復興すきや連

 7月の末に第九回「すきや連」を、『銀座吉澤』さんで開催予定ですので、そのための案内状の支度を、今しています。

 発案内状の支度には写真の封入作業もあります。3/8に京都の老舗「三嶋亭」さんで開催した、前回(=第八回)に出席された方へ送る案内状には、その時の写真を封入します。集合写真の他、スナップ写真が編集されていて、もちろん、オールカラーです。

 この、お金も手間もかかる、写真封入を続けている理由は・・・

 それは、写っている皆さんの笑顔が本当に楽しそうだから。

 すき焼きを囲んで談笑している参加者の皆さんは、メッポウ素敵です。すき焼きっていうものは、こんなにも人を楽しい気持ちにさせるものなんだ、とあらためて再認識させられます。

 しかも参加しているのは、ほとんど全員が食のプロです。そういうキビシい方々でも、すき焼きの鍋を囲めば、自然と、愉快に飲み食いするものです。その気分が写真に溢れています。

 今、写真を眺めますと、「第八回」の時の皆さんは、本当に楽しそうです。「三嶋亭すきや連」は3/8火曜日で、同じ週の金曜日に地震が来るのですが、その事は知るわけもありません。あの楽しかった夜と、それ以降は切断されているかのようです。

 「三嶋亭」さん以前の「すきや連」は、東京と横浜で開催してまいりまして、この回が初の京都進出でした。初の遠征ですので、

 関東の人がどのくらい参加してくれるだろう、

 「三嶋亭」さんには50人収容の大きい宴会場があるのに、参加者が20人とか25人とかだったら、カッコ悪いなあ、そうなったら「三嶋亭」のM社長に対して面目ないなあ、と思っておりましたが、結果は・・・

  定員オーバー!!

 全国から55人の、すき焼き屋とすき焼き愛好家の方々が見えて大盛況でした。そして旅先ということで、皆さん、いつになくリラックス・ムード。お酒のメートルもかなり上がっていました。

 また、この日にあわせたかのように、「すきや連」旗振り役代表の、向笠千恵子先生の御本「食の街道を行く」が、料理本のアカデミー賞とも言われる、「グルマン料理本大賞」の、紀行本部門2010年グランプリに選ばれたことが発表されました。

 その目出度さも加わって、いつになく、盛り上がっていたように思います。

 遠い昔の話しのようです。

 でも、昔のことを思っていても仕方ありません。この次の「第九回」は、東北の牛を食べ、東北の酒を飲む、という趣向で決行します。元来は松阪牛がお得意の『銀座吉澤』さんですが、今回は東北の牛、ということでお願いをしました。

 メンバーの中にも被災された方がおいでで、今は復興へ向けて頑張っておられますので、「応援メッセージ」を集めたいとも思っています。

 復興します!「すきや連」も。

追伸①

 「仙台牛」の販売を始めました。震災の当日にも「仙台牛」を仕入れましたが、それ以来の仙台牛です。データ=宮城県大崎市・遠山明牧場産、黒毛和種牝牛、個体識別番号:12041-78434。

 「食して繋がる、食して支える、浅草から東北へ。」

追伸②

 「青森・岩手・宮城・福島・茨城五県蔵元連合試飲会@浅草in三社祭が開催できない、その日に開催!」の様子を撮影した動画を、こちら(YouTube)にUPしましたので、是非ご覧下さい。

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて478連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 「ちんや」創業130年記念サイトは、こちらです。「すき焼き思い出ストーリー」の投稿を募集しています。

 Twitterもやってます。こちらでつぶやいています。

Filed under: すきや連,すき焼きフル・トーク — F.Sumiyoshi 12:01 AM  Comments (0)