出身地別にみる「よく食べる鍋の種類」ランキング
ネットで、出身地別にみる「よく食べる鍋の種類」ランキングというのを発見しました。
まあ、さほどサンプル数が多くないようですが、一応見てみますと、
【総合結果】
1位…キムチ鍋(496票)
2位…寄せ鍋(380票)
3位…水炊き(357票)
ええー!
キムチ鍋がトップなんですかあ。
理由は「手軽に作れて具材の幅も広い」だそうです。
地域別に傾向が違うそうで、
北海道や東北、関東、中部は『キムチ鍋』、
北陸や関西は『寄せ鍋』、
中国・四国から九州にかけては『水炊き』が多いとか。
秋田県では『きりたんぽ鍋』、
石川県では『鶏野菜鍋』、
福岡県では『もつ鍋』と、“ご当地鍋”が1位を獲得している県も。
また、沖縄県では、気候が温暖なためか、『すき焼き』が1位となっている。
?
「気候が温暖」だとすき焼きになるんでしょうか?
それに、このブログの2014年2月4日号に書きました通り、沖縄の「スキヤキ」は鍋料理ではないんですよね。
スキヤキはすき焼き屋のメニューではなくて食堂のメニューで、皿に盛られて出てくる一品料理です。調理されて皿に盛られて出て来るもので、卵は、たいていその皿の中心に半熟の状態で乗って来るようです。
皿に盛られて来るので、鍋とは言えないんです。
沖縄以外で、すき焼きが上位に来るのは、千葉県と大分県。
???
どちらもすき焼きが好きという評判はないですけどねえ。
ネットには色んな情報が出ていて、すき焼きに関する情報を、私は一応チェックはしているんですが、色々ですね。
内閣支持率じゃないですけど、一喜一憂しないのがよろしいようです。
追伸
一冊丸ごと「すき焼き大全」とも申すべき本が出ました。
タイトルは『日本のごちそう すき焼き』、平凡社より刊行されました。
この本は、
食文化研究家の向笠千恵子先生が、すき焼きという面白き食べ物について語り尽くした7章と、
全国の、有志のすき焼き店主31人が、自店のすき焼き自慢を3ページずつ書いた部分の二部で構成された本で、
この十年の「すきや連」活動の集大成とも言える本です。私も勿論執筆に加わっています。
是非是非お求めください。
弊店の店頭でも販売しますし、こちらからネットでも購入できます。
是非。
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.794日連続更新を達成しました。