仮予約
予約の時点では、
予約をお願いします!
と言っていたのに、いざ、それをキャンセルする段になると、
仮予約を入れていたのですが・・・
と言い出す人が、世の中にはいます。たいてい素人さんではなく旅行業者で、確信犯です。
腹がたっても、その位は我慢しておこう、という料理屋さんが多いと思いますが、私は勿論、その派ではありません・・・
ちょっと、よろしいですか、×▽×さん、私は「ちんや」の社長の住吉史彦と申しますが、「仮予約」とはうかがってませんよ。
予約の電話をうかがったのは、実は私本人で、「お決まり」でよろしいですね、と念を押させていただいたら、間違い無く、ハイと言っておいででしたよ。そう、私本人がうかがってたんですからね。
嘘をついていただくと困りますよ。ええ、人を騙そうっていう、その御考えが気にいりませんね。
だいたい、お取引というのは信頼関係が前提なんじゃないですか?信頼が礎に決まってますよ。
それを騙そうっていうんですから、気にいりませんね。
言っておきますけどね、料理屋在っての旅行業者ですからね、その逆じゃございませんよ。だって、×▽×さんは料理をお作りになれないでしょう。
いえ、弁償しろって言ってるんじゃあ、ございませんよ。あなたが「ちんや」に与えた損害について許す気がないわけじゃありません。しかしね、人を騙そうとしたことは許されませんよ。
ちゃんとしましょうよ。
お宅様は大手さんでしょう。日本を代表する大手旅行業でしょう。その会社を代表して電話なさっておいでなんだから、日本の旅行業界を代表しているようなもんです。
しっかりしましょうよ。
さっきも申しましたけど信頼関係が基本です。今頃ぺろっと「仮予約していた」なんて言っちゃって、許されると思っておいでですか。ちゃんと謝らないと、どうなるか、お分かりですね。
え? なんですって?
そう、そう、そう。
最初から、そうおっしゃれば良いんです。最初からそうなされば、私もここまで申しませんでしたよ。
はい、はい、はい。
それでとりあえずは結構です。
結構ですから、今後はしっかりして下さいよ。「ちんや」だけでじゃなくて、全部の料理屋に対してちゃんとして下さいよ。はい、はい、それで結構ですから。
はい、ご免ください。しっかりお願いしますよ。ご免ください。失礼しました。
追伸①
雑誌『東京ウォーカー』2013年第8号の、新連載コラム「スギちゃんの愛される理由」の初回に、私が登場させていただきました。「長く愛されたいスギちゃんが、東京の老舗を訪れて愛される秘訣を探ります!」というコーナーです。是非ご購読を。http://www.kadokawa.co.jp/mag/tw/
追伸②
「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。
この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。
その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。
現在の笑顔数は345人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。
皆様も、是非御参加下さい!
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.140日連続更新を達成しました。
毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。