第3回

国際観光日本レストラン協会の「第3回青年後継者の集い」が開催され、不肖の私がセミナー講師を務めさせていただきました。

「適サシ肉」の話しを聞きたいということでしたので、以下のような内容になりました。

ご清聴下さった皆さん、誠にありがとうございました。

また会場店のLe BENKEI尾川卓司さん、ありがとうございました。大変おいしく頂戴しました。

また、色々ご準備下さった、関西地区の世話人の皆さま、誠にありがとうございました。

 

<第一部「適サシ肉」騒動記~ある日有名に成った僕>

・ある日有名になった僕

・拙速な人達、懲りない人達

・同業の皆さん、ご迷惑をおかけしました。

・ちょっと変だよ、理科教育。

・私の真意

・失敗学の先生へ、ブランド化の失敗事例がございます。

・寛容のご見物を

 

<第二部=住吉史彦2001-2017

・温い環境

・それは就任翌月に

・悪いことは続く

・どうせ苦労するなら、

・『すき焼き思い出ストーリー』を集めて分かったこと

・浅草の先輩に続け

・単純化と数値化は嫌いだ。二元論も嫌いだ。

・嬉しい言葉

<全文は、明日からこのブログで公開いたします>

 

追伸

拙著は好評(?)販売中です。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

題名:『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』

浅草の九人の旦那衆と私が、九軒のバーで語り合った対談集でして、「浅草ならではの商人論」を目指しています。

東京23区の、全ての区立図書館に収蔵されています。

四六判240頁

価格:本体1600円+税

978-4-7949-6920-0 C0095

2016年2月25日発売

株式会社晶文社 刊行

 

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.609日連続更新を達成しました。

 

 

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拡散の理由②

14日の弊ブログに「拡散の理由」を書きましたが、一部書き漏らしたことがありました。

メデイアの反応のことではなくて、一般の皆さんの反応のことです。

最初に2/8に「文春オンライン」に載って、それがYAHOOのヘッドラインにリンクが張られたのですが、そこに3.000件以上のコメントが書き込まれました。内容は15対1で「適サシ」を支持する方が多かったです。

いったんYAHOOに載っても、一般からの反応が芳しくなければ、すぐ他の話題と取り替えられてしまいます。ところが「適サシ」には、猛烈な勢いで書き込みがあり、そのせいで、ほぼ丸一日ヘッドラインに載っていたのです。この影響は絶大でした。

つまり「適サシ」はメデイアの反応が良かっただけでなく、一般の皆さんの反応も良かったのです。

リアルな私の体験でも、

適サシ宣言、良かったです! 私も以前から、絶対そうだと思ってたんです!

俺も同じこと思ってたんだけど、自分の年のせいだと思ってたんだよね。でも、違ったんだね。原因が分かって良かったよ!

皆さん、目を輝かせてそう言います。そう、皆さん、内心、今の霜降りは行き過ぎて美味しくないと思っていたのに、言えなくて黙っていたのです。

自分が少数派ではなく、多数派だと分かったことが嬉しくて仕方ないのです。そう、多数派に属していることはやたらと嬉しいことなのです。日本的ですけどね。

そして話しは膨らみますが、商いの歴史を調べてみますると、皆(多数派)が内心そう思っていたのに、言えなくて黙っていたこと、それを実現した人が結局成功しています。

例えば「正札販売」。

商品に、値段を書いた札(=正札と言う)を付けて販売することを正札販売と言い、今日では当たり前ですが、それが始まったのは1876年。アメリカ・フィラデルフィアの商人ジョン・ワナメーカーによって始められたそうです。

それまでは客の様子を見て、値段を変動させていたのです。現代でも「ぼったくり寿司屋」に行けば同じ目に遭います。またイスラム圏では正札販売が普及していないので、客は店員と駆け引きして買います。

駆け引きは面倒だし、それに不公正ですよね。

そういう「ぼったくり」はイヤだと、それまで庶民は皆思っていたのに、言えなくて黙っていました。それが多数派でした。

そして、言えなくて黙っていたことを、アメリカ人より先に実現した日本人がいました。三越さんの前身の越後屋が1673年(延宝1)に実施しているのです。スゴいことです。

やや遅れて1726 (享保11)、大丸さんの前身も大阪心斎橋筋で現金正札販売を始めます。どんな人間にも現金正札販売する、この店の姿勢は支持されまして、どの位支持されたかと申しますと、1837 (天保8)に大塩平八郎の乱が起きた時に「大丸は義商なり、犯すなかれ」と、焼き討ちを免れたのです。

これはドラマティックです。他の商人は幕府と結託していたので、「義商」ではないと見做され焼き討ちされましたが、大丸さんだけが免れたのです。現金正札販売が、どれだけ人々に支持されたか、良く分かります。今日でも通用する教訓だと思います。

追伸

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題名:『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』

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株式会社晶文社 刊行

 

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.608日連続更新を達成しました。

 

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裏通りの職人たち

私の学校の同期生が、銀座の職人の映画を撮ることになりました。

「銀座を支えてきた裏通りの老舗の店主たち。一流の職人でもある彼らは今、銀座を飛び出して世界で腕を振るっています。彼らの知られざる日常に迫ると共に、時代を経ても色あせない銀座の魅力を描くドキュメンタリー映画を製作します。」

「表通りのきらびやかなブランドショップに目を奪われがちですが、銀座の街と文化を支えてきたのは、裏通りに建ち並ぶ老舗、その道を究めた小さな専門店です。一生をその道に捧げて来た職人の一流の技、それだけでも記録に残す価値はありますが、銀座がユニークなのは、この熟達した職人が店主であり、情の通った商売人でもあるということ。」

「伝統を受け継ぎ、最先端を採り入れる彼らの仕事の舞台は今や「銀座」という枠を飛び越え、日本各地、そして世界へと広がっています。(逆も然り。世界から銀座に人が流れ込んでいます)

この映画は、世界が認める卓越した技術を持つ銀座の寿司屋、仕立屋、和菓子屋など、個性あふれる「裏通りの職人たち」にカメラを向け、その一流の技、言葉、生き様を記録します。単に店内での撮影に留まらず、海外での仕事に同行したり、材料の生産者を取材したり、多様な視点からその知られざる実像に迫っていきます。」

監督は、鈴木勉さん。

ですが、さん付けすると変な感じです。彼は仲間からは「べんちゃん」と言われています。同じクラスだったこともあり、しかも「すずき」の次が「すみよし」でした。

これまでショートフィルム中心に製作してきて、40以上の国際映画祭に招待・上映されているそうな。偉い。

今回の企画も実に結構と思います。

詳しくは、どうぞ、こちらをご覧ください。

追伸

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新歓コンパのシーズン

今年も大学の新歓コンパのシーズンですねえ。

私がツイッターで発見したところでは、

まずは東北大学医学部ヨット部

5すき焼き

6しゃぶしゃぶ

9試乗会

となってます!試乗会はヨットに実際に乗れる貴重な機会なので興味のある方はぜひ来てください!

・・・新入生に、すき焼きを食べさせーの、しゃぶしゃぶを食べさせーの、それからリクルートするのですね。先輩も楽ではないですな。若いうちからそういう体験をするのは良いことと思います。

続いて京都大学ボート部

まだちょっと雨降ってますけどボートレースやりますよ!

すき焼きの準備もバッチリです!

参加する人は京大体育館前に99時に集合!!

京都駅も9時集合!石山駅は9時半!

・・・私の識るところでは、どうも、水上スポーツの部活ですき焼きが登場することが多いように思います。

理由は判然としませんが、

水の部活→合宿所暮らし→皆で鍋を囲む→やっぱり、すき焼き!

という展開かなあと推測しています。

ともあれ新歓成功を祈念致します。

追伸①

 

NHKテレビ「所さん!大変ですよ」

をご覧いただいた皆様、ありがとうございました。

 

見逃した!という方には再放送があります。

 

4月20日午前3時40分(4月19日の深夜)

 

http://www4.nhk.or.jp/taihentokoro/

 

「霜降り牛肉に異変!?おいしい牛肉の謎」

 

高級牛肉といえば「霜降りの和牛」。このイメージが覆る事態が!老舗すき焼き店が「霜降りが多いA5の牛肉を使わない」と宣言したのだ。そもそも霜降りの量で格付けを行う動きがでてきたのはアメリカ産牛肉の輸入自由化交渉がきっかけ。肉牛農家では霜降りが入るよう心血を注いできた。それが消費者の健康志向が高まるにつれて「行き過ぎた霜降り」に対する見直しの動きが出始めているという。おいしい牛肉の基準を巡って何が?

【司会】所ジョージ,片山千恵子,【出演】澤口俊之,牛窪恵,モーリー・ロバートソン,【リポーター】徳永圭一,【語り】吉田鋼太郎

 

追伸②

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題名:『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』

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殿様商売

最近あまり使わなれなくなった言葉に「殿様商売」があります。

「殿様商売」とは「大辞林」によれば、

「鷹揚に構えて商売上の工夫などもせず、利益にあまりこだわらない商売のやり方を軽蔑していう語」です。

私の経験では、店の営業時間が短いことを批判する場合に良く使われていたと思います。夜遅い時間の予約を受け付けなかった時に、捨て台詞のように、

「これだから老舗の殿様商売って言われるんだよ!二度とオタクに予約なんかしないからな!」とか言われたものです。

営業中に言われるなら、まだ我慢もしますが、夜の巷でたまたま居合わせた隣客に、店の営業時間を問われて、やはり「それだから老舗の殿様商売って言わるんだよ!」と言われたことも一度や二度ではありませんでした。うるさいよ。

しかし、最近完全に潮目が変わりました。最近では、

短い営業時間

→従業員を大切にする店

→さすがは老舗!

という脈絡が出来上がりつつあり、実に結構だと思っています。

きっかけは勿論、電通の新入社員過労死事件です。

今や店の営業時間が短いことを批判する客は「ブラック客」と見做されます。

電通事件でも「客がブラックだ!」という指摘がありました。広告業界では、金曜の夜に「月曜の朝までにプレゼン書を作り直してくれ!」と言ってくる客が多いことが過労を産む元凶と指摘されました。

そんな思いをして皆が働いているのに、日本の生産性は先進国の最下位水準。

そういう社会に戻してはいけないですよね。

私も、一企業主として、できることはして行きたいと考えています。

追伸①

昨日下記のテレビ番組をご覧いただいた皆様、ありがとうございました。

NHKテレビ「所さん!大変ですよ」4月13日20時15分放送済み。

http://www4.nhk.or.jp/taihentokoro/

「霜降り牛肉に異変!?おいしい牛肉の謎」

高級牛肉といえば「霜降りの和牛」。このイメージが覆る事態が!老舗すき焼き店が「霜降りが多いA5の牛肉を使わない」と宣言したのだ。そもそも霜降りの量で格付けを行う動きがでてきたのはアメリカ産牛肉の輸入自由化交渉がきっかけ。肉牛農家では霜降りが入るよう心血を注いできた。それが消費者の健康志向が高まるにつれて「行き過ぎた霜降り」に対する見直しの動きが出始めているという。おいしい牛肉の基準を巡って何が?

【司会】所ジョージ,片山千恵子,【出演】澤口俊之,牛窪恵,モーリー・ロバートソン,【リポーター】徳永圭一,【語り】吉田鋼太郎

追伸②

拙著は好評(?)販売中です。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

題名:『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』

浅草の九人の旦那衆と私が、九軒のバーで語り合った対談集でして、「浅草ならではの商人論」を目指しています。

東京23区の、全ての区立図書館に収蔵されています。

四六判240頁

価格:本体1600円+税

978-4-7949-6920-0 C0095

2016年2月25日発売

株式会社晶文社 刊行

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.605日連続更新を達成しました。

 

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谷崎とすき焼きと浅草

FBに、有馬温泉の知人が「春のすき焼き」をやっている様子がUPされていました。

「なんとなくすき焼きが食べたくなった。その時ふと思い出した。谷崎は三嶋亭のすき焼きが好きだった・・・いや別の店だったかな?ともかく好きな理由に、季節の山菜や野菜が入っているという事。そこでスーパーで売っている山菜をいろいろ買った。フキノトウを入れたので、春らしく苦みのあるすき焼きに仕上がった。名も知らなかった秋田の山菜の歯ごたえも良かった。秋にマツタケを入れるように、春のすき焼きも良いんじゃないかと思った。」

いいですねえ、春のすき焼き。

で、「谷崎は三嶋亭のすき焼きが好きだった」かどうかですが、コメデイアンの古川緑波(ロッパ)の「牛鍋からすき焼へ」の中に、こんな↓記載があります。

「大阪は南、本みやけでは、ヘット焼と称して、ビフテキの小さい位の肉を、ジュージュー焼いて食わせるのを始めた。これを、初めて食ったのは、谷崎潤一郎先生に連れて行っていただいた時だった。「フーム、こいつは食えます」 と、やたらに食って先生を呆れさせた。」

「終戦後間もなくの頃、と言ったら、まだ食いものの乏しい頃のことである。京都へ興行に行った時、谷崎潤一郎先生に連れて行っていただいた十二段家の鍋だ。終戦直後のことで、まだ自動車も乏しく、南座からそこ迄、人力車で行ったことを思い出す。」

結局、谷崎が三嶋亭が好きだったかどうかは確認できませんでした。

なお「牛鍋からすき焼へ」の中に、こんな↓記載もあります。

「本郷へ行けば、大学生相手の、豊国、江知勝。浅草まで飛べば、ちんや、松喜まつき、今半いまはん。僕は昭和八年から、足かけ三年間を、浅草で暮したので、随分、この辺の牛鍋も突ついている。」

浅草まで「飛べば」という表現が、当時の浅草をイメージさせて嬉しいですね。

流石は、ロッパ。

 

追伸①

413日の放送の、

NHKテレビ「所さん!大変ですよ」

をご覧いただいた皆様、ありがとうございました。

 

見逃した!という方には再放送があります。

420日午前340分(419日の深夜)

http://www4.nhk.or.jp/taihentokoro/

 

「霜降り牛肉に異変!?おいしい牛肉の謎」

高級牛肉といえば「霜降りの和牛」。このイメージが覆る事態が!老舗すき焼き店が「霜降りが多いA5の牛肉を使わない」と宣言したのだ。そもそも霜降りの量で格付けを行う動きがでてきたのはアメリカ産牛肉の輸入自由化交渉がきっかけ。肉牛農家では霜降りが入るよう心血を注いできた。それが消費者の健康志向が高まるにつれて「行き過ぎた霜降り」に対する見直しの動きが出始めているという。おいしい牛肉の基準を巡って何が?

【司会】所ジョージ,片山千恵子,【出演】澤口俊之,牛窪恵,モーリー・ロバートソン,【リポーター】徳永圭一,【語り】吉田鋼太郎

 

なお番組内で、脂融けの良い肉を目指している産地として宮崎県があげられていましたが、あれは私の見解ではなく、番組独自の見解です。

と、申しますか、私はそもそも一県全体をまとめて評価する、ということを致しません。個別の農家さんごとに考えるべきだと思っております。

また白い脂は全て融点が高いと誤解されかねない発言が放送されていましたが、その横のテロップに書かれていた通り、色だけで融点を推測するのは乱暴と思います。

よろしくお願い申し上げます。

 

追伸②

拙著は好評(?)販売中です。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

題名:『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』

浅草の九人の旦那衆と私が、九軒のバーで語り合った対談集でして、「浅草ならではの商人論」を目指しています。

東京23区の、全ての区立図書館に収蔵されています。

四六判240頁

価格:本体1600円+税

978-4-7949-6920-0 C0095

2016年2月25日発売

株式会社晶文社 刊行

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.604日連続更新を達成しました。

Filed under: すき焼きフル・トーク,憧れの明治時代 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)

拡散の理由

115日に「適サシ肉宣言」を敢行、

28日にブレークして以降の、これまでのメデイア掲載は以下↓の通りでした。

「文春オンライン」(ネット)28日より掲載中

日本テレビ「スッキリ!!」29日放送済み

TBSテレビ「白熱ライブビビット」210日放送済み

テレビ朝日「スーパーJチャンネル」2101650分放送済み

東京新聞(特報面)212日掲載済み 

TBSラジオ「安住紳一郎の日曜天国」21210時放送済み

HBC 北海道放送「今日ドキッ!」2151544分放送済み

「肉メディア.com」(ネット)(文:松浦達也様)2月15日掲載済み

TBSラジオ「森本毅郎スタンバイ!」216735分放送済み

産経新聞(生活面)221日掲載済み

日刊ゲンダイ224日掲載済み

「おとなの週末」(雑誌、講談社)2017年3月号

FMえどがわ(84.3MHz32日放送済み

読売テレビ「そこまで言って委員会」312日放送済み

テレビ朝日「週刊ニュースリーダー」325日朝6時放送済み

TBSテレビ「ぴったんこカン☆カン」3311956分放送済み

「ワインホワット!?」(ワイン専門誌)20175月号掲載済み

NHKテレビ「所さん!大変ですよ」4132015分放送済み

 

なぜ、これほどまでに大拡散したのか、それも「とりあえず一報」的な伝え方から、かなり深く掘った伝え方まで、時間の経過とともに進化して来ています。誠に大変なことで、自分のことではないようです。

実は本人としてはマスコミュニケーションをする積りはなく、お客様に対して弊店では今後「適サシ肉」だけをお出しして行きます、と言っただけ、つまり店と客のミニコミュニケーションをしたかっただけなので、大変驚きました。

で、今日は、報道が一巡した今、なぜ、これほどまでに大拡散したのかをあらためて考えてみようと思います。

まず第一に、どうしても感じたのは、テレビ特有の、

もちあげておいて→急に落とす傾向です。

これまで霜降肉を、崇め奉っていたのはテレビ局自身なのですが、それを今回急に落とし、凋落する様を楽しもうとしたのだと思います。これまでも数えられないほどの芸能人が、この憂き目に遭って来ましたが、今回霜降肉がそのネタに成ったのだろうと思います。

この方々は、とにかく霜降肉を落としたかったので、私が

霜降肉を廃止したのではなくて、過剰な霜降を廃止しただけです、適度な霜降を使って行きます、

と言っても、話しが通じないようでした。残念なことでした。

に、造語が成功したこと。

これまで「ちんや」では、

過剰ではない霜降肉です!

モタレない霜降肉です!

と繰り返し言って来ましたが、なかなか聞く耳を持っていただけませんでした。

「適サシ」という一語で分かる言葉を持ち出したことが、拡散を起したと私は考えています。

第三に、周辺情報、関連情報も提供したこと。

1980年代以降、BSE問題以降の肉の業界の動向は、今回の宣言と深く関連しています。ですので、最初の「とりあえず」的な報道がでた後で、さらに別の角度からの報道、深く掘った報道が出せました。これが、第二弾、第三弾につながって行ったと思います。

中には、私の人生を採り上げたい、というテレビ番組もありました。

そしてそして重要な第四ですが、

28日に大したニュースが無かったこと。

トランプがトマホークを撃たず、

WBCも未だ盛りあがっておらず、

森友もアッキーも大問題になっていなかったから、

ですね。

人生何が起こるか分かりません、まったく。

 

追伸①

昨日下記のテレビ番組をご覧いただいた皆様、ありがとうございました。

NHKテレビ「所さん!大変ですよ」

見逃した!という方には再放送があります。

4月20日午前3時40分(4月19日の深夜)

http://www4.nhk.or.jp/taihentokoro/

「霜降り牛肉に異変!?おいしい牛肉の謎」

高級牛肉といえば「霜降りの和牛」。このイメージが覆る事態が!老舗すき焼き店が「霜降りが多いA5の牛肉を使わない」と宣言したのだ。そもそも霜降りの量で格付けを行う動きがでてきたのはアメリカ産牛肉の輸入自由化交渉がきっかけ。肉牛農家では霜降りが入るよう心血を注いできた。それが消費者の健康志向が高まるにつれて「行き過ぎた霜降り」に対する見直しの動きが出始めているという。おいしい牛肉の基準を巡って何が?

【司会】所ジョージ,片山千恵子,【出演】澤口俊之,牛窪恵,モーリー・ロバートソン,【リポーター】徳永圭一,【語り】吉田鋼太郎

なお番組内で、脂融けの良い肉を目指している産地として宮崎県があげられていましたが、あれは私の見解ではなく、番組独自の見解です。

と、申しますか、私はそもそも一県全体をまとめて評価する、ということを致しません。個別の農家さんごとに考えるべきだと思っております。

また白い脂は全て融点が高いと誤解されかねない発言が放送されていましたが、その横のテロップに書かれていた通り、色だけで融点を推測するのは乱暴と思います。

よろしくお願い申し上げます。

 

追伸②

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本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.603日連続更新を達成しました。

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所さん!大変ですよ

本日2015分放送のNHKテレビ「所さん!大変ですよ」に出演させていただきます。

「所さん」は、

「社会の片隅で起きている小さいけれど見過ごせない“事件”の数々その、意外な真相をあぶり出す」番組ですが、今回のテーマは、

「霜降り牛肉に異変!?おいしい牛肉の謎」

・・・高級牛肉といえば「霜降りの和牛」。このイメージが覆る事態が!老舗すき焼き店が「霜降りが多いA5の牛肉を使わない」と宣言したのだ。そもそも霜降りの量で格付けを行う動きがでてきたのはアメリカ産牛肉の輸入自由化交渉がきっかけ。肉牛農家では霜降りが入るよう心血を注いできた。それが消費者の健康志向が高まるにつれて「行き過ぎた霜降り」に対する見直しの動きが出始めているという。おいしい牛肉の基準を巡って何が?・・・

という感じです。

出演は、

司会:所ジョージさん、片山千恵子アナ

語り:吉田鋼太郎さん

本日2015分放送です。お楽しみに。

 

なお「適サシ肉」関連の、これまでのメデイア掲載は以下↓の通りでした。

「文春オンライン」28日より掲載中

日本テレビ「スッキリ!!」29日放送済み

TBSテレビ「白熱ライブビビット」210日放送済み

テレビ朝日「スーパーJチャンネル」2101650分放送済み

東京新聞(特報面)212日掲載済み 

TBSラジオ「安住紳一郎の日曜天国」21210時放送済み

HBC 北海道放送「今日ドキッ!」2151544分放送済み

TBSラジオ「森本毅郎スタンバイ!」216735分放送済み

産経新聞(生活面)221日掲載済み

日刊ゲンダイ224日掲載済み

「おとなの週末」(雑誌、講談社)2017年3月号

FMえどがわ(84.3MHz32日放送済み

読売テレビ「そこまで言って委員会」312日放送済み

テレビ朝日「週刊ニュースリーダー」325日朝6時放送済み

TBSテレビ「ぴったんこカン☆カン」3311956分放送済み

NHKテレビ「所さん!大変ですよ」4132015分放送予定

 

追伸

拙著は好評(?)販売中です。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

題名:『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』

浅草の九人の旦那衆と私が、九軒のバーで語り合った対談集でして、「浅草ならではの商人論」を目指しています。

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四六判240頁

価格:本体1600円+税

978-4-7949-6920-0 C0095

2016年2月25日発売

株式会社晶文社 刊行

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.602日連続更新を達成しました。

 

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BMS10以上使用

とある郷土料理専門店のパンフレットを見て、

・・・

と思ってしまいました。

そのお店の「推し」は、黒毛和牛しゃぶしゃぶコースA5等級BMS10以上使用!なんだとか。

その県は、黒毛でなくて、赤身肉がとれる褐毛和牛が有名なんだけどなあ。

どうして、そう成るんだろう?

悲しいね。

 

追伸①

テレビ出演の予告です。

NHKテレビ「所さん!大変ですよ」4132015分放送予定。お楽しみに。

http://www4.nhk.or.jp/taihentokoro/

「霜降り牛肉に異変!?おいしい牛肉の謎」

高級牛肉といえば「霜降りの和牛」。このイメージが覆る事態が!老舗すき焼き店が「霜降りが多いA5の牛肉を使わない」と宣言したのだ。そもそも霜降りの量で格付けを行う動きがでてきたのはアメリカ産牛肉の輸入自由化交渉がきっかけ。肉牛農家では霜降りが入るよう心血を注いできた。それが消費者の健康志向が高まるにつれて「行き過ぎた霜降り」に対する見直しの動きが出始めているという。おいしい牛肉の基準を巡って何が?

【司会】所ジョージ,片山千恵子,【出演】澤口俊之,牛窪恵,モーリー・ロバートソン,【リポーター】徳永圭一,【語り】吉田鋼太郎

 

追伸②

拙著は好評(?)販売中です。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

題名:『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』

浅草の九人の旦那衆と私が、九軒のバーで語り合った対談集でして、「浅草ならではの商人論」を目指しています。

東京23区の、全ての区立図書館に収蔵されています。

四六判240頁

価格:本体1600円+税

978-4-7949-6920-0 C0095

2016年2月25日発売

株式会社晶文社 刊行

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.601日連続更新を達成しました。

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日本の四番打者

「すき焼きに大根」がたまに話題になることがあります。

果たしてそれはOKなのか?NGなのか?

WBCで名を上げた野球の筒香嘉智選手にとってはNGだったようです。

筒香選手が出演したテレビ番組「情熱大陸」にすき焼きのシーンがあったのですが、筒香選手の隣にいた同僚の乙坂選手が、自分はすき焼きに大根を入れると言っていましたが、それを知った筒香選手の反応は、

困惑。

しかしながら、「すき焼きに大根」は岡山、香川などの瀬戸内地方では普通のことです。

だから私は、きっと乙坂選手はそちらの出身なのだろうと想像しましたが、結局、分かりませんでした。

乙坂選手は、正確には乙坂・ルーセロ・智・ニコラス選手。アイスホッケー選手だったアメリカ人の父を持つハーフとして生まれ→横浜の中本牧シニアで活躍→横浜高校で甲子園に出場という経歴です。日本人のお母さまのお郷がどこなのか、結局分かりませんでした。

対する筒香選手は和歌山県出身。

おお、一人当たりの牛肉消費量が日本一の県ではないですか。大阪の南ですから、たぶん、すき焼きには大根より玉ねぎだろうと思われます。

日本の四番打者と成ったからには、大いにすき焼きを召し上がっていただきたいものです。よろしくお願い申し上げます。

追伸①

テレビ出演の予告です。

NHKテレビ「所さん!大変ですよ」4月13日20時15分放送予定。お楽しみに。

http://www4.nhk.or.jp/taihentokoro/

「霜降り牛肉に異変!?おいしい牛肉の謎」

高級牛肉といえば「霜降りの和牛」。このイメージが覆る事態が!老舗すき焼き店が「霜降りが多いA5の牛肉を使わない」と宣言したのだ。そもそも霜降りの量で格付けを行う動きがでてきたのはアメリカ産牛肉の輸入自由化交渉がきっかけ。肉牛農家では霜降りが入るよう心血を注いできた。それが消費者の健康志向が高まるにつれて「行き過ぎた霜降り」に対する見直しの動きが出始めているという。おいしい牛肉の基準を巡って何が?

【司会】所ジョージ,片山千恵子,【出演】澤口俊之,牛窪恵,モーリー・ロバートソン,【リポーター】徳永圭一,【語り】吉田鋼太郎

追伸②

拙著は好評(?)販売中です。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

題名:『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』

浅草の九人の旦那衆と私が、九軒のバーで語り合った対談集でして、「浅草ならではの商人論」を目指しています。

東京23区の、全ての区立図書館に収蔵されています。

四六判240頁

価格:本体1600円+税

978-4-7949-6920-0 C0095

2016年2月25日発売

株式会社晶文社 刊行

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.600日連続更新を達成しました。

 

 

Filed under: すき焼きフル・トーク,色んな食べ物 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)