神々の国

久しぶりに台風が東京にしっかり雨を降らせて行きました。18号のことです。

そのせいで、5日の夕方からキャンセルが出だして、6日の昼時弊店は開店休業の有り様となりました。トホホです。

でも、この最中も、御嶽山の災害復旧に従事している皆さんは、東京などとは比較にならない御苦労をなさっていたわけですから、店が閑古鳥という程度の愚痴を長々書くわけには行きませんね。

それにつけても、日本は災害の多い国です。

地震、台風、噴火、水害となんでもござれです。

この国の神々は、よほど凶暴と見えます。

でも、なぜか名前は「やおよろずの神々」なんですよね。

名前の発音が「や」行なので、柔らかい印象ですが、やることは凶暴です。

御嶽山にしても午後3時を過ぎていれば、山頂の登山者は、ほとんどいなかったはずです。

広島にしても深夜でなくて昼の雨であれば、逃げられた人もいたと思われます。

黒川伊保子先生の御本『怪獣の名はなぜガギグゲゴなのか』に従えば、凶暴な神には自然と凶暴な名前が付く筈です。

「ぎゃおぎょろず」とかね。

おかしいですねえ。

ま、でも、過ぎたことは忘れて、この損をとり返さないといけません。

そう考えて、日本人が真摯に努力するもんだから、この国は発展しちゃうんですよねえ。

まさに思う壺ですな。

ぎゃおぎょろずの神々の。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.682日連続更新を達成しました。

毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

Filed under: ぼやき部屋 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)