信長のシェフ
TVドラマ『信長のシェフ』を偶然見ました。結構面白かったです。
このドラマの主人公・現代の料理人ケンは、戦国時代にタイムスリップしてしまいます。
そして、その腕前が評判になると、織田信長の耳に入り、料理頭に採りたてられるのです。
やがてケンは、信長が明智光秀と合流するのにつき従って京に入りますが、その宿舎は本能寺!
既に信長に敬意を持ちつつあったケンは、なんとかして自分の料理で「本能寺の変」を食い止めよう、信長と光秀の仲をとりもとうとします。
こういう馬鹿馬鹿しい筋が私は好きです。
さてケンが信長と光秀のために用意した料理は、なんとキリタンポ鍋でした。
当時は君臣の関係が厳しいですから、主従が同じ鍋をつつくなどもっての他なのですが、そこを果敢にキリタンポを出します。
当然光秀は驚きますが、それを見た信長は、
「良いではないか!」と言います。そしてさらに、ケンが「おとりわけします」と言うのを、「いや、わしがやろう!」と制します。
ケンから取り箸を受け取ると、信長は自ら具を鉢に盛り、そしてさらにさらに上座から立ち上がって光秀にその鉢を配膳するのでした。
いやはや、ここまで人心収攬に気を遣っても結局は反乱を起こされてしまうわけですから、信長も楽ではありません。
さて時代は下って、現代の社長さん、
部下とすき焼きを食べる時、部下に奉行をやらせていませんか?
部下の方は、社長さんより社会経験もグルメ経験も貧弱です。当然社長の方が豊富なんだから、
「いや、わしがやろう!」と買って出てはいかがでしょうか。
天下を獲れるかもしれませんよ。
追伸①
日本橋三越本店の催事「味と技の大江戸展」に出店しています。是非御来店下さい。
2月27日(水)から3月4日(月)まで。7階催事場にて。
イートインではなく精肉販売の出店です。
くわしくは⇒http://www.mitsukoshi.co.jp/store/1010/event10.html
追伸②
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この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。
その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。
現在の笑顔数は336人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。
皆様も、是非御参加下さい!
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.096日連続更新を達成しました。あと15日で1.111日連続更新です。
毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。