いい肉の日
今日は「いい肉の日」ですね。
宮崎県の「より良き宮崎牛づくり対策協議会」が宮崎牛をアピールするために制定しているそうです。
でもまあ、私達は宮崎には何の関係なく、本日夜第13回「すきや連」を「人形町今半」さんで開催します。
「定員50名様」限定で募集しましたが、今回もすぐに満員。当然大盛会です。
「人形町」の社長さんの講話を聞いた後、出精の「いい肉」を遠慮無しにいただく予定です。全く申し訳ありませんね。
その報告は、勿論後日弊ブログ上でいたしますが、ところで
「いい肉」ってどういう肉ですか?
以前「いい肉の日」にスーパーの売り場を視に行ったことがありますが、良くない肉が特売で安く売られていました。それが「いい肉の日」の実態なのでしょう。
そこで今日は、そういう現実は忘れて、「いい肉」ってどういう肉なのか、考えてみたいのですが、だいたい、万人にとって「いい肉」ってあるんでしょうか?
肉に限らない話しですが、何かの商品の良さをアピールする時、万人あるいは一億人に向けてアピールすると良い結果にならないような気がします。
そこを突き詰めないで、とにかく何か企画しようとするから、結局特売になってしまうんじゃないか、と思うのです。「安い」だけは一億人が喜びますのでね。
さて「ちんや」が提供する肉は、黒毛和牛の雌を長期肥育させたものを、と畜後に長期熟成させた肉です。
だから、そういう肉を欲している人にとっては「いい肉」ですが、そう思わない人にとっても「いい肉」かどうか不明です。
だから、一億人に向けて、「万人にとっての「いい肉」」をアピールしようと苦戦するより、私は、もう少し少数の方に向けて、
あなたにとっての「いい肉」はこれです!
とアピールしようと考えています。
例えば、肉を食べることはその昔「薬喰い」と言われていました。滋養強壮のために食べていたのです。
今日でも、病を患った方が、病院を退院された後、肉を食べるため「ちんや」へおいでになることが良くあります。
病気で消化力が落ちた方には、消化の悪い肉は負担です。
だから、消化の悪い肉=モタレる肉は召し上がるべきでなく、消化の良い肉=熟成肉=「ちんや」の肉を召し上がるべきなのです。
そう、つまり、その肉こそ、その方にとっては「いい肉」なのです。
ですので、私は11月29日だけでなく毎月29日に、
こういう方には、こういう肉が「いい肉」です!
ああいう方には、ああいう肉が「いい肉」です!
こういう方には、こういう党が「いい党」です!
ああいう方には、ああいう党が「いい党」です!
と色々な方面に向けてお訴えさせていただきたき、少数でも手堅い御支持をいただきたい、と思っております。
御支持いただけますようなら、清き一票を。
あ、それは11月29日でなく12月16日だったか。
追伸①
ワイン専門誌『wi-not?』vol.3の「浅草老舗七人衆 「冬泡」を啜る」というコーナーに私が出演しています。
是非ご購読下さい!
追伸②
藤井恵子さん著の単行本『浅草 老舗旦那のランチ』に登場させていただきました。
不肖・住吉史彦が、「浅草演芸ホール」の席亭さんや、「音のヨーロー堂」の四代目とランチをしながら、浅草について対談する、という趣向です。
他にも20人ほどの、浅草の旦那さんたちがリレー対談で形式で登場します。
是非ご購読を! 平成24年6月3日、小学館発行。
ご購入はこちらです。 (できればレビューも書いて下さいね!)
この本について詳しくはこちらです。
ご購入はこちらです。
追伸③
「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。
この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。
その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。
現在の笑顔数は327人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。
皆様も、是非御参加下さい!
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.004日連続更新を達成しました。毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。