イームズの すき焼き
ツイッター検索でネタが拾えることがあります。
ですので、なるべく日に一度ツイッターに「すき焼き」と入れて検索をかけています。
ある日、デザイン関係の方とおぼしきアカウントの、こんなツイートを見つけました・・・
「60~70年代のモダンデザインのパイオニアとして活躍したチャールズ&レイ・イームズ。夫妻が自宅で使うことを目的にデザインしたと言われるローテーブルLTR。イサム・ノグチ、山口淑子を招いた際にこのテーブルですき焼きを振舞ったという話は有名です。」
有名です、だって?
有名じゃないよねえ、だって私が今日まで知らなかったんだから!
と思いながら、少し調べますと・・・
たしかに、このLTRという机は、生前のイームズ夫妻がノグチや山口淑子を招いたホームパーティで、すき焼きを振舞った時に使用されたテーブルなのだそうです。
へええ、ですね。
そのデザインは、今日の目から見てもシャープです。
その美しい足は鉄橋に用いられるトラス構造のよう。細い足で高い強度を確保しているのが特徴なのだそうです。
そして、その後イームズが良く使用するようになる「ワイヤーベース」構造へと発展したそうです。勿論受け売りですが。
そして興味深いことに、この机は日本の「お膳」を意識したものなのだそうです。今は料亭さんでしか見かけない、一人用のお膳のことです。
イームズには、料亭の膳が「もてなし」というの「コト」の具現化に見えたらしく、そうした「コト」「イベント」をデザインに盛り込んだアイテムとして、このデザインは先進的なのだそうな。
この、イームズの机を使った、すき焼き宴会、やってみたくなりました。
追伸①
藤井恵子さん著の単行本『浅草 老舗旦那のランチ』に登場させていただきました。
不肖・住吉史彦が、「浅草演芸ホール」の席亭さんや、「音のヨーロー堂」の四代目とランチをしながら、浅草について対談する、という趣向です。
他にも20人ほどの、浅草の旦那さんたちがリレー対談で形式で登場します。
是非ご購読を! 平成24年6月3日、小学館発行。
ご購入はこちらです。 (できればレビューも書いて下さいね!)
追伸②
「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。
この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。
その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。
現在の笑顔数は336人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。
皆様も、是非御参加下さい!
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.106日連続更新を達成しました。あと5日で1.111日連続更新です。
毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。