積立
最近「オリンピック」という言葉を聞かない日はありません。
で、思い出したのですが、私の祖父は「オリンピックを観に行くための積立」をしていました。1970年代のことです。
一人で積み立てていたのではなく、町会有志でしていました。ですので当然観に行くのは団体旅行でした。皆でお金を貯め、皆でミュンヘンやモントリオールへ行っていたのです。
当時のことですから、海外旅行と言ったら一大事でした。大騒ぎだったことは言うまでもありません。それで幼かった私も覚えているのです。
昭和でしょう?
しかも地元の信金さんが、毎月集金に来ていました。自動口振じゃあないんです。ますます昭和でしょう?
このように、消費する為に積み立てる、楽しみのために積み立てる、という発想
あるいは、積み立てることで少し背伸びして消費する、という発想
そうした発想が、昭和の経済を成長させていたと思います。
現代でも昭和な人はいます。
先日知人の社長さんが、
会社設立90周年の年から利益の積立を始めて、100周年パーテイーを盛大にやりたい!
とおっしゃっているのを聞いて、素晴らしいことだと感動しました。次の東京オリンピックも近いという、この御時世にそういう方がおいでなのは、メッポウ嬉しいことでした。
話しを旅行積立に戻しますが、調べて見ましたら、JTBさんやANAさんは今でも旅行積立をしているようです。でも、サイトを拝見したら、なんか投資プランみたいなんですよね。
申し訳ないのですが、もっと、なんか夢のある感じにして欲しいなあ、と思ったりします。
もっとも、今時は世界の途上国の人の方が積立をしているかもしれませんね。
「2020東京オリンピックを観に行くための積立」を。
それでウチにお客様が見えれば、まあ、それでいいか・・・な・・
追伸
JALさんの機内誌『SKYWARD』の4月号
「JAPAN PROJECT 東京ようこそ、おもてなしの首都へ」に載せていただきました。在り難いことです。ご搭乗のおりにご覧ください。
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毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。
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