季節感
NHK教育『みんなのきょうの料理』の大晦日版は、講師・渡辺あきこさんの、すき焼きでした。
煮方・食べ方=「卓上ですき焼き鍋を熱し、牛脂を弱火で焼いて、脂をにじませる。ねぎ適量を焼いて香りを出す」
って「ちんや」の方法にそっくりですねえ。
「役に立ったコメント」は17件。このやり方で大勢の方に召し上がっていただきたいものです。
その前日、モデルの押切もえさんのブログは、
「CanCam時代から仲良くしていただいているライターさん達と、おうちですき焼きを。」
すき焼きって、年末イメージなんでしょうか。
「ちんや」は浅草に在って、とにかく年始が忙しいので、
すき焼き=年始
の感覚が染みついていますが、世間では
すき焼き=年末のイメージのようです。
エバラさんも、
年末はすき焼きだ!
という主張をCMで流しておいでですね。
そう言えば日本人って、季節を決めつけるのが好きです。
猪口=2月14日、いや、チョコ=2月14日
大工=年末、いや、第九=年末
駅伝=年始2日・3日
と決めつけて毎年マンネリを楽しむのが好きですね。
私は、どうも違和感あるんですよね。あの第九=年末って。
第九は、ベルリンの壁が崩壊した時とか、そういうタイミングに聞くなら良いのだけれど、まったり聴く曲ではないような気がします。
ともあれ、年末はすき焼きだ!
って、随分出遅れてますな、このブログ。
追伸①
年始の営業案内です。
1月1日のみ休業し、2日から12日まで休まず営業致します。
どうぞ御利用下さい。
追伸②
一冊丸ごと「すき焼き大全」とも申すべき本が出ました。
タイトルは『日本のごちそう すき焼き』、平凡社より刊行されました。
この本は、
食文化研究家の向笠千恵子先生が、すき焼きという面白き食べ物について語り尽くした7章と、
全国の、有志のすき焼き店主31人が、自店のすき焼き自慢を3ページずつ書いた部分の二部で構成された本で、
この十年の「すきや連」活動の集大成とも言える本です。私も勿論執筆に加わっています。
是非是非お求めください。
弊店の店頭でも販売しますし、こちらからネットでも購入できます。
是非。
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.777日連続更新を達成しました。