営業再開

新築オープンを控えた「かんだやぶそば」さんを「励ます会」に行って来ました。

「やぶ」さんの店舗は、関東大震災後に建築された数寄屋造り・木造2階建ての建物で、東京都から「歴史的建造物」の指定を受けていましたが、ご存知の通り、昨年2月の火災で一部を焼失してしまいました。

火災の翌日私も様子を見に行きましたが、外見上大火には見えず、取り壊しはしなくて済むように見えました。

しかし、結局旧店舗を取り壊して新築。

1年半以上時間がかかりましたが、今年の10月20日に営業を再開する運びとなりました。目出度いです。

参りますと、外観は一変していました。

これまで「やぶ」さんと言えば塀が目印でしたが、その塀は取り払われ、道路と店の間には植栽が植えられていました。大イメチェンですね。

「街と共に在りたい」という理念を体現したら、こうなったのだとか。なるほど。

店内は、新店舗なのに何十年も営業していたかのような落ち着いたムード。いいですね。

この御店の正式オープンに先だち、「励ます会」は、スタッフの皆さんの練習もかねて開催されたものです。だから料理の注文は事前に統一せず、その場で卓ごとに個々に頼むやり方。

これを機会に新しく採用された方もいるようでしたが、危なげなく対応できていて感心しました。

ご繁盛を心より祈念致します。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.689日連続更新を達成しました。

毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

Filed under: 色んな食べ物,飲食業界交遊録 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)