ドタキャン

料理屋の天敵と言えば、勿論ドタキャンですが、

そのドタキャンの、「なるべく相手を怒らせず、関係を悪化させない」仕方というのが、ネットに掲載されていたので、思わずクリックしてしまいました。

しかも指導するのは「男女コミュニケーションアドバイザー」なる人物です。

さて、どんなものでしょうか。以下コピペーしますと、・・・

・ポイントは「結論から先に言う」ということ。長い前置きや言い訳から始めるのは絶対ダメです。

・基本的なことですが、連絡は電話で。

・声のトーンを変えるなど、いつもとは少し違った雰囲気を出すよう心がけると良いようです。

それはそうでしょうね。たしかに言い訳が長いのは、ウンザリしますからね。でも、ここまでは特別な話しではないですね。

・言い訳がましくなるのはダメですが、結論を述べた後に必ずドタキャンの理由は言うべきです。そのときも相手を見極めて、場合によっては多少「盛って」話すのも一つの手段でしょう。いくらその理由が正当でも、相手に「私はそれに負けるんだ」と思わせてはダメですから。

ただし、

・相手を納得させるためにウソをつくのは禁物。少し大げさですが、「親が体調を崩して……」とウソの理由を言ったら、実家にカノジョがお見舞いに来てしまったという話もありますから。事実を偽るのではなく、あくまで言い方の表現を「盛る」だけにしましょう。

はははは。

・ドタキャンにおいて一番大切なのは、相手に「私は軽んじられている」と思わせないことなのです。ドタキャンするときは、いかに誠意を見せるかが大事とのこと。

まあ、それはそうですけど、やっぱり特別な話しではないですね。

と私がガッカリしかけた頃、その次には、かなり良いことが書いてありました。

・必ず代案を出すこと。それがないと相手は「軽んじられている」という印象を抱きますから。

そうそう、代案は大事だと思います、私も、非常に。

特に、料理屋をキャンセルする場合は、具体的に相手方に金銭的損害を与えている場合ですから、言い方が不遜だったりすると「出禁」(=出入り禁止)処分に遭いかねません。是非とも代わりのスケジュールを設定するのが良いと思います。

現代日本では、代案まですぐ出せる方はあまり多くはいませんから、必ず店の人の印象に残ります。私などは、

この方はかなり「ちんや」へ食べに行きたい!と思っておいでの方なんだ。

と嬉しく思ってしまいます。

今時は「仕方のないことは仕方がない」とすぐ諦める人が多いですが、知恵は出せば出るものです。知恵を出して、なんとか、この国をもう少し住みやすくしたいものですね。

追伸①

藤井恵子さん著の単行本『浅草 老舗旦那のランチ』に登場させていただきました。
不肖・住吉史彦が、「浅草演芸ホール」の席亭さんや、「音のヨーロー堂」の四代目とランチをしながら、浅草について対談する、という趣向です。

他にも20人ほどの、浅草の旦那さんたちがリレー対談で形式で登場します。

是非ご購読を! 平成24年6月3日、小学館発行。
ご購入はこちらです。 (できればレビューも書いて下さいね!)

追伸②

「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

 この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

 その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

 現在の笑顔数は345人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

皆様も、是非御参加下さい!

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.130日連続更新を達成しました。

毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

 

 

Filed under: ぼやき部屋 — F.Sumiyoshi 12:01 AM  Comments (0)