音頭執り

 多すぎます、乾杯の音頭が上手くない人が。

 スマートに出来ない人が多すぎます。

 乾杯の音頭を執る人はたいてい年配の方ですから申し上げにくいのですが、皆さん、もう少し工夫して欲しいです、ハッキリ申して。

 さて下手な乾杯のパターンは一種類ではありません。

 まずは、最初からビールを机の上に置いておくパターン。これは音頭を執る本人より周りが下手なのですが、飲み物を配膳するわずかな時間でイライラし過ぎです。

 しかも何故だか、こういう人に限って、ビールを人数分最初から置いておいて欲しい、とか言うのです。

 せっかち過ぎます。

 ビール中瓶は500mlですよ。乾杯というのはグラス一杯を気持ち良く飲み干せば良いのだから一人500mlも要らないですよね。なのに、このパターンの人は何故だか、たいてい執念深くて、その段取りは良くないですね!申し上げても、まず耳を貸しません。

 2杯目まで急ぐなんてどうかしてますよ、悪いですけど。

 温まってしまったら、ビールさんとビールを作った人が可愛いそうでしょう!と申し上げても耳を貸しません。

 日本は「ものづくり立国」とか言ってますが、「もの」への敬意はこんなものです。自分が造っているものは大事でも、人の造ったものはどうでも良いんですね。ビール会社にお勤めの方、少しは意見を言った方が良いと思いますよ。

 さて話しを戻しますが、こんなにせっかちな人が多いのは、やはり音頭を執る本人がせっかちだからです。やはり結局貴男が根源です。

 少しの時間にイライラして了見の狭さを披露するのは貴男様の御為にもなりません。

 ここは一つ、その配膳の時間にちょうど良い長さのジョークでも言って、皆さんを楽しませましょう。幹事さんにも感謝されますから。

 年配者なら、その位のジョークは日頃から用意しておいて下さい、キツいことを言うようですが。日頃から用意しておけば突然指名されても慌てません。

 私は用意してますよ。用意していても指名されないことが多いですが、いいんです、ジョークを考えること自体が楽しいので。

 勿論、配膳が行われる少しの時間だけでは、話し足りない場合もありましょう。

 音頭執りの方と会の主催者の方の間に深い御縁があって、それを披露した方が会が盛り上がる場合もありましょうから、ゼッタイに短くなくてはいけない、とは申しません。

 その場合は是非、話しの途中で配膳を始めるよう指示して欲しいですね。

 「最初に5分ほど話しますから、待って下さい。配膳のタイミングは、私がQ出しします。」と言えば良いのです。自分でQ出しして⇒配膳の時間稼ぎにジョークを言って⇒乾杯しましょう。

 ただ、乾杯の酒がシャンパンの場合は要注意です。配膳にとても時間がかかるからです。だから音頭執りの指名を受けたら酒の種類は必ず確認しましょう。

 以上のことさえ注意して下されば皆が楽しめます。酒を醸造した人まで喜びます。

 簡単なことですから、自分は社会のリーダーと自負されている方は是非心がけて下さい。

 素敵に乾杯出来ない国が、素敵な国に成れるとは思えません、

 何卒、よろしくお願い申し上げます。

追伸①

 BSテレビ朝日「幸福の一皿」~美味しさの物語 に出演させていただきます。是非ご覧ください。

 「食卓の華!すき焼き」

 11月23日(金) 20:00~20:54 オン・エアです。

 この番組について詳しくはこちらです。

追伸②

  「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

 この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

 その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

 現在の笑顔数は300人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

 皆様も、是非御参加下さい!

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて986日連続更新を達成しました。毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

 

Filed under: ぼやき部屋 — F.Sumiyoshi 12:01 AM  Comments (0)