人治主義

人治主義の人っていますよね。

その店にはその店のルールがあるのに、

客の俺が良いって言ってるんだから良いんだ!って言い張る人のことです。

元々ルールなんか守りたくないタイプの人なんでしょう。飲めばお姐さん相手に若い頃のヤンチャ自慢を始めてしまうタイプと言っても良いでしょう。

こういうタイプの方は、ルールが在るとあえてそれを破ろうとなさいます。

先日、国際観光日本レストラン協会の研修会で、弁護士の先生に来ていただいて、

「料理屋・レストランの法務」

という題で話していただいた際、クロークでの業務について、こんな質問がありました・・・

貴重品はお預かりできません!と言っているのに、

金は入ってるけどさ、俺にとっちゃ「はした金」だからさ、構わず預かってくれよ!

と言う人がいるんですけど、その金を預かって、それをなくしてしまった場合、責任は生じますか?

弁護士さんの回答は、

そう言われた場合でも、金をなくしてしまったら責任が生じる、でした。

うーん。そうですよねえ。

だから客の俺が良いって言ってるんだから良いんだ!

って言われても、ひるまずに貴重品預かりの正式な手続きをするか、完全に断らないといけません。

似たような話しとして、狭い部屋に入ろうとする人がいます。

こちらが狭い部屋しかないと言っているのに、

狭くても良いんだよ。客の俺が良いって言うんだから良いんだ!って言い張る人がいます。

これも、かなり困ります。

結局机の上に料理を並べ切れなかったりします。

やがて本人もイラついてきて、怒り出したいのだけれど、「狭い」を理由にすることはできません。

それで、店員の態度が悪いとか別の理由で怒り出したりします。迷惑至極です。

結論として、合理的で必要性のあるルールは、断固守らせた方が良い、という結論に辿りつきます。

ああ、つまんなかったですね。今日の、このブログ。すみません。

これに懲りず、引き続きヨロシクです。

 

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.701日連続更新を達成しました。

毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

Filed under: ぼやき部屋 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)