過去形話法

地方の人に過去形話法が多いと思いませんか。

先日も会津若松の旅行業者さんから、お客様の紹介の電話があり、

「15名様のお客様だったんですが・・・」

とおっしゃるので、既に来店された方の話しかと思いましたら、そうではなく、これから予約を入れたいという用件でした。

でも会津弁で言われると、なぜだか、イヤな気はしないですね。東京の若い子が使ったら、おそらくムカっときたと思うんですけどね。

この件をFBにUPしてみましたら、知人から、

「山形のひとも、電話出るとき『◯◯でしたー。』って名乗りますね。」

「山形では・・・電話に出た相手が「◯◯でした」!と名乗ります!掛けたのに、切ってしまいそうになります(((^^;)笑)

とコメントが入りました。

ええ?!全国的に評判の悪い、過去形話法の発祥の地は山形県だったの?!

と思い調べてみましたら、出てきました。

「山形の方言」の特徴の中に、

*過去形で話す。

例:NHKが集金にきて開口一番「NHKでした〜」

例:電話がかかってきて開口一番「○○でした〜」

・「です」「ます」より上の敬語らしい。

・庄内はあまり使わない。村山・置賜方面で使われている。米沢で使われている。

ほお。でも先日の電話で「・・・だったんですが」を使ったのは会津の方です。会津は山形置賜に近いから使うのでしょうかね。

ネットには、北海道でも自分の名前を過去形で言う、という情報も出ていました。コピペしますと・・・

「方言」とはまた違う位置づけなんです。」

「突然の訪問や顔の見えない電話などの場合、『鈴木です』とあからさまに、あるいは一方的に、宣言するがごとく名乗るのは相手に対して失礼だ、との考え方がかつての北海道人気質にあったということなんです。北海道以外の人には分からないかもしれませんが。」

へええ。こうした地方の方々にとっては、標準語の「です!」に違和感があったのでしょうか。

日本語は不思議ですね。

 

追伸、

9/23は火曜日ですが祝日ですので臨時営業いたします。どうぞ、ご利用下さいませ。

 

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.665日連続更新を達成しました。

毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

 

 

Filed under: ぼやき部屋 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)