ソメイヨシノ
本日弊ブログは、1.111日連続更新を達成しました。
目出度いので、ネタも目出度く桜の話しで参りましょう。墨堤の桜も開花しましたのでね。
さて、他のサクラを圧倒する人気種、と言えばソメイヨシノですね。
ところが、そのソメイヨシノの樹は全てクローンで、接ぎ木で増やしたものなのだそうです。
ご存知でしたか?
ソメイヨシノは「自家不和合性」が強い品種、つまりソメイヨシノ同士を両親とする種が発芽に至ることがない品種なのだそうです。
結果ソメイヨシノの純粋な子孫はありえない、のです。
ソメイヨシノ以外の桜との間で交配することは可能で、それが実をつけ、種が発芽することはあるものの、それはソメイヨシノとは別種になってしまう、とか。
うーむ、ですね。
このようにソメイヨシノは種では増やせないので、各地にある樹はすべて、人の手で接ぎ木した樹=要するにクローンなのだそうです。
クローンばかりであるので、それを密集させて植えれば、集団が一斉に咲き・一斉に散らす結果になるわけです。
この特質が、桜に対する日本人のイメージを形成する素になっているのは間違いないでしょう。
しかし、一方でクローンであるがために、特定の病気に掛かりやすく環境変化に弱い体質になっているそうです。
ここで、いきなり話しは、桜からワインに飛びますが、ワイン専門家の方で、「自根・古木」のブドウの樹から獲れたワインを推奨する方がおいでのようです。
自根とは、接ぎ木に対する言葉です。
古木とは、読んだママ。
接ぎ木されていない、種から育ったブドウで、しかも長生きしたブドウから獲れたワインが素晴らしく、特に、それが肉に合う、と言いますから注目せざるを得ませんね。
長期間肥育させた牛を推奨している立場の者としては、合わせる酒も、長生きした原料から獲りたくなりますが、日本酒の場合は樹でないので、こういう議論が出来ない所がチト寂しいですね。
うーん、今日は目出度いはずが今市なオチになってしまいました。
明日は出直します。御機嫌よう。
<春の臨時営業(火曜営業)のお知らせ>
春の観光シーズンをむかえ、下記の日は火曜日ですが、営業いたします。
どうぞ御利用下さいませ。
平成25年3月19日(火)お彼岸
平成25年3月26日(火)隅田公園桜まつり
平成25年4月 2日(火)隅田公園桜まつり
平成25年4月30日(火)GW連休
*個人的には3/13-4/8まで28連投ですが、頑張ります!
追伸①
藤井恵子さん著の単行本『浅草 老舗旦那のランチ』に登場させていただきました。
不肖・住吉史彦が、「浅草演芸ホール」の席亭さんや、「音のヨーロー堂」の四代目とランチをしながら、浅草について対談する、という趣向です。
他にも20人ほどの、浅草の旦那さんたちがリレー対談で形式で登場します。
是非ご購読を! 平成24年6月3日、小学館発行。
ご購入はこちらです。 (できればレビューも書いて下さいね!)
追伸②
「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。
この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。
その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。
現在の笑顔数は336人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。
皆様も、是非御参加下さい!
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。