小正月
「成人の日」が現状の日=1月の第二月曜日で良いと思っている人って、はたしてどの位いるんでしょうか?
まず日本海側では雪のシーズンですから、成人式の開催自体が困難です。実際今年も雪でした。
それに、第二月曜では正月に近すぎますよね。
今年は第二月曜日が12日だからまだ良いものの、2018年の第二月曜日は8日です。正月三ケ日を過ごして、4日(木)・5日(金)と二日間の平日を過ごしたら、もう三連休に突入してしまいます。
これでは新成人も式を準備する自治体の方も大変です。
それに、受験シーズンに近いです。
本人が二浪してしまった場合はもちろん、2歳年下の弟・妹が受験中だったら、家族一体で祝えないですよね。
それにそれにですよ、第二月曜日の一番遅いパターンは14日で、
あれ?
成人式の起源である、小正月(=1月15日)に当たることが決してないんです。
どう考えても、なんだかなあ~です。
3連休を作ることで観光消費を喚起したい!というのが本心であるのなら、いっそのこと、その願望を露骨に顕わしてしまったらどうなのでしょう。
小正月の風習は既にほぼ消滅していて、今時は余程の旧家でないとやりません。当家は江戸時代からこの場所で狆を売っていましたから旧家の部類でしょうが、小正月はやっていません。
「成人の日」を15日に戻しても、小正月はまず復活する見込みがありませんから、いっそのこと、成人式に最適な日に「成人の日」を設定するのが良いと考えます。
季節は春。
もちろん受験が終わった後。
「春分の日」の前日にくっ付けてしまう、とかいかがでしょう?
連休にすれば観光消費を喚起できますし、成人に成った翌日に、先祖の墓に詣でたらベストです。
自治体の成人式ではイマイチ身が引き締まらなかった子も、ご先祖様の前で「やる気スイッチ」が入るかもしれませんよ。
いかがでしょう?
追伸
一冊丸ごと「すき焼き大全」とも申すべき本が出ました。
タイトルは『日本のごちそう すき焼き』、平凡社より刊行されました。
この本は、
食文化研究家の向笠千恵子先生が、すき焼きという面白き食べ物について語り尽くした7章と、
全国の、有志のすき焼き店主31人が、自店のすき焼き自慢を3ページずつ書いた部分の二部で構成された本で、
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