国技館①
1/10は大相撲・東京場所の初日の前日でしたので、「呼び出し衆」の皆さんが、興業の宣伝のため、「ちんや」へ見えました。
大相撲の「呼び出し衆」は勿論場所中に力士の「呼び出し」をするのが本業ですが、場所初日の前日には、興業の宣伝(「触れ(ふれ)」)のために市中を回り、要所要所で初日の取り組み力士名を、独特の朗々とした調子で読み上げます。
「相撲は明日が初日じゃぞぇ~」「白鵬に~は~、魁皇じゃぞぇ~」といった感じです。
太鼓をたたきながら市中を巡ることから「触れ太鼓(ふれだいこ)」と通称されておりまして、古くから東京場所のたびに「ちんや」を訪問していただいております。
「呼び出し衆」の美声を至近の距離で鑑賞できる、大変貴重な機会ですので、居合わせたお客様にもお聞きいただきました。
「触れ」が来ると、私は相撲好きだった祖父が楽しみにしていたことを思い出します。
あの頃は国技館が蔵前と浅草の間に在りましたから、今よりもっと浅草と相撲が親密でした。
今の国技館が立派過ぎて、蔵前国技館のことを忘れてしまった方も多いと思いますから、念のためここに書いておきますが、相撲の昭和の名勝負の数々は蔵前国技館~現在は東京都下水道局処理場と「蔵前水の館」が在る所で展開されました。
そもそも相撲は・・・
<この話しは、どうも長くなりそうなので、続きは明日のこのブログで>
追伸①
年始の営業案内です。
1月1日のみ休業し、2日から12日まで休まず営業致します。
どうぞ御利用下さい。
追伸②
一冊丸ごと「すき焼き大全」とも申すべき本が出ました。
タイトルは『日本のごちそう すき焼き』、平凡社より刊行されました。
この本は、
食文化研究家の向笠千恵子先生が、すき焼きという面白き食べ物について語り尽くした7章と、
全国の、有志のすき焼き店主31人が、自店のすき焼き自慢を3ページずつ書いた部分の二部で構成された本で、
この十年の「すきや連」活動の集大成とも言える本です。私も勿論執筆に加わっています。
是非是非お求めください。
弊店の店頭でも販売しますし、こちらからネットでも購入できます。
是非。
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