引っ越し記念日

 お彼岸中に来店される方は、この近所に御墓がある場合が多く、将来また来ていただける可能性が高いので、この機会に、「ちんやメンバーズ・カード」にご入会いただこうと工夫しています。

 この期間に、ご入会を勧誘して成功した係員には、小額ですが奨励金を出しています。

 入会していただいた後に気になるのは、例によって、どういう日を「記念日」として登録なさっているか、です。

 あいかわらず、自分の誕生日を登録された方が断然多く、ついで結婚記念日で、それ以外の種類は、ごく少数です。

 ご先祖様のご命日を登録して法事をなさる方が結構いるのでは、と思いましたが、ほとんどありません。やはり「記念日」という語感にあわないからでしょうか。

 そんな中、会社の創立記念日を登録された、二人目の社長さんが現れました。登録用紙を見ると、昭和45年生まれ。

 おお、私より少しお若いですね。社業のご繁栄を心より祈念申し上げます。

 別の例で、おやっと思ったのは、「引っ越し記念日」です。

 「引っ越し記念日」って何だソレ? そんなの有り?

と思いましたが、聞けば、その日は、その方が地方から東京へ越して来て、新生活を始めた日なんだとか。

 そういう御引っ越しの後の「お疲れ様!」の食事が「ちんや」だったようで、そのまま「メンバーズカード」にご入会いただきました。つまり新生活スタートの日を登録なさった、いうことです。

 出てこられたのは御仕事の関係なのか、詳しくは存じませんが、東京での新生活をお楽しみいただきたいですね。

 それにしても、この近所に住まれるとは・・・

 お教えしますよ、行かない方が良い所。

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

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Filed under: すき焼きフル・トーク,今日のお客様 — F.Sumiyoshi 12:01 AM  Comments (0)