豚すき焼き

「すき焼き思い出ストーリー」のご投稿を読んでいますと、

子供頃のすき焼きは牛肉ではなくて豚だったという記事が出て来ます。

これを読んで、豚すき焼きのデータはないかと思って調べてみましたら、在りました。

2002年の、日経Web 「食べもの新日本奇行」の調査ですが、

まず北海道では60%近くに達していて、岩手も60%、新潟が35%、沖縄40%。

豚が10%以上の県は、

北海道、青森、岩手、福島、茨城

新潟、富山、福井

神奈川、静岡

となっています。

このデータには現れませんでしたが、群馬も豚すきが多いと聞きます。

東北・北関東と北陸に豚すき地帯が広がっていて、それから何故か神奈川、静岡でも食べられていることが分かります。

ですから、思い出に登場してもおかしくはないのです。

その他に地域制のある具材を二つご紹介しますと、まず、

タマネギ。

「4人に1人、つまり25%を超えた地域をみる。北海道61%、福井50%、滋賀63%、京都35%、大阪35%、兵庫26%、奈良25%、和歌山28%、鳥取50%、岡山27%、広島38%、徳島28%、鹿児島50%、沖縄40%だった。」

「北海道を除くと西日本型の文化であることがはっきりした。特に関西勢が軒並み顔を出している。中国勢も目立つ。列島の南端でもタマネギが強い。」

タマネギは、西洋から船で神戸に持ち込まれたのが最初です。それで関西中心なのでしょう。

次に、

「大根でも面白い結果が出た。」

「25%超の地域は鳥取25%、島根43%、岡山27%、広島27%、山口33%、徳島57%、香川81%、愛媛33%、鹿児島25%。圧倒的に中四国の文化である。今後、すき焼きに大根を入れる人を見掛けたら中四国出身の人ではないかとの疑いが浮上することになる。香川県人の疑いが最も濃厚である。」

すき焼きの痴呆性って、いや、地方性って本当に面白いです。

追伸

すき焼き思い出ストーリーの投稿を募集しています。

すき焼きは文明開化の昔から、日本人の思い出の中に生きてきた料理です。でも残念ながら、その思い出話しをまとめて保存したことはなかったように思います。

ご投稿くださったものは、「ちんや」創業135周年を記念して本に纏め、今後店の歴史の資料として、すき焼き文化の資料として、末永く保存させていただきます。

どうぞ、世界に一つだけの、すき焼きストーリーを是非、私に教えて下さい。

既にご応募いただいた、50本のストーリーはこちらです。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.939日連続更新を達成しました。

Filed under: すき焼きフル・トーク,色んな食べ物 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)

「買い負け」の恐れ

「豪州産牛肉、中国輸出シフトへ=日本「買い負け」の恐れ」

という記事が目につきました。

「中国とオーストラリアの自由貿易協定(FTA)発効後、中国は豪州産牛肉などの輸入関税を撤廃する。豪州にとっては日本より有利な内容で、今後、日本企業が牛肉調達で中国勢に買い負けるケースが増えそうだ。」

要するに、オージービーフが中国に流れて品薄に成るので、日本へ輸入する場合に価格が高くなるかもしれないというい話しです。

弊店では勿論オージービーフを使っていませんが、このニュースについての消費者のコメントが気になりますので、チェックしてみました。そうしましたら、

「そうはいっても和牛は高いもの・・・

応援したい気持ちはあるしたまにはがんばって買いますが、

私のような貧乏な庶民にとっては、なかなかコメント欄の皆さんのように強気一辺倒には出れません・・・」

「日本の物価は必然的に上がり、市民生活に影響を及ぼすのは確か。“負け組”には辛い時代となるだろう。。。」

「そのおいしい和牛は高いが良いのか」

このように和牛が高いことについての消費者のコメントは以前から結構辛いのです。

国内の生産者の皆さんは、儲けてなどいません。

円安で石油が騰がって牛舎の暖房費が騰がっていますから、ギリギリでやっている人も少なくないと聞きますが、世論はセチ辛く、私は以前から悲しく思っています。

毎回和牛をとは申しませんから、年に何回とか機会を作ってお買い上げいただきたいものです。

追伸

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Filed under: すき焼きフル・トーク,ぼやき部屋 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)

抑制効果

すき焼きって、

甘辛旨! その一辺倒の料理です。

この単調さが永いこと、私の悩みの種でした。

しかし最近私は、この甘辛旨!が利点にも成り得ると考えはじめました。

甘辛旨が強烈だと、酸!苦!も同時に美味しく食べられてしまうのです。

この現象を「味の抑制効果」と申します。

例えば苦~いコーヒーを、佐藤を入れると美味しく飲めてしまいますね、いや、間違えた、砂糖を入れると美味しく飲めてしまいますね。

砂糖を入れたからといって、コーヒーに元々ある苦味物質・カフェインがなくなるわけではありません。しかし苦味と甘みが併存することで、味が抑制されて美味しく飲めてしまうのです。

次にすき焼きに於ける「抑制効果」の事例ですが、「ちんや」のすき焼きに付け合わせとして付けてあるピクルスは、それだけで食べると結構、酸っぱいです。酸っぱ過ぎると感じる方もいると思います。

しかし、すき焼きと一緒だと美味しく食べられてしまいます。味が抑制されるからです。

人が甘辛旨酸苦の五味を揃えて摂取することの重要性は、今更ここで指摘しなくてもと思いますが、酸っぱいものって、あんまり食べたくはないものです。それが、すき焼きと一緒だと美味しく食べられてしまうのです。

すんばらしい。

すき焼きと一緒だと苦味も美味しく摂れます。

例えば、春菊が入っていますが、あれを食用にしているのは東アジアの人々だけです。

西洋人は、菊なんて苦くて食えたものではない・観賞用だと思っていますので、彼らには春菊のことは、

Edible Chrysanthemum Leaves

つまり「食べられる菊」と説明しないといけませんが、そう、このような苦いものが、すき焼きと一緒だと食べられてしまうのです。

すんばらしい。

私なぞは春菊をムシャムシャ生食してしまいます。

苦味ばしって、すき焼きの甘辛旨を抑制して最高だ!というだけでなく、他所のすき焼き屋さんに行って、これをやると係の仲居さんが目を白黒させて驚くので愉快です。ひひひひ。

あ、もちろん、この行為は食品衛生上はNG行為です。

加熱用の食材を、生食するのは安全とは言えないので、こういうことをする前提として、仮に腹が痛くなったとしても決してクレームをつけない・保健所に通報しないという決意を固めておくことが必要です。

さて話しを戻しますが、

このようにすき焼きには強い「味の抑制効果」が在りますので、これを利用して、お客様に酸味・苦味を摂っていただくこと、それを弊社の大方針に据えたいと考えています。それが善だからです。

ここでいきなり「善だ」などと言ったのは、最近この「抑制効果」を善からざる目的に利用している輩が目につくからです。

それは、日本スペイン交流400周年で流行りの、スペイン・バル。

料理が全てしょっぱいです。

スペイン人って、あんなにしょっぱいものが好きなんでしょうか。勿論違いますね。

ワインの酸味が料理の塩味を抑制して美味しく食べられることを狙っている、つまり、

ワインをたくさん呑みたくなる⇒呑ませて売り上げを造ることを狙っているのです。

流行りを追って参入してきた連中の考えそうなことです。

ワイン好きの方なら、あの料理でも、まあ、良いのでしょうが、下戸の人が行くと悲惨です。

スペインという国についてゲンメツしてしまう可能性すらあります。国家間の友好関係を損ないます。

これが交流400周年の成果とは。トホホですね。

支倉常長も嘆きましょう。

 

追伸

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すき焼きは文明開化の昔から、日本人の思い出の中に生きてきた料理です。でも残念ながら、その思い出話しをまとめて保存したことはなかったように思います。

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自称「すき焼き通」を⇒公認「すき焼き通」に②

<既に定員に達しましたので、募集を終了させていただきました。ご了承ください。>

自称「すき焼き通」を⇒公認「すき焼き通」に!!

ということで、今年もやります、「すき焼き通検定」を!

この検定は、累計の合格者数が昨年100人を超えました。世にそれだけの通人を送りだせたわけで大変愉快ですが、この程度では満足致しません。1.000人を目指して続けて参ります。

試験日は平成27年7月20日(月曜)(「海の日」)、15時30分試験開始です。

 

受験の要領は昨日の、このブログの通り。今日は問題を公開します。

これは本当に試験ですが、筆記試験のみで、二日徹夜すれば、まあ、受かります(笑い)

 

<浅草「ちんや」すき焼き検定 試験問題50問>

・検定試験には、ここに掲示してある50問の問題の中から、30問を出題いたします。30分以内にご回答いただきます。

・問題は全て3択形式です。ABCの3つの選択肢の中から、1つを選んでいただきます。

・出題された30問の内、25問以上正解した方が合格です。

・正解は問題の後に載せてあります。

①すき焼き店の名前の問題です。名物・松阪牛の産地・松阪市で双璧をなす、2大有名すき焼き店と言えば、1軒は「和田金」ですが、もう1軒の御店の名前は何でしょう? A=鍋銀、B=銀五郎、C=牛銀本店

②すき焼き店の名前の問題です。文明開化の先進地と言えば横浜ですが、その横浜市には三大有名すき焼き店があります。その内の2軒は「太田なわのれん」「荒井屋」ですが、残りの1軒の御店の名前は何でしょう?A=モリタ屋、B=じゃのめや、C=よしざわ

③すき焼き店の名前の問題です。次の住所にある御店の名前を当ててください!京都府京都市中京区寺町通り三条下ガル。A=三嶋亭、B=牛や清、C=江知勝

④すき焼き店の名前の問題です。明治時代の建物を移築して集め、保存している所と言えば、愛知県の「博物館明治村」ですが、その「明治村」の中で、昔の雰囲気を再現した牛鍋屋が営業していて、実際に牛鍋を食べられます。さて、その牛鍋屋の名前は何でしょう? A=大井肉店、B=指宿肉店、C=梅本肉店

⑤すき焼き店の名前の問題です。店の玄関で、入店する客の人数と同じ回数だけ銅鑼をたたく、浅草のすき焼き店の名前は何でしょう? A=米久本店、B=今半本店、C=今半別館

⑥ブランド牛の問題です。全国には300以上のブランド牛がありますが、その内、島内一貫生産(しまの中だけ)で有名な産地と言えば、どこでしょう? A=隠岐牛、B=青島牛、C=喜界島牛

⑦ブランド牛の問題です。松阪牛と言えば、天下の名物ブランドですが、その昔は松阪牛のことを、違う呼び方をしていました。さて、その呼び方は、何だったでしょう? A=伊勢牛(いせうし)、B=御伊勢牛(おいせぎゅう)、C=御蔭牛(おかげうし)

⑧ブランド牛の問題です。山口県萩市沖あいの、ある島には、「和牛の元祖」とも言える、特殊な牛が飼われています。この牛は、おそらく大陸から日本に渡る途中で、この島に取り残されたもので、明治以降に他の牛と交配しなかったので、黒毛和牛の古い性質を残しており、天然記念物にも指定されている牛です。さて、その牛の名前は何でしょう?A=見島牛、B=初島牛、C=瓢箪島牛

⑨牛の種類の問題です。和牛の種類は4系統あります。まず全体の8割を占める、黒毛和牛、次が熊本の赤牛こと褐毛和牛、3番目は無角牛。そして4番目の、岩手県・青森県・北海道で飼われている種類と言えば、何という種でしょう? A=日本短足牛、B=日本短角牛、C=日本捻毛牛

⑩肉を販売する場合の、表示方法についての問題です。「和牛」とは品種を指す言葉であり、「国産牛」とは日本国内で飼育された牛を指しており、「和牛」と「国産牛」は異なります。さて、日本で生まれた和牛と、日本で生まれた乳牛との間に生まれた、交雑種の肉を販売する場合に、可能な表示方法は、どれでしょう? A=和牛、B=国産牛、C=国産和牛

⑪表示の問題です。BSE問題をきっかけに、導入された表示の制度と言えば、牛の個体識別制度です。この制度により、牛が生まれてから、すき焼屋の皿に盛られるまで、10桁の個体識別番号で、完全に肉の流通過程を追跡することができるようになりました。この制度によって、当局が牛の流通過程を追跡していく能力のことを、英語で何と言うでしょう?A=ライアビリテイー、B=トレーサビリテイー、C=アベイラビリテイー

⑫肉の表示の問題です。次の3種の牛肉を販売する時に、個体識別番号の表示が義務付けられているのは、内1種だけです。その1種はどれでしょう? A=小間切れ肉、B=挽き肉、C=煮込み用肉

⑬肉の格付けの問題です。格付けは「歩留等級」と「肉質等級」を組み合わせて行います。「歩留等級」の評価は、肉の決まった切開面から、どれだけの肉が採れるかを表したもので、abcで表示します。一方「肉質等級」は、脂肪交雑・肉の色沢・肉の締まり及びきめ・脂肪の色沢と質の四項目を総合して、肉を1~5段階に等級づけします。さて、次の3つの格付けの内、もっとも高値で売買される肉はどれでしょう? A=a1等級、B=a5等級、C=c5等級

⑭肉の格付けの問題です。「肉質等級」は、脂肪交雑・肉の色沢・肉の締まり及びきめ・脂肪の色沢と質の四項目を総合して、肉を1~5段階に等級づけしますが、霜降りの度合いだけを示す評価方法として、脂肪交雑(bms)評価という評価方法があり、霜降りの度合いを12段階に評価する方法です。さて「肉質等級」が5等級の肉を、bms評価で評価すると、どの段階に該当するでしょうか? A=bms12だけに該当する、B=bms12またはbms11に該当する、C=bms12~bms8のどれかに該当する

⑮肉の部位の名前の問題です。牛の頭の方から、順番に部位の名前をあげていきます。最初がネック、次が肩、その次が肩ロース、さらにリブ゙ロース、さて、その次に位置する部位は何でしょう? A=サーロイン、B=テンダーロイン、C=ランプ

⑯肉の部位の名前の問題です。牛1頭の重量の3%しかとれない最高級部位で、肉質が、きめが細かくて非常にやわらかく、脂肪が少なくて、あっさりした味の部位は、次の内のどれでしょう? A=フィレ、B=ネック、C=バラ

⑰味の化学の問題です。肉は熟成させると旨味が増しますので、充分熟成させる必要があります。肉を熟成させると旨くなるわけは、牛の体内の酵素の働きで、肉の中のタンパク質が分解されて、ある物質に変わるからです。その物質とは、何でしょう? A=乳酸、B=コハク酸、C=アミノ酸

⑱味の化学の問題です。牛肉を成型・カット・盛り付けする時に、血液の滴が流れ出る場合がありますが、それは全てが旨味ですので、すき焼き屋は、それを最小限にするべく、カット方法や肉の保管方法を工夫しなくてはいけません。また、肉がすき焼き屋へ納入される以前の段階においても、市場関係者・卸売関係者と連携して、最良の保管方法を採用しなくてはいけません。さて、この肉から流れ出た、血液の滴を何と呼んでいるでしょう?A=ドリップ、B=フロー、C=シャウト

⑲ねぎの成分の問題です。ねぎには、ツーンと目と鼻を刺激する香りや辛味を出したり、肉や魚の生臭さを消す作用がある成分が含まれているので、すき焼きには欠かせない食材です。さて、その成分とは何でしょう? A=硫化アリル、B=二酸化マンガン、C=六価クロム

⑳ねぎの品種の問題です。関西風すき焼きと関東風すき焼きの区別は割り下を使うかどうかが分かれ目ですが、ねぎの違いも、大きいものがあります。さて、西日本で、すき焼きをする場合に、主に使われる、ねぎの品種は何でしょう? A=九条ねぎ、B=下仁田ねぎ、C=加賀ねぎ

21ねぎの栽培の問題です。白ねぎを育てるには、ねぎを軟白化させないといけませんが、さて、そのために生産者が行う作業は、何でしょう? A=根元に土をうずたかく寄せる、B=根元に藁を敷き詰める、C=根元に頻繁に散水する

22ねぎの栽培の問題です。ねぎの栽培に適した土地は耕土が深く、肥沃な沖積層の土です。さて、そういう土地がある場所はどこでしょう? A=川沿い、B=火山の近辺、C=北向きの斜面

23ねぎの流通の問題です。東京都立の市場で、ねぎだけを取り扱う市場が1箇所あります。さて、その市場がある場所は、どこでしょう? A=板橋、B=千住、C=赤羽

24シラタキの作り方の問題です。シラタキを作るには、まず、ある芋を粉にし、その粉を練ってゼリー状にします。次に、そのゼリーを細い穴が開いた器具に入れ、その上から圧力をかけて、器具から熱い湯の中に押し出して固めます。さて、その原料となる芋は、何でしょう? A=タロ芋、B=サツマ芋、C=こんにゃく芋

25春菊の問題です。春菊を食用にする習慣のある地域は、世界の中でどこでしょう? A=東アジアだけ、B=東アジアとヨーロッパだけ、C=ほぼ全世界で食べる

26すき焼き鍋の問題です。鉄鍋の産地として有名なのは岩手県です。17世紀半ばに当時の藩主が京都から釜師を招き、盛岡で茶の湯の釜をつくらせたのが始まりですが、良質の材料があり、藩の保護もあったため、日本有数の鉄器の産地が形成されました。さて岩手県の鉄器のことを何と呼びますか? A=南部鉄器、B=北栄鉄器、C=河北鉄器

27すき焼き鍋の問題です。すき焼き食べ終えて鍋を洗浄した後、毎回必ず行わないといけない作業があります。さて、次の内のどれでしょう? A=充分に水分を含んだ新聞紙で包む、B=油を塗りつける、C=鍋をそのまま直火にかけ、焦げを焼き落とす。

28歴史の問題です。明治天皇が初めて牛肉を召し上がり、これが大ニュースとして世に伝えられたのは、いつのことでしょう? A=慶応3年、B=明治5年、C=明治19年

29歴史の問題です。『福翁自伝』によると、福澤諭吉は「適塾」の書生の頃の安政年間に、ゴロツキばかりが出入りしている、最下等の牛鍋屋に通って牛鍋を食べていたそうです。さて、その店があった場所はどこでしょう? A=大阪、B=横浜、C=中津

30歴史の問題です。1860年代に、「伊勢熊」という料理屋が、外国商館から牛の臓物を安く仕入れて串に刺し、味噌や醤油で煮込んで売り出し、繁盛しました。その店があった場所はどこでしょう? A=横浜、B=築地、C=品川

31歴史の問題です。明治初年には、肉を煮炊きすると臭かったため、肉食に抵抗感が強かったようです。さて、当事臭かった理由はなぜでしょう? A=血抜きの技術が不完全だったため、B=メス牛ばかりを食用していたため、C=年齢が若い牛ばかりを食用していたため

32歴史の問題です。江戸時代、実は徳川将軍家は牛肉を食べていました。将軍家が召し上がっていた牛肉料理と言えば、味噌漬けでしたが、その牛肉の味噌漬けを献上していた藩はどこでしょう? A=彦根藩、B=庄内藩、C=小倉藩

33歴史の問題です。肉を好んで食べたことから、「豚将軍」「豚一殿」とあだ名を付けられた将軍は誰でしょう? A=足利義政、B=徳川吉宗、C=徳川慶喜

34歴史の問題です。江戸時代、日本人は隠れて獣の肉を食べていました。食べられていた獣と言えば、イノシシ、シカ、クマ、オオカミ、キツネ、タヌキ、カワウソで、こういう獣を食べさせていた店こそ、牛鍋屋の先祖です。さて、こうした店のことを何屋と言ったでしょう? A=ももんじ屋、B=おけ買い屋、C=受け売り屋

35歴史の問題です。676年(天武天皇4年)に朝廷が出した詔と言えば、「肉食禁止の詔」ですが、この詔で「五畜の肉食」が禁じられました。五畜とはウシ・ウマ・イヌ・サルに加えて、もう1種類の獣です。さて、その禁止された1種は、次の内のどれでしょう? A=カエル、B=ニワトリ、C=ウサギ

36文学の問題です。明治の牛鍋屋の様子を描いた、近代文学作品と言えば、『安愚楽鍋(あぐらなべ)』ですが、その『安愚楽鍋』を書いた筆者の名前は誰でしょう? A=河鍋暁斉、B=歌川国周、C=仮名垣魯文

37文学の問題です。「八月の夜は今 米久にもうもうと煮え立つ」、ではじまる詩と言えば『米久の晩餐』ですが、その『米久の晩餐』を書いた詩人の名前は誰でしょう? A=高村光太郎、B=川端康成、C=川合玉堂

38すき焼きが登場する、芸能の問題です。坂本九が1961年に歌い、アメリカのヒットチャートで第一位を獲得した、歌と言えば『スキヤキソング』ですが、この曲の日本語のタイトルはなんでしょう? A=『上を向いて歩こう』、B=『夜空を見上げて』、C=『涙が乾くまで』

39すき焼きが登場する、芸能の問題です。加山雄三が主演で、昭和36年(1961年)にスタートした、往年の映画と言えば、『若大将シリーズ』ですが、その若大将こと田沼雄一は、老舗すき焼き屋の若旦那という設定でした。その架空の、すき焼き屋の名前はなんでしょう? A=肥後久、B=田能久、C=やぶ久

40すき焼きをこよなく愛し、「すき焼き通」という本を書いた、女流作家と言えば誰でしょう? A=向笠千恵子、B=曽野綾子、C=杉浦日向子

41①地方のすき焼きの問題です。愛知県では牛肉のすき焼きと鶏肉のすき焼きの両方を食べる習慣がありますが、「すき焼き」以外に別の言い方(=方言)もあります。さて何と言うのでしょう? A=ひきずり、B=ゆきずり、C=かんずり

41②地方のすき焼きの問題です。岐阜県の洞戸(ほらど)地方では、一部の農家が、すき焼きに、ある果物を入れて食べています。その果物とは何でしょう? A=柿、B=キウイ、C=葡萄

43歴史の問題です。江戸時代に、肉をミンチにして野菜と混ぜあわせ、丸めて乾燥させたものが徳川将軍家に献上されていました。その肉料理のことを何と言っていたでしょう? A=丸儀、B=反本丸、C=松露丸

44麩(ふ)の問題です。麩は、すき焼きの具材に欠かせないものですが、その麩の原料は何でしょう? A=片栗粉、B=小麦粉、C=赤粉

45すき焼きを作る時、ある具材と肉を近接させて煮ると、肉が硬くなる具材があります。その具材とは何でしょう? A=シラタキ、B=麩、C=豆腐

46精肉作業の問題です。精肉小売店で行われる精肉作業で、一番使用頻度の高い包丁は次の内のどれでしょう? A=牛刀、B=和包丁、C=筋引包丁

47精肉作業の問題です。お肉を切る時の基本動作は次の内のどれでしょう?

A=手前に引きながら切る、B=たたくように切る、C=前方に押し出すように切る

48精肉作業の問題です。「ちんや」では、牛をと畜した後、その肉を販売するまでの間、どのくらいの熟成期間をとっているでしょう。A=約3日間、B=約7日間、C=約30日間

49統計の問題です。一人当たりの牛肉の消費料が日本で一番多い地方は、次の内のどこでしょう? A=北海道・東北地方、B=沖縄諸島、C=関西地方

50すき焼き「ちんや」の「ちん」を漢字で表記すると、どの文字でしょう? A=陳、B=狆、C=朕

 

<正解>

1C、2B、3A、4A、5A、6A、7A、8A、9B、10B

11B、12C、13B、14C、15A、16A、17C、18A、19A、20A

21A、22A、23B、24C、25A、26A、27B、28B、29A、30A

31A、32A、33C、34A、35B、36C、37A、38A、39B、40A

41-1A、41-2B、43B、44B、45A、46C、47C、48C、49C、50B

 

是非お受験下さい。

追伸

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どうぞ、世界に一つだけの、すき焼きストーリーを是非、私に教えて下さい。

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本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.936日連続更新を達成しました。

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自称「すき焼き通」を⇒公認「すき焼き通」に①

<既に定員に達しましたので、募集を終了させていただきました。ご了承ください。>

自称「すき焼き通」を⇒公認「すき焼き通」に!!

ということで、今年もやります、「すき焼き通検定」を!

この検定は、累計の合格者数が昨年100人を超えました。世にそれだけの通人を送りだせたわけで大変愉快ですが、この程度では満足致しません。1.000人を目指して続けて参ります。

試験日は平成27年7月20日(月曜)(「海の日」)、15時30分試験開始です。

 

受験の要領は以下↓の通りです。奮ってご参加下さい。

これは本当に試験ですが、筆記試験のみで、二日徹夜すれば、まあ、受かります(笑い)

 

是非お受験下さい。

 

<試験の内容>

・一般愛好家向け。

・明日のこのブログに掲示する50問の問題の中から、30問を出題いたします。

(その他の問題は出ません、はい、決して。)

・問題は全て3択形式です。3つの選択肢の中から、1つを選んでいただきます。

・30分以内にご回答いただきます。

・出題された30問の内、25問以上正解した方が合格です。

 

<検定合格者の特典>

・合格認定証を発行いたします。ちんや六代目・住吉史彦が直接交付いたします。

・「ちんや」メンバーズ・カードに無料で入会できます。会員番号が9で始まるカードは検定合格者のみの限定カードです。

(「ちんや」メンバーズ・カードについて詳しくは、ちんやサイトをご覧下さい。カード有効期限は5年間です。会員様の特典は、ご入会翌日以降有効です。)

・「ちんや」お食事券5000円を差し上げます。(試験に合格された場合、当日すぐにご利用になれます。)

・向笠千恵子著『日本のごちそう すき焼き通』(平凡社)を差し上げます。

・検定合格者交流会(=すき焼き宴会)に参加できます。(有料)(期日未定)

 

<試験日>

・試験日:平成27年7月20日(月)(「海の日」)

・試験時間:15時30分~16時

・定員:15名様。受験者が少数でも実施いたします。

・試験会場:「ちんや」お座敷(和室)

・受験料は500円(税込み)です。

 

<申し込み方法>

・受験申込み期間:平成27年6月16日(火)から7月13日(月)まで

・メールにて、以下を必ずご記入の上、お申し込み下さい。

①ご芳名、フリガナ、性別、年齢

②ご住所、郵便番号

③電話番号

 

・メールの件名は、「すき焼き通検定受験申し込み」として下さい。その他の件名のメールは開封されない場合がありますので、ご注意下さい。

・送信先アドレス:chinya@alto.ocn.ne.jp

・なるべくパソコンからご送信下さい。

・受験は完全予約制です。必ず申込み期間内にお申し込み下さい。

(申し込み受付確認メールを3日以内に、折り返し「ちんや」より送信いたします。確認メールが届かない場合は、次の番号へお電話下さい。03-3841-0010)

 

<受験当日の手続き>

・試験開始時刻の20分前(15時10分)までに「ちんや」へご来店下さい。

・筆記具をご持参下さい。

・受験料は500円(税込み)です。受験日当日試験開始前に、お支払い下さい。

・合否が確定しますのは、当日17時頃の予定です。

・メール以外のお申し込み方法は、次の番号へお問い合わせ下さい。

03-3841-0010

 

<プライベートポリシー>

・当試験の実施に当たって、株式会社ちんやが入手した、皆様に関する個人情報は、下記①②の目的以外には使用いたしません。

(記)①当試験の実施 ②浅草「ちんや」の販売促進活動、各種ご案内の発送

・試験後、合格者名をこのサイトで発表いたします。(お名前と都道府県名のみ)(ニックネームでの発表をご希望の方はお知らせ下さい)

 

追伸

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すき焼きは文明開化の昔から、日本人の思い出の中に生きてきた料理です。でも残念ながら、その思い出話しをまとめて保存したことはなかったように思います。

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ビジネスチャンネル特別編

渡井良昌さんが主宰する「ビジネスチャンネル特別編」に参加してきました。

渡井さんは千住で食材関係の会社を経営なさっている方ですが、その傍ら地元のネットラジオ局で「ビジネスチャンネル〜この人に聞きたい〜」という番組のパーソナリティをしておられます。

毎月第一・第三月曜日の生放送番組で、毎回様々な経営者、コンサルタント、文化人などが登場して、渡井さんと対談するという趣向です。

私は、その番組の第4回目の出演者でして、その時の話しは弊ブログの2014年2月25号をご覧いただきたいのですが、

さて今回の「特別編」は過去の出演者を勢揃いさせた会合です。素晴らしい方々と出会えそうな予感を胸に千住に向かいました。

さて会場に着きますと、席は第21回の出演者である山品和宏さんの隣でした。

山品さんは、千葉県で内装リフォームの会社「ヤマシナ商事」を経営しておられる方で、二条彪先生の経営塾でも御一緒してきたので旧知ではあるのですが、ゆっくり話しをしたことはなく、今回渡井さんのご配慮で懇談できました。在り難いことでした。

そういうわけで、今日のブログはヤマシナさんの顧客作りの話しです。

ヤマシナさんは内装業をしながら、地元のお客さんを集めて、落語会や津軽三味線・マンドリンのコンサートを企画したり、「夏祭り」と称して会社全体をイベント会場にしてしまったりしています。またお客さんを集めた旅行もあるとか。

スゴく気の長い「種蒔き」ですよね。

個人の家のリフォームなんて、一生に一度か二度だと思います。そんな頻度の低い商談のために、落語や音楽で関係性を築いて行くと聞いて、私は以前からチト気長過ぎだよねと思ってきました。

実際山品社長がそれらのイベントをやり始めた時、社員さんの中には不満顔の人もいたと聞きます。当然でしょう。

今回せっかく隣り合わせましたので、その件を質問してみましたところ、

山品さんの回答は、聞いて最初はビックリ。しかし、良く考えたら至極当然の回答でした。

「年に一回とか、頻繁にリフォームをする人は結構いますよ」

「ある部屋を直して良く成ると、他の部屋が不満足に見えてくるものなんです」

うーむ。

私は以前から、

すき焼きという商品は「生活不要品」だが「人生の必需品」に成り得る、

すき焼きという商品は売り易くない、しかしすき焼きの思い出という商品は結構、売り易い、

と主張して来ました。そのことについて詳しくは弊ブログの2013年5月18日号をご覧いただきたいのですが、そう言って来た者としては、「リフォームなんて一生に一度か二度」と断言してしまったのは、誠にお恥ずかしいことでした。

そもそも人が生活を改善したいという願望は常に在るもので、それが実行されないのは、その機会が無かったからです。

ヤマシナさんのような会社が身近にあれば、注文を出してみたくなる人が多数いてもおかしくはないのです。だから気長過ぎるように見えた「種蒔き」は、実はそんなに気長でもなかったのです。

これぞ、「目から鱗」と申すものです。

だいたい良く考えれば、ヤマシナさん的でない仕事の仕方=お客様との関係性がまったく無い中で「一生に一度か二度」の工事を請け負うって、ものスゴく怖い仕事です。

家のリフォームって、プライバシーの奥の奥に入って行く仕事だから、とても怖いと思います。意思疎通が不充分でモメるケースだって間違いなくあると想像できます。

一方ヤマシナさんのように、お客様と親しい関係性を持った上で、小規模の工事を毎年とか隔年とかで少しずつ請けていくやり方なら安心で、業者側だけでなく客側も安心です。

要は、業者側が「ドカーン!」と大きい売り上げを欲しがらなければ良いのです。

売上願望を捨て切れない、ヤマシナさん以外の業者が、不要な工事を客に押しつけて、業界全体の評判が悪化したこともありましたね。

この脈絡を辿って行けば、落語も音楽も祭りも旅行も、なんら不自然ではなかったのです。

今回は実に良い話しを聞けました。

こういう話しが聞けるから、たまには会合には行った方が良いと思います。渡井さんに感謝です。

留守をしてもらう店の連中には迷惑をかけますけど、酔っ払っているだけではないので、御理解を賜りたいと思います。

そう、ブログはそういう言い訳にも使えるね、というのが今日の結論です。

お後がよろしいようで。

追伸

すき焼き思い出ストーリーの投稿を募集しています。

すき焼きは文明開化の昔から、日本人の思い出の中に生きてきた料理です。でも残念ながら、その思い出話しをまとめて保存したことはなかったように思います。

ご投稿くださったものは、「ちんや」創業135周年を記念して本に纏め、今後店の歴史の資料として、すき焼き文化の資料として、末永く保存させていただきます。

どうぞ、世界に一つだけの、すき焼きストーリーを是非、私に教えて下さい。

既にご応募いただいた、50本のストーリーはこちらです。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.934日連続更新を達成しました。

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皇族方の好き嫌い

皇族方から、すき焼きが好きだという話しを聞くことはほとんどありません。

すき焼き以前に、原則として皇族方は個別の料理について良いとも悪いとも、美味かったともまずかったとも言わぬように努めておいでのようです。

日頃の食生活は、質素に、腹八分目に、そして「一物全体(いちぶつぜんたい)」と言って、食材を捨てずに使い切るように努めておいでだとか。

昭和天皇の御代、納豆が用意されましたが、当時の大膳課の職員が、陛下に納豆の糸を引かせるわけにはいかないと考えて、塩揉みして水洗い⇒完全にぬめりを取り去った納豆(?)をお出ししたそうです。

しかし、こんなに細工をしては風味もなにも無くなってしまいます。陛下は「もう納豆は食べたくない」とこぼされたそうですが、これは陛下が食事に文句を言ったとても珍しいケースです。

昭和天皇は鰻がお好きだったようですが、自分から食べたいとおっしゃることは決してなかったと聞いています。

そんな中、桂宮宜仁親王さま(1948年~ 2014年)は、すき焼きがお好きだったようです。

生前には存じませんでした。

先日、ご逝去一年の機会に親友だった言う方がテレビに出て、「秘話」を語っておいででしたが、その中にすき焼きが出て来ました。

桂宮さまの親友だというのは馬場敬之輔さんという方で、

「2人で、キッチンですき焼きを作ったんです。卵を鍋の中に入れて固まってしまいました」

・・・と語ったそうです。

これで思い出したのですが、桂宮さまのお父上・三笠宮さま

(崇仁親王さま)は、「ちんや」に見えたことがありました。

当時の内山栄一・台東区長の招待で見えました。

すき焼きなどと申すものは、そもそも下町の食べ物で、皇族方が見えるなどということは、あまりなく、座蒲団や畳を直したり、また食中毒を決して出せませんでので、保健所との打ち合わせが大変だったようです。私が子供の頃の話しです。

料理屋サイドとしては、好き・嫌いを言っていただきたい気もしますが、それを利用する不敬な輩が出て来ないとも限らないので、この原則は時代が変わっても、守られるのでしょう。

今回は珍しいエピソードが聞けました。

追伸

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ささやかな楽しみ

すき焼き思い出ストーリー投稿サイトに、新着ストーリーの投稿がありました。

御年90歳の方から、昭和のはじめ頃の「ちんや」の想い出話しをいただきました。とても在り難いです。

題して、

「ささやかな楽しみ浅草「ちんや」の想出」

<以下を是非お読み下さい>

私卒寿のお婆さんと成り、戦後七十年何とか元気で生活して居ります。

昭和のはじめ、菩提寺が浅草河童橋にございますので春秋のお彼岸にはかならず父に連れられ墓参に行きました。先ずお寺参りをすませ、花屋敷で遊び仲見世を抜けて表通りの「ちんや」で牛鍋の夕食と言うのが何よりの楽しみでございました。

堂々たる構えの玄関で下足番の小父さんが「いらっしゃい」と迎えてくれたのをおぼえて居ます。

幼い頃お座敷で食べたすき焼の美味なること。親兄弟もほとんど他界致しました現在、生き残った私にとって良き時代と「ちんや」の牛鍋の味は忘れることが出来ません。

お土産に留守番の母へ必ずお肉を沢山買って帰りました。

<終わり>

その他にも50話以上のストーリーがありまして、こちらでご覧いただけます。

追伸

『日本のごちそう すき焼き』は、平凡社より刊行されました。

この本は、

食文化研究家の向笠千恵子先生が、すき焼きという面白き食べ物について語り尽くした7章と、

全国の、有志のすき焼き店主31人が、自店のすき焼き自慢を3ページずつ書いた部分の二部で構成された本で、

この十年の「すきや連」活動の集大成とも言える本です。私も勿論執筆に加わっています。

是非是非お求めください。

弊店の店頭でも販売しますし、こちらからネットでも購入できます。

是非。

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武勇伝

国際観光日本レストラン協会の総会が伊東市の「盧歓談(ロカンダ)」さんでありましたので、出席してきました。

「盧歓談」さんの御料理は勿論大変結構で、「盧歓談」の若社長が連れて行ってくれた、二次会のトリスバーも結構な風情でしたが、あまり結構と思えなかったこともありまして、それは伊東の街の人出です。

オフシーズンの平日の夜なので、その点は割り引かないといけないと思いますが、それにしても人が歩いていませんでした。

最近は旅館が客を「囲い込み」ますからねえ。

二次会のカラオケはもちろん、

三次会のラーメン屋まで旅館の中に造られていることが多くなりました。

これでは客は夜の温泉街に出て行きません。外へ行くのは昼に限られてしまいますよね。

伊東と言えば、現在80歳位の男性の皆さんにとっては、ハッキリ申して、遊びに行く所(=歓楽街)でした。

近江俊郎の「湯の町エレジー」がヒットしたのは昭和23年(1948年)です。

その世代の大先輩方の武勇伝~ここには書けないような話し~を拝聴するのが、私はとても好きなのですが、そういう勢いは今の伊東にはありません。

なんでも、伊東は今「ファミリー・リゾート」を目指しているのだそうです。

この言葉を聞いて、私は絶句してしまいました。かつてのイメージと懸け離れているからです。

しかし、ここで私は反省しました。地元の人々がファミリーという方向性をお持ちなのであれば、余所者がゴチャゴチャ言うべきではありません。夜の街に人がいなくても、昼の街にいれば良いと思います、はい、私も。

でも、私は今後も大先輩方と飲む時は武勇伝を聞かせていただこうと思います。

少し煽ることもあると思います。

先輩方が本当に嬉しそうに話すからです。

そう、伊東の話しが好きというより、嬉しそうに話す光景が好きなんだろうと思います。

ですので、現在の伊東にリアルに関わっている皆さんは、その武勇伝のネタが伊東であったとしても、気分を害さないでいただきたいと思います。

今後「ファミリー」で成功すれば、昔の話しを笑い飛ばせる日が来ることでしょう。

♪夢を慕いて散る涙 今宵ギターも むせび泣く♪

追伸

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御木本幸吉の真珠

大学時代の先輩が真珠の「ミキモト」社に入り活躍しておられます。

先日その先輩が学校の雑誌『三田評論』に寄稿なさっているのを発見しました。

『三田評論』には「社中交歓」という、短文を投稿するコーナーがありまして、毎月何かテーマを決めて、4人のOB・OGが投稿するのですが、だいたいテーマが軽めのお題であることが多く、文章も粋なので、私は大変楽しみにしています。ここが読みたくて広告を『三田評論』に出稿していると言っても良いでしょう。

で、6月号のテーマが、

「真珠」だったのです。

私が知らなかったのは、まず、

・かつて真珠は天然産にのみ限られ、世界の市場を独占していたのはアラビア湾奥、特にクウェート沿岸地域であったことです。

御木本幸吉の真珠養殖成功によりクウェートの真珠漁業は壊滅状態となり、

⇒別の収入源の確保に必死になったクウェート王家は、それまで拒んできた外資による石油採掘を許可、

⇒まもなく大規模油田が相次いで発見され、安価な石油が世界に大量供給されることと成った。(=世界のエネルギー地図が塗り替えられた。)

寄稿を読みますと、その先輩は、今アラビアの大金持ちに御木本の真珠を売り込む仕事をなさっているとか。面白い巡りあわせです。

もう一点私が知らなかったのは、

・御木本が、巡視に訪れた明治天皇に対して、

「世界中の女性の首を真珠で飾ってご覧に入れます」と言ったことです。

スゴい大見得です。

先輩はFBもやっておられるので、拝読したことと、この部分に注目したことを書き込みますと、

「御木本幸吉がほんとうに偉かったと思うのは、単なる発明家に終わらず、自分の名前をつけたプロダクトを世界中の最終消費者に届けると云う強いビジョンを何故か最初から持っていたことです。教育も無かったのに、正に驚くべき明治のベンチャー精神ですね!」

と返信が。

実際、御木本在世中に、海外に何箇所も支店が開かれているのです。

伊勢志摩サミットでも、おそらく話題に成ることでしょう。

はい、まったく驚くべきベンチャー精神ですね。

 

追伸

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