有名人

 『江戸東京老舗案内』というブログに載せていただきまして、そのことをツイッターしましたら、中学時代の2年後輩がそれを見つけ、

 「ご無沙汰してます。私も載せていただきました。」

と返信が来ました。その彼も、代々続く佃煮屋さんを継いでいるのです。

 このブログは「100年以上続いている店に限って載せる」しかも「店主の顔写真を必ず載せる」という方針です。個人情報=顔写真が露出するので、掲載を断る御店さんもあるようですが、露出させた結果、知人を見つけて旧交を温める、という効能がありました。

 私の場合、顔写真の露出は、とっくの昔にあきらめているので、今回別段抵抗はありませんでしたが、最初は勿論、抵抗がありました。

 特にインターネットが普及し始めた最初の頃、ネット上に自分の写真は勿論、名前も出ないように気をつけていたものでした。

 今思えばムダな努力をしていたものです。

 結局ブログだのツイッターだのをやる結果になるなら、最初から顔出し・実名出しにしておけば良かったです。そうすれば、もっと有名人になっていたかもしれませんね。

 そう言えば先日、さる知人の結婚式の二次会でお目にかかった方と会話が進む内に、その方は私のことを局地的な有名人と勘違いしたらしく、

 ご当地ヒーローみたいな方ですか?

と聞かれました。

 あのですねえ、ご当地ヒーローと言ったら「リアスの戦士★イーガー」(=女川町商工会青年部が運営しているヒーロー)みたいなものでしょう。あの青年部は偉いと思いますが、一緒にしないで下さいね。

 たしかに、さっきは『上を向いて歩こう』を歌いながら、披露宴会場を一周しましたけどね、そういうことを年中やっているわけではありませんし、「ちんや」の法被と星条旗の帽子は、お約束のコスチュームというわけではなく、今回急に考えついたもんですから。

 ご当地ヒーローではなく、本物のすき焼き屋ですので、あしからず。

*『江戸東京老舗案内』はこちらです。

追伸

 大吟醸酒「オヤジナカセ」の販売を開始しました。

 「オヤジナカセ」は、(倅)セガレグループの若者の、故郷の酒米「山田錦」を使って、老舗「白菊酒造」さんが醸造した御酒です。「父の日」に、あるいは、お父様の誕生日に飲んでいただきたいです。

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて470連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 「ちんや」創業130年記念サイトは、こちらです。「すき焼き思い出ストーリー」の投稿を募集しています。

 Twitterもやってます。こちらでつぶやいています。

 

Filed under: すき焼きフル・トーク,ぼやき部屋 — F.Sumiyoshi 12:01 AM  Comments (0)