竜泉の煩悩の夜、普茶料理に舌鼓
「主任ナビゲーター・住吉史彦と行く、下町の食文化を担う老舗・名店」
という、食べ歩きのシリーズ企画があります。
東京商工会議所台東支部青年部の、月例会の内の1回なのですが、「住吉史彦と行く」と題していますので、当然、毎回私が万事を手配して、青年部の諸君を、私推薦の御店へお連れしています。
7/27は、その第9回を台東区竜泉の、普茶(フチャ)料理(=精進料理の一派)の「梵(ボン)」さんで開催しました。
自分で言うのもなんですが、過去9回とも、大人気・大盛況の企画です。
今回、会場の都合で「定員25名様」で募集しましたが、満員御礼となり、地場産業の、若社長や二代目君たちが集結しました。「どぜう飯田屋」の若旦那ⅠⅠ君も、ナビゲーター補佐として参加して下さいました。
このシリーズでは、これまで、すき焼きの「浅草今半」さん、「どぜう飯田屋」さん、豆腐の「笹乃雪」さん、桜鍋の「中江」さん、おでんの「大多福」さん、鰻の「やっこ」さん、洋食の「香味屋」さんなどで開催し、食事をするだけでなく、毎回、その店のご主人さんまたは若旦那さんから、それぞれの御料理についてのレクチャーを受けてきました。
今回も「梵」のご主人Fさん自ら、普茶料理と精進料理について、詳しくご教示いただきました。勉強になりました。
御料理も手がかかっていて、頭が下がりました。
今回、普茶料理を選んだのは、青年部の連中の、止まる所を知らない煩悩にブレーキをかけるため、では勿論なく、ベジタリアンの方に対応できる料理屋を、青年部の面々が知っておいた方が良い、と思ったからです。
東京スカイツリーが出来て、ますます海外からのゲストが増えています。ベジタリアンの方も見えるでしょう。しかし鎌倉と違って、浅草近辺には精進料理の店が大変少ないので、こうした御店は貴重です。
青年部の面々は、ご主人のレクチャーの間は、一応神妙にしておりました。
しかし、やがて宴会が始まり、会議所事務局の新人Y君の寿が「重大発表」されるや、一気に抑えていた煩悩が急浮上、おお盛り上がりの一夜となりました。
その後のことは、書けません。仏罰が怖いので。
なむかんぜおんぼさつ。
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。
なお本日、このブログは、150日連続更新を達成しました。皆様のご愛読に御礼申し上げます。
*普茶料理については、このブログの6/2号をご覧下さい。
*「梵」さんについては、こちらです。