野菜としての唐辛子
7/31の隅田川花火大会を控え、隅田川周辺には、すでに頑丈なバリケードが多数設置されています。それを尻目に、
7/29、向笠千恵子先生の、唐辛子についての、セミナーに出席しました。
「野菜としての唐辛子を楽しむ」という趣向のセミナーで、唐辛子を主役にしたオリジナル・ランチ会席も付いていました。
すき焼きに入れる野菜は、従来決まりきっていましたから、私・住吉史彦は、ごく最近まで、すき焼きに入れない野菜については、あまり興味を持たずにきました。
でも、去年の7/7の「すきや連」での寄せ書きをキッカケに、「ちんや」で「変わりザク」を始めてから、俄然、野菜も面白くなってきました。
7/11の、「かぶちゃん」こと鏑木武弥さんとの対談でも、肉のことはあまり話さず、野菜のことばかり話していました。
また、7/12に「ちんや」で開催した、「すきや連」で「変わりザク」として、
賀茂ナス、蓮根、伏見甘長唐辛子、オクラ、凍み蒟蒻 をお出ししたら、
「短角牛と夏野菜の相性は格別でした。」
「七夕に短角牛に出会いしあわせです。季節の野菜も彩りよく、すき焼をいっそう美味しくしてくれます。」
「めずらしいお肉 めずらしいザク 素晴らしいすき焼きをありがとうございます。勉強になりました。」
などと寄せ書きしていただき、私もますます頭にのってきました。
そんなおりもおり、今回の「野菜としての唐辛子」という趣向のセミナーがありましたので、是非にと出席させていただきました。
向笠先生は、新刊本『食の街道を行く』で、唐辛子が伝わった道を訪ねておいでで、さすがの詳しさです。また生産者や、加工業者の方も見えていて、つくりの苦労話しなどを聞かせてくださいました。
そもそも、唐辛子は新大陸生まれ。コロンブスが持ち帰ってから約100年後に日本に伝わりました。そして、香辛料として普及する一方で、京都などではうま味中心の甘唐辛子として、万願寺唐辛子・山科唐辛子・伏見甘長唐辛子・あま南蛮・鷹ケ峰青唐等の野菜に生まれ変わりました。
また、さまざまな唐辛子の加工食品も全国各地に存在していて、日本人の暮らしに、いかに唐辛子が浸透しているか、わかります。不覚にも、知りませんでしたが、唐辛子は、いやあ、面白いです。
が、
えー、唐辛子情報はとりあえず、この辺で。続きは、『食の街道を行く』をお求め下さい。
なんだよ、住吉、ケチだなあ、もっと書けよ!
いやあ、まだ直ってないんですよ、意地悪キャラ。ひひひひ。
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。
*「変わりザク」発売の経緯については、このブログの3/7号をご覧下さい。
*「かぶちゃん」との対談については、このブログの7/12号をご覧下さい。
*『食の街道を行く』ついては、このブログの7/24号をご覧下さい。