的に語っていました。

 なーんだ、搾り取られてるって、分かってて参加してるんですね。全く感心します。

 え? 住吉のヤツ、AKBなんか研究して、パクりの「すき焼き総選挙」でもやるつもりかって?

 ご冗談を。

 私の、「ランキング嫌い」については、以前にも弊ブログで書きました。

 それに、ここまで露出させて本当に大丈夫なのか、って人ごとながら心配になります。

 何を心配って、芸能界は文字通り芸能の世界なのに、結局最後にモノを言うのは人気だと、ここまで世間に露出させてしまって、本当に大丈夫なのでしょうか、芸能界は。

 この仕組みは「日本芸能史上で初」と言われているそうですが、本当に型破りだと思います。

 でも、文句をつける気迫も無い私は、呆然とするばかりです。一言だけ申すとすれば・・・

 ♪会いたかった!イエーイ!♪(古いですが)

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて467連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 「ちんや」創業130年記念サイトは、こちらです。「すき焼き思い出ストーリー」の投稿を募集しています。

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思い出の傾向

 「すき焼き思い出ストーリー」投稿サイトhttp://www.sukiomo.com/ のことをしばらく、ここに書いておりませんでした。地震以降は、ご投稿の方もサッパリだったからです。

 しかし、ようやく世の中が平常心に戻りつつあるのか、今月に入ってから、ご投稿がポツポツと来始めました。有り難いことです。しかも、最近は、なんとジュネーブからご投稿が!

 投稿を集め始めたのは、昨年の秋でして、まだ一年にはなりませんが、だんだん投稿が集まってきて嬉しく思っています。

 詳しく読んでみたい方は、サイトを開けていただくとして、だいたいの傾向を書いてみますと・・・

 やはり、ご家族の思い出の中のすき焼き、という話しが多いですね。全体の3分の2以上がご家族とのすき焼きの話しでした。「ちんや」の営業も、この路線に沿って進めてまいります。例えば、最近では「父の日」用に「オヤジナカセ」という名前の御酒を売り始めました。ご家族の思い出造りに貢献できれば良いと思います。

 投稿された方のお住まいは、断然首都圏に集まっています。特典が「ちんや」お食事券なので、遠方の方はたしかに使いにくいですね。ここは改善点かもしれません。でも、浅草近辺の方だけ、というわけではありませんで、首都圏の結構遠くからも投稿して下さっています。

 投稿された方の年齢は、16歳から75歳までかなり幅広いです。紙での投稿を受けると超達筆な原稿が来たりすることが予想され、入力が大変になるので、投稿はネットでしか受付けていないのですが、年配の方も投稿して下さっています。

 個人的に興味深かったのは、戦後の物資不足の頃の、すき焼きの話しですね。豚肉すき焼きとか、ネギだらけのすき焼きというのもありました。肉が充分調達できなくても、なんとか、すき焼きらしきことをやりたい!という気持ちが文章から伝わってきます。

 モノが溢れ・栄養も行き届いた現代では、そういうすき焼きへの情熱が薄れているなあ、と感じざるを得ません。

 物資不足の頃が羨ましい、と言ったら罰が当るでしょうが、現代人にすき焼きへの情熱を、昔のように持っていただくことが出来るのか・・・

 相当頑張らないといけませんね。

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ユッケ事件続報

 保健所の衛生講習会に行って来ました。「業態別講習」といって、食肉販売業の「衛生責任者」を対象とした講習会です。

 富山のユッケ事件の後ですので、当然その詳報から講習が始まりました。マスコミはその後、この件をすっかり報道しなくなりましたが、皆さんにかかわる重要なことですので、ここで続報をお知らせしておきます。

 結局この食中毒事件の、発症者総数は169人、入院者つまり重症者は17人、死亡者は4人でした。大規模な事件だったことがわかります。

 原因菌は、腸管出血性大腸菌の一種・0-111でした。

 一概に「チェーン店は衛生に無関心」というわけではなく、非常に熱心な会社もあるのですが、今回の焼肉チェーンは、大変残念な会社でした。

 肉の汚染は焼肉チェーンに入ってからのことではなく、それ以前のことのようです。4/13に加工された、ユッケ用もも肉に付着していた菌の遺伝子型と、患者さんから検出された菌の遺伝子型が一致したとのことで、今回は因果関係がハッキリしました。

 もちろん、焼肉チェーンに入る前に汚染されていたからと言って、チェーンの責任がなくなることはありません。0-111はそもそも、牛の腸の中にたまに居る菌であって、肉にそれが付着する可能性は、もともとあるのです。汚染されていても加熱すれば菌は死ぬので問題無いのですが、生食させてはマズいのです。

 菌が居る可能性があることを知りながら、客に生食させた責任はやはり重大です。

 それから「トリミングをしっかりして、肉の表面を削り取れば生食しても安全だ」と思っておいでの方も多いと思います。また保健所も「しっかり」の基準を満たして処理すれば「生食しても良い」という立場です。

 しかしながら、その「しっかり」は、本当にかなりしっかりした厳しいもので、普通の飲食店が簡単にできるものでないことを、ここでお知らせしておきます。

①まずトリミング専用の、独立した部屋が必要です。もちろん包丁や俎板も専用です。

②その部屋に汚れた食材や、器具、汚れた人間を入れてはいけません。つまり、どういうことかと言うと、トリミング室の手前に、もう1室を設けて、そこで中へ入るもの全てを洗浄しないといけません。

③スタッフの健康管理を徹底しないといけません。0-111は不思議な菌で劇症を引き起こす菌でありながら、腹の中に保菌していても発症しない人がたくさんいるのです。その割合は、なんと約3分の1。そういう発症しない保菌者がトリミングに従事したらキケンですので、スタッフは「毎日検便」がマストと成ります。

④肉の定期的な拭き取り検査もマストと成ります。「毎日拭き取り」が必要でしょうね。

 以上を読んだだけで、小さくはない設備投資プラス日頃のコストがかかります。

 安く、あたかも「お通し」のように「とりあえずビールとユッケ!」を出すことなど無理であることは明らかです。

 思い起こせば、20年前は「とりあえずビールとユッケ!」なんてことはありませんでした。是非是非、ご注意下さい。

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お客様の期待を超えているか?

 「二条彪の特選教訓集 みんなで学ぶ 成功の心得No8 お客様への心得」という御本を毎週月曜日の、弊店の朝礼で輪読しています。

 6/6は項目No20「お客様の期待を超えているか?」を読みました。この回が全20項目の最終回です。

 引用しますと・・・

 「お客様は、期待通りのことをしているだけでは、ファンになってくれないのです。」

 ここがポイントです。しかし昔ながらの仕事をしている会社には、ここが悩みどころでもあります。

 期待されていることが懐かしい姿であること、つまり以前と同じ仕事をしていること、言ってみればマンネリであること自体を期待されているのが我々なので、期待を上回る「何か」を提供して⇒ファンになっていただきたいのは、やまやまですが、マンネリの根幹を壊してしまってはいけないのです。

 それで、すき焼きの味やスタイルを根本的には変えず、しかし細部を変えたり、あるいは世の中への見せ方を変えたりするのが、まず出来ることになるわけです。例えば、

 「すき焼きの味やスタイルの細部」に該当するのは「かわりザク」で、

 「世の中への見せ方」に該当するのは「すき焼き思い出ストーリー」「記念日割引」です。

 しかし、これらは既にこのブログでも宣伝済みで知られ始めているので、すでに「期待通りのこと」になっているかもしれません。

 だから、次のアイデイアが必要ですね。しかし、マンネリの根幹を壊してしまってはいけません。

 脳を活性化させねば・・・

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ジャズ披露宴

 とある結婚披露宴で歌=『上を向いて歩こう』を歌いました。

 「ジャズ披露宴」という趣向で、私以外にも色々な素人ジャズの御披露がありました。

 以下はその時の、私の挨拶です。

  ええ、こんばんは。

 私は・・・「浪速の食い倒れ太郎」じゃあないですよ。(笑い)住吉と申します、はい。

 あのお、最初に申し上げておきますが、「ちんや」の店の法被を着てますけどね、別に店の宣伝をしたいんじゃあないですからね。

 じゃあ、なんでこういう格好なんだ、ということですが、こういう格好していればですね、『上を向いて歩こう』を、これから私が歌うことになっている理由の説明が省けるんですね。

 話しが速いっていうことで、こういう格好になってます。いいですか?そこまでは。

 え?その星条旗の帽子はなんだって?細かいご指摘をありがとうございます。(笑い)

 これは、まあどうでも良いものなんですけどね、言ってみれば「Operation Tomodachi」です。そういう説明でよろしいですか、はい。

 ええと、なんでしたっけ?

 そうそう、「上を向いて歩こう」ですけど、そういうわけで、この歌は私の18番ですから、カラオケで何十回となく歌ってます。だから皆さんに中にはですね、

 ま〜たアイツのスキヤキソングかよ

と思っている人も多いかと思います、ええ、わかってますから。

 しかもですね、今日はそれが「トリ」ですからね。酷いですねえ。(笑い)

 「素人ジャズ披露宴」という企画だそうですが、まあ、皆さんも、さっきから、酷い目にあうもんですねえ、本当に。同情しますね。

 しかしですねえ、新郎・新婦は、実はまだこの歌を聞いたことがなくて、「是非是非お願いします。大変楽しみにしてます。」とか言い腐っていましたので、今日は、お二人のために、一応(笑い)、心を込めて、気合を入れて歌います。

 今まで真面目に歌ったことはないんですけどね、この歌。今日は初めて、気合を入れて歌いたいと思っています。

 では、あらためて曲を紹介します。

 中村八大作曲、永六輔作詞による、昭和38年の大ヒットソングです。

 『上を向いて 歩こう』!

<ここで音楽スタート(私の声域にあわせ、原曲より全音下げて、F-durで演奏)>

  ♪上を向いて歩こう 涙がこぼれないように♪ 

 事前に決まっていなかったことですが、「神谷バー」K社長の演出により、歌いながら会場を一周し、お客様と次々に握手することにしました。

<歌い終わって>

  本日はおめでとうございました!

 それにしても、出番中より待ち時間が疲れたなあ。次回(?)からは、出番が何番目か最初に尋ね、トリでないことを確認して、それから出演を引き受けることにします。

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携帯メール

 私は携帯メールをあまりしません。

 あまりしない理由ですが、携帯の漢字の変換の仕方が気にいらないからです。

 地震の少し前、とある御葬式に出席していて、あまりに読経が長く、外で待たされて、とても寒かったため、

 「経が長い!」とメールしようとしましたが、「経(きょう)」がなかなか出てきません。

 「経」を、普通のパソコンで変換しようとすると・・・

 今日、強、興、京に続いて5番目です。

 ところが!携帯で変換しようとすると・・・

 今日、京、興味、教育、今日の、教室、教師、今日は、今日この頃・・・

と出てきます。ただ単に「きょう」を変換すれば良いのに、なんで「今日この頃」にまで発展するんでしょうね。気にいりません。さらに探すと・・・

 協力、共通、競争、共同、強力、教会・・・

 あのねえ、教会じゃなくて、経ですから!宗旨が違うんだよねえ。それにですよ、協力と強力は、同じ音なのに、なんで順番が離れているんですかねえ。気にいりません。さらに探すと・・・

 強化、兄弟、教科書、強烈、供給、共有、恐怖、教材、教員・・・

 どうも教育関係が多いですねえ。この変換ソフト作ったヤツの拘りなんですかね。気にいりません。さらに探すと・・・

 共産党!

 狂牛病!!

 なのねえ、最近は「狂牛病」って言わないで、「BSE」って言うんですよ。なんで、そういう死語が上位なんでしょう、「経」よりも。

 気にいらないなあ、携帯メール。

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季節労働

 お涼しゅうございます。

 この陽気で、地震以降「スーパー・クールビズ」を推進してきた皆さんは、出鼻をくじかれてしまいましたね。あいにくなことでした。

 さて弊店でも「節電に取り組まねば」と思い、まずは電気の使用量を調べてみたら、3月〜4月は、なんと、既に15%削減を達成していました!!

 別に特段のことはしてはおらず、やっていたのは使わない部屋の電気を消していた位なのですが、達成してしまいました・・・

 つまり積極的な努力の成果ではなく、ヒマだったので、結果として節電してしまったのです。あの頃、52名様収容の大宴会場はほとんど電気を消しっ放しでしたし、お客様の入っていない個室も、勿論消していました。

 それから営業日自体も減りました。例年春休み中の、火曜日は臨時に営業していたのですが、今年は休業しましたので、これまた自然節電になりました。

 そういう次第で、弊店は15%削減を達成していますが、自慢できた話しではなく、むしろトホホな話しです。

 今後問題なのは、冷房の時期です。冷房無しに鍋料理を食べられるはずもなく、

「冷房無しで召し上がったら、団扇をプレゼント!」とかプランを考えてはみたものの、そんな我慢大会のようなことをしてまで、すき焼きを食べる必然性があるのか「?」ですよね。

 今思い出すのは、以前に祖父から聞いた話しです。

 昔、冷房が無かった夏に「ちんや」はどうしていたか・・・

⇒長期休業していたのです。

 その頃、夏は長期休業することが大前提で、働いていたスタッフはそれぞれに、夏の間の働き口も持っていたようです。その働き口は東京でないことが多く、帰省して近所の農家の作業を手伝ったりしていたようです。

 時代は移り、人類は原発を建ててまで、夏にすき焼きを食べることを可能にしました。

「ちんや」のスタッフも季節労働をしなくて済むようになりました。自然の季節に抵抗し、人の暮らしの安泰を図ったわけですが、それが今回の悲劇につながっていることは、言うまでもありません。

 しかし、今年の夏に長期休業することはままならず、ただ、このまま涼しい夏であることを祈るばかりです。

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歌のレッスン

 歌のレッスンに行きました。知人の結婚式で、歌を歌うことになっているからです。

 今日は、そこで習ったことを披露いたします。是非、皆さんもカラオケに行く時に参考になさって下さい。

・息はなるべく使い切ること

 使い切った方が、次に息を吸う時に自然に入りやすい。自然に入れば上体が上下しなくて済む。

・息の深い・浅いを計算して息を吸うこと

 息つぎから次の息つぎまでの間が長い時は深く吸い、短い時は当然浅く吸う。音符を読んで、それを計算してから吸う。そうすれば、息を自然に使い切ることができる。

・息を吸う時は、その前に歌った時の口の形を変えず、そのままの形で吸う。

 例えば「あー」で終わった後は、「あー」の口の形のまま吸う。そうすれば、無駄に口の形を変える動作をしなくて済む。

  今回判明したことですが、私の歌唱の最大の問題点は、口の形がしっかりキマッテいないことでした。それが判明しました。

 口の形というのは「あ」「え」「い」「お」「う」の形です。これをしっかり歌うことが、音程をとることと同様に重要!とレッスンのお姐さんに言われました。音程さえとっていれば、あとは歌詞を載せるだけ、という考えは大間違いであることが分かりました。

 なる臍。レッスンは受けるもの、ですね。目から鱗です、結構。

 ふーん、口の形が重要!は分かったけど、この危急の時節に随分気楽に過ごしてるんだねえ!って?

 あのですねえ、これはレッキとした商売の、宣伝活動です。

 今回新郎からリクエストされた歌『上を向いて歩こう』は、弊社のテーマソングですから、それを歌うことは、宣伝活動に決まっています。

 これにより大勢のお客様にインパクトを与えられますし、また一回習っておけば、永久にカラオケで困ることがありません。安いものです。

 習ったことを復習しつつ、本番に備えたいと思います。

 ♪ファファソラファレド♪

 ♪ファーソラファレド♪

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編集者の食と酒と

 重金敦之先生から近著『編集者の食と酒と』をいただきました。

 重金敦之先生は以前「三田評論」の3人対談のコーナーでウチの父と、「明治の食卓」というテーマで対談していただいた方です。

 あとがきによれば、今回先生が最も描きたかったのは、編集者と作家の距離(間合い)をどう測るか、ということだそうです。

 「編集者が作家とあまり親しくなるのも考えものだ。作家の内懐に入り込んで、いつのまにか作家の番頭というか秘書のような役割を果たしている多くの編集者も見て来た。同じ出版社のなかでもいろいろな雑誌があるから、流行作家ともなれば、社内で原稿を取り合うといったこともままある。」・・・

 先生は、『池波正太郎劇場』(新潮新書)、『小説仕事人・池波正太郎』(朝日新聞出版)、『食の名文家たち』(文藝春秋)、『すし屋の常識・非常識』(朝日新書)など著書が多数おありなので、「作家先生」という感じがしますが、それ以前は「週刊朝日」のベテラン編集者でした。

 この御本には、編集者として、池波正太郎先生をはじめ多くの作家さんたちと接してきた中で見聞きした、編集者の姿が描かれていて大変興味深く、また編集者からみた作家論・書店論・書籍論も、なるほどそうか、と読めます。

 特に「料理本の世界 簡単、スピードだけで良いのか」という項には、うなずきました。

 刊行元は左右社です。ISBN978-4-903500-62-1 C0095

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オヤジナカセ

 「オヤジナカセ」の方が見えました。

 「オヤジナカセ」というのは御酒の名前です。茨城県石岡市の老舗・白菊酒造さんが、兵庫県の名古屋義和さんという方が生産した酒米「山田錦」を使って造った御酒の名前です。

 名古屋義和さんの息子さんである敦さんは、今は東京に住んでいらして、ウェブ関係のお仕事をされていますが、そのかたわら「実家の農業PRのために都会でできることをしよう」と活動しているグループ「セガレ」の中心メンバーでもあります。

 その敦さんと、白菊酒造の若旦那との出会いから、この御酒は、2010年4月誕生しました。

 この出会いより前、お父上の酒米は農協へ出荷されていたので、お父上は自分のお米が最終的に、どこでどういう酒になっているのか、あまり詳しくご存じなかったそうです。でも今は違います。ご子息の活動により、こんなステキな御酒になっています。

 そういう経緯ですので、ネーミングも、言うまでもなく親子のコミュニケーションと親孝行を願ってのネーミングでして、ラベルには親子で酒を酌み交わす様子がデザインされています。
 この御酒は、いわゆる企画商品のカテゴリーに入るものではありますが、生産者と酒造家がシッカリ連携していて、品質も確かなものです。それに「セガレグループ」の活動の中から誕生したところが、そこら辺の企画商品と違います。

 「父の日がもうすぐ来るし、たまには親孝行をしなきゃあ。オヤジに「ちんや」ですき焼きを食べさせるか!」と思っておいでの方にも、この御酒をおすすめしたいと思います。

 弊店で「父の日」に間にあうよう、発売する予定ですので、是非、ご注文下さい。

 「父の日」に「オヤジナカセ」を!

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*「オヤジナカセ」について、詳しい情報はこちらです。