沖縄のスキヤキ

その情報もツイッターで見つけました。@yuka_mildさんの、

「沖縄で「スキヤキ」というとこれです、食堂で皿にもられて出てくる一品料理」という画像がツイッターに出ていました。

へえ、知りませんでした!

で、これを機会に色々調べておりましたら、実に面白いです、沖縄のすき焼き。

順をおって御説明申しますが、

第一に、沖縄の「スキヤキ」は鍋料理ではないらしいのです。

調理されて皿に盛られて出て来るそうで、卵は、その皿の中心に半熟の状態で乗って来るようです。

次に提供される場所ですが、すき焼き屋ではなく食堂です。その食堂の名物メニューに成っているケースも多いとか。

ただし表記は「すき焼き」でなく「スキヤキ」もしくは「すきやき」

具材の特徴は、シラタキでなく春雨が入っていることと、キャベツやレタスが入る場合もあるとか。なんとも緩い感じですねえ。

沖縄では味噌汁定食にもレタスが入りますから、すき焼きに入るのも平気なのでしょう。

さらに面白いことに、この「スキヤキ」がよく売れるのは、夏なのだそうです。むしろ、沖縄の人は暑くなると「スキヤキ」を食べたくなる、と申します。

へええ!

これは、すき焼きの一大特徴である「融通性」が顕れた見本と申せましょう。

まだまだ、全国に面白いすき焼きが在るんですねえ。

ちなみに、「スキヤキ」が有名な食堂は、那覇市の「お食事処三笠」さん。

なんでも沖縄の一般的な家庭料理を味わえる食堂で、創業30年以上なのだとか。

み、三笠ですって?

戦艦「三笠」と言えば東郷平八郎提督の旗艦じゃないですか。

随分と内地っぽい名前ですねえ・・

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.433日連続更新を達成しました。

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Filed under: すき焼きフル・トーク — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)