投資の効率性
ふんふん、なかなか面白い経営者の方ですねえ。
大阪のテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」の森岡毅さんという方です。個人的には存じませんが、鼻息荒く、語ることが痛快です。
なんでも、売上が800億円の企業「USJ」が、一つのアトラクションエリアに450億円もの投資をしたのだそうで、実に大変なことです。
そのアトラクションとは、「The Wizarding World of Harry Potter」。
たしかに「ハリー・ポッター」は有名で集客できるだろうと素人でも思いますが、いきなり450億円となると、上司の外人の社長さんも猛反対で、
クレイジーだ!と言われたとか。
しかし、森岡さんは強気で、その根拠は、
「投資は毎年45億円より一度に450億円のほうが効率的だ」
「すぐに経年劣化してしまう中途半端な映画ブランド10個に毎年45億円ずつ投資するよりは、数年に一度、絶対に人気の衰えない強力なブランドに450億円投資したほうがよほど効率的」
ふんふん、それは御尤も。
「結局のところ、中小企業が生き残るには攻め続けるしかないのです。この傾向は、様々な企業の過去のデータからも明らか。攻めて勝ち続けることでより高く跳ぶか、現状維持を目指してジリ貧に陥り落下するか。」
「業界トップでもない中小企業には、安定飛行などあり得ないということを誰もが肝に銘じなくてはいけません」
ふんふんふん。
「嫌われることを恐れて、カレーとすき焼きのどちらが正しいかを決めず、妥協した“カレーすき焼き”を作ってしまうのが一番問題なんです。
あ、あのう、あのですね、投資の話しは御尤もと思いましたが、結構美味いんですよ、カレーすき焼きは。
嘘だと思うのなら、弊ブログの2012年7月29日号をご覧ください。
せっかくの話しを盛り下げて恐縮でした。
追伸
JALさんの機内誌『SKYWARD』の4月号
「JAPAN PROJECT 東京ようこそ、おもてなしの首都へ」に載せていただきました。在り難いことです。ご搭乗のおりにご覧ください。
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.521日連続更新を達成しました。
毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。