news every.
1月29日放送のテレビ番組『news every.』に出演させていただきました。
「穴場探険!浅草の裏の裏」という題で、「ちんや亭」についてでした。
地元のラーメン店「与ろゐ屋」の御主人・松本光昭さんが案内人になって、あまり有名でない店を回る、という趣向です。
ええ? 浅草のメイン道路に面しているのに「穴場」はおかしいぞ!
とお思いの方は以下↓をお読みください。さて、
「ちんや」の地下に「ちんや亭」という、カウンターだけ16席の小さい店を経営しています。「一人すき焼き」もできますし、ハンバーグ、ロールビーフなどの軽いメニューもやっています。
その店について今回のご取材で質問されましたことは・・・
<「ちんや亭」を1975年にオープンさせたきっかけは?>
・気軽に靴を脱がずに入って「ちんや」の味を楽しんでいただきたかった。
・通常すき焼きなど鍋料理の店は御一人様では入りにくいので、お一人様でも入りやすい店を創りたかった。
・焼き物(=ハンバーグ、ステーキなど)の調理工程を御客様に目の前でご覧いただき、出来上がったら即座に(=3秒以内に)アツアツの状態で御提供申し上げたかった。
<夜は営業せず昼限定で営業している理由は?>
・「ちんや」では、ハンバーグ、ロールビーフなどの挽き肉を使った料理も、すき焼き用の高級な熟成肉の端材を使って作っています。そのため品切れになりがちです。昼のみ営業が、物量的に塩梅が良いのです。
(無理に夜の分も用意しようとすると、「挽き肉用の肉」を仕入れざるを得ず、それは美味しくないです)
・すき焼き「ちんや」のメニューは重たいものばかりなので、昼間営業していてもスタッフ(=仲居さん)は手持ち無沙汰になりがち。そこで昼は「ちんや亭」で働いてもらい、御客様と顔馴染みになれるようにします。
御客様は日頃慣れない「ちんや」へ、記念日の日などに上がった場合緊張してしまいがちですが、スタッフが顔見知りであれば、安心して食事が出来ます。これにより同一人物に「ちんや」と「ちんや亭」の両方を使っていただけます。夜は「ちんや」の営業に専念します。
・昼時は予約せずにフラリと見える方も多いので、「ちんや」が大勢様などで満席の場合に、その方を収容する店がもう一軒必要だった。(夜のお客様はたいてい予約を入れてから見えるので、そうした心配があまりない)
<ロールビーフを始めた理由は?>
・「ちんや」のハンバーグは牛豚合挽きなのですが、牛挽き肉だけのメニューが欲しい、という御客様の声があったのを、現場の担当者が聞いて⇒メニューにしました。
<常連さんが召し上がるメニューは?>
・近隣の方は、やはり価格的に安いハンバーグ、ロールビーフ、サイコロステーキが多いです。(サイコロステーキは所謂「成型肉」ではなく、形が小さい精肉を使ったステーキ)
・その他に毎回特定のメニューばかり食べに遠方から見える常連さんもおいでになります。
「毎回一人すき焼きの常連さん」「毎回一人フィレステーキの常連さん」がおいでになる。
・・・という次第でございまして、席数が少なく、材料も限られるので、ほとんど宣伝してないんですね。
で、メイン道路なのに「穴場」なんです、はい。
実際テレビに出た後大変混み合っています。
弊ブログの読者の皆さんは、出来れば落ち着いてからお出かけ下さい。よろしくお願い申し上げます。
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.431日連続更新を達成しました。
毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。
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