単価
単価が下がってきているような気がします。
「単価」と言っても色々ございますが、この場合正確には「客一人当り単価」のことです。
さて、これは悪いことでしょうか。
スーパーで単価が下がれば、是すなわちデフレでしょうが、飲食店では少し事情が違います。
これまで店の中へ入って見えなかった方が、ようやく入っていらして、メニュー表の中の、下の方を注文なさっている、とみることも出来るのです。
デフレが酷い時代に「ちんや」の単価がひどく低かったか、と申しますと、実はそうでもなく、当時店の中に入ってしまった方は、
せっかく来たのだから・・・
どうせなら旨いものを・・・
ということで高めのメニューが結構売れたのです。
しかし、その背後に当然ながら、店に入って来なくなってしまった方が多数いらしたわけで、結局薬局、現象的には「単価が下がる」よりは「客数が減る」「売り上げが減る」ということが起きました。
だから、実際に計上されている数字だけを追ってはダメだ、ということが分かります。
結論は単純ですが、忘れがちなことでもあると思います。
追伸①
単行本『東京百年老舗』に載せていただきました。
21人のフォトグラファーたちが、歴史と伝統を現在に伝える「老舗」の魅力を余すことなく写しだした写真集です。
時代が変わっても、変わることのない老舗の魅力が、ここにあります。
くわしくはこちら↓です。
追伸②
「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。
この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。
その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。
現在の笑顔数は366人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。
皆様も、是非御参加下さい!
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.320日連続更新を達成しました。
毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。