拡散の理由
1月15日に「適サシ肉宣言」を敢行、
2月8日にブレークして以降の、これまでのメデイア掲載は以下↓の通りでした。
「文春オンライン」(ネット)2月8日より掲載中
日本テレビ「スッキリ!!」2月9日放送済み
TBSテレビ「白熱ライブビビット」2月10日放送済み
テレビ朝日「スーパーJチャンネル」2月10日16時50分放送済み
東京新聞(特報面)2月12日掲載済み
TBSラジオ「安住紳一郎の日曜天国」2月12日10時放送済み
HBC 北海道放送「今日ドキッ!」2月15日15時44分放送済み
「肉メディア.com」(ネット)(文:松浦達也様)2月15日掲載済み
TBSラジオ「森本毅郎スタンバイ!」2月16日7時35分放送済み
産経新聞(生活面)2月21日掲載済み
日刊ゲンダイ2月24日掲載済み
FMえどがわ(84.3MHz)3月2日放送済み
読売テレビ「そこまで言って委員会」3月12日放送済み
テレビ朝日「週刊ニュースリーダー」3月25日朝6時放送済み
TBSテレビ「ぴったんこカン☆カン」3月31日19時56分放送済み
「ワインホワット!?」(ワイン専門誌)2017年5月号掲載済み
NHKテレビ「所さん!大変ですよ」4月13日20時15分放送済み
なぜ、これほどまでに大拡散したのか、それも「とりあえず一報」的な伝え方から、かなり深く掘った伝え方まで、時間の経過とともに進化して来ています。誠に大変なことで、自分のことではないようです。
実は本人としてはマスコミュニケーションをする積りはなく、お客様に対して弊店では今後「適サシ肉」だけをお出しして行きます、と言っただけ、つまり店と客のミニコミュニケーションをしたかっただけなので、大変驚きました。
で、今日は、報道が一巡した今、なぜ、これほどまでに大拡散したのかをあらためて考えてみようと思います。
まず第一に、どうしても感じたのは、テレビ特有の、
もちあげておいて→急に落とす傾向です。
これまで霜降肉を、崇め奉っていたのはテレビ局自身なのですが、それを今回急に落とし、凋落する様を楽しもうとしたのだと思います。これまでも数えられないほどの芸能人が、この憂き目に遭って来ましたが、今回霜降肉がそのネタに成ったのだろうと思います。
この方々は、とにかく霜降肉を落としたかったので、私が
霜降肉を廃止したのではなくて、過剰な霜降を廃止しただけです、適度な霜降を使って行きます、
と言っても、話しが通じないようでした。残念なことでした。
第二に、造語が成功したこと。
これまで「ちんや」では、
過剰ではない霜降肉です!
モタレない霜降肉です!
と繰り返し言って来ましたが、なかなか聞く耳を持っていただけませんでした。
「適サシ」という一語で分かる言葉を持ち出したことが、拡散を起したと私は考えています。
第三に、周辺情報、関連情報も提供したこと。
1980年代以降、BSE問題以降の肉の業界の動向は、今回の宣言と深く関連しています。ですので、最初の「とりあえず」的な報道がでた後で、さらに別の角度からの報道、深く掘った報道が出せました。これが、第二弾、第三弾につながって行ったと思います。
中には、私の人生を採り上げたい、というテレビ番組もありました。
そしてそして重要な第四ですが、
2月8日に大したニュースが無かったこと。
トランプがトマホークを撃たず、
WBCも未だ盛りあがっておらず、
森友もアッキーも大問題になっていなかったから、
ですね。
人生何が起こるか分かりません、まったく。
追伸①
昨日下記のテレビ番組をご覧いただいた皆様、ありがとうございました。
NHKテレビ「所さん!大変ですよ」
見逃した!という方には再放送があります。
4月20日午前3時40分(4月19日の深夜)
http://www4.nhk.or.jp/taihentokoro/
「霜降り牛肉に異変!?おいしい牛肉の謎」
高級牛肉といえば「霜降りの和牛」。このイメージが覆る事態が!老舗すき焼き店が「霜降りが多いA5の牛肉を使わない」と宣言したのだ。そもそも霜降りの量で格付けを行う動きがでてきたのはアメリカ産牛肉の輸入自由化交渉がきっかけ。肉牛農家では霜降りが入るよう心血を注いできた。それが消費者の健康志向が高まるにつれて「行き過ぎた霜降り」に対する見直しの動きが出始めているという。おいしい牛肉の基準を巡って何が?
【司会】所ジョージ,片山千恵子,【出演】澤口俊之,牛窪恵,モーリー・ロバートソン,【リポーター】徳永圭一,【語り】吉田鋼太郎
なお番組内で、脂融けの良い肉を目指している産地として宮崎県があげられていましたが、あれは私の見解ではなく、番組独自の見解です。
と、申しますか、私はそもそも一県全体をまとめて評価する、ということを致しません。個別の農家さんごとに考えるべきだと思っております。
また白い脂は全て融点が高いと誤解されかねない発言が放送されていましたが、その横のテロップに書かれていた通り、色だけで融点を推測するのは乱暴と思います。
よろしくお願い申し上げます。
追伸②
拙著は好評(?)販売中です。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。
題名:『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』
浅草の九人の旦那衆と私が、九軒のバーで語り合った対談集でして、「浅草ならではの商人論」を目指しています。
東京23区の、全ての区立図書館に収蔵されています。
四六判240頁
価格:本体1600円+税
978-4-7949-6920-0 C0095
2016年2月25日発売
株式会社晶文社 刊行
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.603日連続更新を達成しました。