キャベツ大使

もう「ゆるキャラ」はやめましょう!って、私は何回も何回も申し上げています。

銚子の春キャベツは美味いんですから、「ゆるキャラ」なんて要らなくて、美味しい食べ方を知らしめれば良いだけだと思いますよ。それなのに無理やり「ゆるキャラ」をやろうとして、トラブルになってしまったようです。

報道によりますと、

「千葉県銚子市特産のキャベツをPRしようと「銚子キャベツ大使」に任命されたお笑いコンビが披露したキャラクター「きゃべっしー」が波紋を広げている。」

「全国的な人気者となった船橋市の非公認ゆるキャラ「ふなっしー」にそっくりな外見がインターネット上で「パクリだ」などと話題になると、市役所にも「非常識だ」といった苦情が殺到した。」

「市では「公認キャラではない。多くの人に誤解を与えてしまった」と釈明。4日には謝罪文を市ホームページに掲載するなど、事態の沈静化に努めている。」

「事の始まりは先月25日、市役所の市長室で行われた、吉本興業所属のお笑いタレント「キャベツ確認中」の2人へのキャベツ大使の委嘱状交付式だった。コンビ名が縁で、今年6月に市内で開かれたキャベツまつりに参加したことがきっかけで、任命が決まった。」

「交付式では、越川信一市長から委嘱状が手渡された後、コンビの1人がキャベツの妖精として手作りした黄緑色の着ぐるみ「きゃべっしー」の姿を披露した。この時の様子がネット上に公開されると、「ふなっしー」にそっくりな外見や「ふなっしーの生き別れの妹」という設定などが短文投稿サイト「ツイッター」や掲示板などで話題になり、「これは許されない」といった批判の投稿が相次いだ。」

公認ではないと言いながら、市長さん直々に「大使」を委嘱したんですから、言い逃れは見苦しいですなあ。あーあ。

しかし、銚子のキャベツには最近良い話しもありました。

先日放送のテレビ朝日『食彩の王国』が銚子の春キャベツを大きく採り上げていました。

戦後「これからは、キャベツだ!」と一念発起して増産に取り組んだ農家の若者たちの物語は感動的でしたし、地元の料理屋さんが考案した、春キャベツ料理が美味そうでした。

地元の花鯛を使った押し寿司に、茹でた春キャベツをはさみ込むのです。私は残念ながら、未だこの寿司を食べていませんが、是非試してみたいと思いました。

ほら、「ゆるキャラ」は必要ありません。

市長さん、猛省をお願いします。

あ、それから以下は宣伝ですが、このブログの3/20号に書きました通り、春キャベツはすき焼きに入れても、なかなか美味く、銚子ではなくて三浦半島産なのですが、「ちんや」の「変わりザク」として、ただ今販売中です。

どうぞ、お試しください。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.490日連続更新を達成しました。

毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

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Filed under: ぼやき部屋,色んな食べ物 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)