昭和な空気

私がサラリーマン時代にお世話になった、当時の副社長さんが「ちんや」へ見えました。

私が入社する遥か前、その方が現場の課長だった時の部下の皆さんを連れて見えました。

元・お嬢さんの皆さんを指さして、

 「50年前は、このバアさん達も結構可愛いかったんだよ!」

その様子を見ていて私は、

昭和な日本企業っていいなあ、と改めて思いました。

そう、私は1965年生まれ・1988年(=昭和63年)入社組。『半沢直樹』原作者の池井戸潤さんは、残念ながら直接の面識は無いのですが、私と同じ年に同じ大学の同じ学部を卒業しているようです。

『半沢』は「バブル最後の入社組」でしたが、この世代は昭和な空気を吸った最後の世代かもしれません。

『半沢』を視てバブル世代は熱狂しましたが、若いビジネスマンは、

出向させられたら、銀行なんか辞めてしまえばいいのに!

と不思議に思ったそうです。一つの会社に執着するのが信じられないそうです。感覚が違うものですね。

私は勿論『半沢』派。

1988-1965=23年

2013-1988=25年

ですから、もう昭和より平成を長く生きていますが、根っこは、やはり昭和ですね。

副社長さんの話しをFBにUPした時にコメントを付けてくれた人も、やはりバブル世代でした。

「こういう話を聞くと「いいね」を50回くらい押したくなります。」

「それだけ消息が判明してるってすばらしいですね。私が新卒で入ったところは、合併に次ぐ合併でOG会組織もうやむやになってしまいましたし、個人的なつながりもごく少数の個々のグループに紛れてしまいました。」

バブル世代は平成に入ってから、

失われっ放し

やられっ放し

ですが、今「倍返し」を真剣に目論んでいる人は結構多いのかもね、そう思うこの頃です。

追伸①

単行本『東京百年老舗』に載せていただきました。

21人のフォトグラファーたちが、歴史と伝統を現在に伝える「老舗」の魅力を余すことなく写しだした写真集です。

時代が変わっても、変わることのない老舗の魅力が、ここにあります。

くわしくはこちら↓です。

追伸②

「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

現在の笑顔数は366人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

皆様も、是非御参加下さい!

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.313日連続更新を達成しました。

毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

 

Filed under: ぼやき部屋,今日のお客様 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)