思い出の傾向
「すき焼き思い出ストーリー」投稿サイトhttp://www.sukiomo.com/ のことをしばらく、ここに書いておりませんでした。地震以降は、ご投稿の方もサッパリだったからです。
しかし、ようやく世の中が平常心に戻りつつあるのか、今月に入ってから、ご投稿がポツポツと来始めました。有り難いことです。しかも、最近は、なんとジュネーブからご投稿が!
投稿を集め始めたのは、昨年の秋でして、まだ一年にはなりませんが、だんだん投稿が集まってきて嬉しく思っています。
詳しく読んでみたい方は、サイトを開けていただくとして、だいたいの傾向を書いてみますと・・・
やはり、ご家族の思い出の中のすき焼き、という話しが多いですね。全体の3分の2以上がご家族とのすき焼きの話しでした。「ちんや」の営業も、この路線に沿って進めてまいります。例えば、最近では「父の日」用に「オヤジナカセ」という名前の御酒を売り始めました。ご家族の思い出造りに貢献できれば良いと思います。
投稿された方のお住まいは、断然首都圏に集まっています。特典が「ちんや」お食事券なので、遠方の方はたしかに使いにくいですね。ここは改善点かもしれません。でも、浅草近辺の方だけ、というわけではありませんで、首都圏の結構遠くからも投稿して下さっています。
投稿された方の年齢は、16歳から75歳までかなり幅広いです。紙での投稿を受けると超達筆な原稿が来たりすることが予想され、入力が大変になるので、投稿はネットでしか受付けていないのですが、年配の方も投稿して下さっています。
個人的に興味深かったのは、戦後の物資不足の頃の、すき焼きの話しですね。豚肉すき焼きとか、ネギだらけのすき焼きというのもありました。肉が充分調達できなくても、なんとか、すき焼きらしきことをやりたい!という気持ちが文章から伝わってきます。
モノが溢れ・栄養も行き届いた現代では、そういうすき焼きへの情熱が薄れているなあ、と感じざるを得ません。
物資不足の頃が羨ましい、と言ったら罰が当るでしょうが、現代人にすき焼きへの情熱を、昔のように持っていただくことが出来るのか・・・
相当頑張らないといけませんね。
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて466連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。
「ちんや」創業130年記念サイトは、こちらです。「すき焼き思い出ストーリー」の投稿を募集しています。
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