事故原因

良い出来事が起こったり、悪い出来事が起こったりした時、私達はどう捉えたら良いのでしょう?原因をどこに求めたら良いのでしょう?私は、

良い出来事は、社会や国に結びつけて考え、

悪い出来事は、個人や企業に結びつけて考えるようにしています。

例えば、韓国の「セウォル号」が沈没したのは、韓国社会や政府が安全を軽視しているから、あるいは後進的だから、でしょうか?韓国の主要なメデイアがそう主張しているようですが、そうすぐ断定できるのでしょうか。

もう一つ例えばですが、浅草サンバカーニバルを観に来た観客が大量のゴミを放置して帰るのは、日本社会がマナーを軽視しているから、でしょうか?同じ日本人がサッカー日本代表を応援した後にはゴミを丁寧に拾って帰りますから、一概にマナーが良いとも悪いとも言えませんよね。

だから私は良い出来事=日本のサポーターがゴミを拾ったことを知った時は、

日本は良い国だ!と思い、サンバの観客がゴミを放置するのを見た時は、

もっとマナーの良い客層に来て頂くように頑張ろう、と思うようにしています。

「セウォル号」に話しを戻しますが、この惨事は韓国社会や政府が安全を軽視しているから、あるいは後進的だから、起きたのでしょうか?

日本でもJR福知山線とか激安高速バスとかが大惨事を起こしていますから、日本の安全基準と韓国の基準とを良く比較しないと、評価は難しいように思えます。

歴史と技術の両方に詳しい史家だけが、それを出来るのだろうと思います。私は勿論、そんな人間ではないので、むしろ直接的なことに関心が行きます。

今回乗員の資質や配置が明らかに問題でしたし、積み荷の固定が充分に出来ていたのか、あるいは、それ以前に腰高な船に改造してしまって本当にOKだったのか、つまりは、この船会社がどういう会社だったのかに私の関心は行きます。

安全と金の両方に関わる、全ての経営者が参考に出来るよう、真相を伝えて欲しいと思います。

社会や民族の話しは、その後で結構です。

追伸

JALさんの機内誌『SKYWARD』の4月号

「JAPAN PROJECT 東京ようこそ、おもてなしの首都へ」に載せていただきました。在り難いことです。ご搭乗のおりにご覧ください。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.515日連続更新を達成しました。

毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

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Filed under: ぼやき部屋 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)