機会損失
反町隆史さん・松嶋菜々子さん夫妻の飼い犬のドーベルマンが、自宅マンションの隣人にかみ付いた事故を巡る裁判の、控訴審判決が出ましたね。
皆さんは、この判決に注目していますか?
「東京高裁(高世三郎裁判長)は夫妻に対し、隣人の退去で賃料収入を失った部屋の管理会社に385万円の損害賠償を支払うよう命じた一審・東京地裁の判決を変更し、1725万円に増額する判決を言い渡した」そうです。
385万円を棄却して⇒1725万円にしたんです。驚きますよね。
「隣人の女性は2011年かまれて負傷し、部屋の契約を解除して一家で退去した。1審判決は、隣人が管理会社に支払わなかった違約金分の賠償を命じたが、高裁判決は、その後も空き室が続いたことを踏まえ、「居室での小動物の飼育のみを認めたマンションの規則に違反した夫妻には、賃料の賠償義務がある」と指摘。」
「7か月分の賃料(月額175万円!)も損害とした」のです。
つまり7か月分の機会損失を賠償の対象に入れたのです。
この判決について、集客型の事業を営む事業主としては、画期的なものと評価したいと思います。
だいたい、日本はキャンセルし放題なんです。
元々そういう傾向なのに、ネット時代になって、クリック一回で旅館の予約がキャンセルできる時代に成ってしまい、日本人の感覚が完全におかしくなってしまっています。
だから機会損失を巡る紛争は、これからどんどん増えるでしょう。司法当局が適切に判例を積み重ねて欲しいと思っています。
しかしながら、この判決は「隠れ菜々子ファン」としては・・かなり・・悔しい・・
追伸①
単行本『東京百年老舗』に載せていただきました。
21人のフォトグラファーたちが、歴史と伝統を現在に伝える「老舗」の魅力を余すことなく写しだした写真集です。
時代が変わっても、変わることのない老舗の魅力が、ここにあります。
くわしくはこちら↓です。
追伸②
「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。
この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。
その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。
現在の笑顔数は366人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。
皆様も、是非御参加下さい!
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.324日連続更新を達成しました。
毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。