Happy New year!
父には、趣味でドイツ語を習っている関係で、ドイツ人の知人がいます。
そのドイツ人から旧臘28日に、今年もHappy New year! というメールが届きました。「ちんや」のお客様でもあるので、店のメルアドに届くのです。
このメールが最初に届いた年は不思議に思いました。
意図的フライング?
作文中に誤って送信しちゃった?
いえいえ。語学にあまり関心が持てない私は忘れていたのですが、
Happy New year の前には
I wish you が隠されているのでした。だから、
Happy New year は「お芽出とうございます」というよりは「良いお年を!」に近い言葉だと思った方が良いようです。
じゃあ、なんで、日本人はHappy New year に「お芽出とうございます」を充てるんでしょう?
「グーグル翻訳」でも、Happy New yearの日本語訳は「あけましておめでとうございます」でした。「明けまして」であるなら、明ける前に言ってはいけない感じがしますが、西洋人は明ける前から言ってますよ。最初に訳したのは誰なんでしょう?
もちろん私には分かりませんが、弊店では年末、お客様を見送る時に、
「良いお年を!」と言うようにしています。
明けてしまってから「おめでとう」というより、相手の良き新年を祈る方が、私は、なんだか、好きです。
追伸
インターネットの『Rettyグルメニュース』「平成生まれがゆく「東京名店物語」」にお採り上げいただきました。
文は平成生まれの山口祐加さん。若い方が老舗店に関心を持って下さるのは、嬉しいですね。是非ご覧ください。
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.875連続更新を達成しました。すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。