会社を継ぐ、という人生⑦

母校・慶應義塾中等部(=慶應大学の付属中学校)の「キャリア講座」に出講します。

これは毎年開講されているレッキとした正規の授業でして、中学生のために、OBが自分のキャリアについて話すのです。

お引き請けしまして、私は、その演題を「会社を継ぐ、という人生」にしました。

10人の講師が出て、生徒さんは、その中から選択できるのですが、私以外は学者さんとか、弁護士さん・お医者様・アナウンサーのお姐さんとか、当然ながら非世襲組です。

当初世襲社長であることを鮮明にしたものかどうか、迷いましたが、この際ハッキリさせてお話しするすることにしました。

生徒さんの集まり具合は、どうやら10人の中で真ん中辺りのようです。

原稿が出来ましたので、UPしたいと思います。

この話しは長いので、8回に分けてUPします。今日が、その第7回です。それではどうぞ。

<以下本文>

皆さんの部下が皆さんについて行くかどうかの分かれ目は、どこにあると思いますか。

皆さんが、世襲によって得たメリットを自分の利益や保身に活かすのか、世の為・人の為に活かすのか、だと私は思います。世の為・人の為というのが、理念・理想のことです。それを掲げて、勿論掲げるだけではダメで、どんな犠牲を払っても理想を実現しようとする人にだけ部下はついて行くのだと私は思います。

つまり、ウチの社長は、自分より年下だけど、「見上げた人だ」と、部下の人に思って貰って始めて、本当に意味で社長として受け入れてもらえるのです。

社長を「見上げた人だ」と思っていない人が、どういう言動をするか、最初のマーケテイングの会議を思い出して下さい。

「240万でしか売れませんよ」と言った人の言うことに社長であるあなたが従った場合、リストラをしないといけませんね。首切りは辛いですよ。その辛い首切りを、「売れませんよ」と言った人が自分でやってくれるんでしょうか。「いやあ、それは社長の仕事です。私の仕事はマーケテイングですから」って言うんじゃないでしょうかね、多分。

社長である皆さんにとって必要な部下は、そういう部下ではありません、勿論。あなたのことを「見上げた人だ」と思ってくれている人は、「売れませんよ」とは言わず、こういうでしょう~

「この商品は、社長のお志が詰まっている商品なんだから、安くしたらいけませんよ。300万は難しいかもしれませんが、270万で売りましょう。売り方を考えれば売れますよ。アイデイアを出しましょう。そして自分が全国を飛び回ります。やりましょう。頑張りましょう。」ってね。

「売れませんよ」と言う部下しか持てないか、「安くしたらいけませんよ。」という部下に恵まれるか、の分かれ目は、もう一度申しますが、理念・理想に向かって邁進する情熱を、あなた自身が持つかどうかです。理念とは、あなたの商品で、この世の中の誰かに喜んでいただこう、ハッピーにしてさしあげよう、という心です。

逆に、あなたに理念・理想がなくて、自分一個の利益を求めた場合、つまりあなたに倫理観、モラル、品性が無かった場合、どうなりましょうか。

まずアゲアシを獲られます。そして次にマネされます。つまり、部下がそれぞれ自分一個の利益を求めるようになります。そういう組織は、あっという間に腐敗して崩壊すると思います。

「内部統制」の必要性が叫ばれるようになって数年たちますが、それでも事件は起きています。去年も6億円の横領事件がありました。大勢いる社員を性悪説で統制仕切るのは至難のことで、むしろあなたの理念・理想に共鳴してくれる人だけを採用する方が、良いのではないか思います。

性悪説では人間を統制仕切れないのではないか、そして究極の内部統制は、社長の理念・理想が浸透することではないか、私はそう思っています。

ですので、あなたは理念・理想を掲げて、しかもその実現のために朝から晩まで、ONもOFFもなく邁進する情熱を持たないといけません。当然ですが、体力・健康が必要です。中小企業やベンチャー企業の社長は休みなんて、ほとんどありませんからね、ないんですよ!ええ、体力・健康がないとやっていけません。

また数限りないストレスを貰いますから、精神力・精神の健康もないとやっていけません。

<この話しは長いので、引き続き明日もUPします>

追伸①

藤井恵子さん著の単行本『浅草 老舗旦那のランチ』に登場させていただきました。
不肖・住吉史彦が、「浅草演芸ホール」の席亭さんや、「音のヨーロー堂」の四代目とランチをしながら、浅草について対談する、という趣向です。

他にも20人ほどの、浅草の旦那さんたちがリレー対談で形式で登場します。

是非ご購読を! 平成24年6月3日、小学館発行。
ご購入はこちらです。 (できればレビューも書いて下さいね!)

追伸②

「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

 この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

 その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

 現在の笑顔数は334人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

皆様も、是非御参加下さい!

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.047日連続更新を達成しました。毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

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会社を継ぐ、という人生⑥

母校・慶應義塾中等部(=慶應大学の付属中学校)の「キャリア講座」に出講します。

これは毎年開講されているレッキとした正規の授業でして、中学生のために、OBが自分のキャリアについて話すのです。

お引き請けしまして、私は、その演題を「会社を継ぐ、という人生」にしました。

10人の講師が出て、生徒さんは、その中から選択できるのですが、私以外は学者さんとか、弁護士さん・お医者様・アナウンサーのお姐さんとか、当然ながら非世襲組です。

当初世襲社長であることを鮮明にしたものかどうか、迷いましたが、この際ハッキリさせてお話しするすることにしました。

生徒さんの集まり具合は、どうやら10人の中で真ん中辺りのようです。

原稿が出来ましたので、UPしたいと思います。

この話しは長いので、8回に分けてUPします。今日が、その第6回です。それではどうぞ。

<以下本文>

経済がデフレだと国全体が停滞します。スポーツも停滞します。オリンピック選手は皆アマチュアで企業に所属していますからね。音楽や美術だってスポンサー企業がなくなれば困ってしまいます。国全体が停滞しますね。

私ごとですが、私は1965年に生まれましたから、大学在学は1984年から1988年までです。つまりバブル全盛期を学生として過ごしました。だからチョット楽しい思いもしました。

しかし、皆さんはどうですか。1991年に「バブル崩壊」が起こり、今年が2013年ですが、この、日本経済が停滞していた20年間を「失われた20年」と言います。そう、皆さんは生まれてから今日まで、まるごと「失われた20年」ですね。

そして、私はさらに警告したいのですが、皆で頑張らないと、20年どころか「失われた100年」になりそうです。特に誰が頑張らないといけないのでしょうか。それは勿論、経営者です。是非頑張っていただきたいと思います。

ここで必要な発想力は、クリエーターさんとか、一部の人に与えられた特殊な才能のように思うかもしれませんが、違います。努力しだいで誰にでも高められる能力です。詳しくお話しする時間はありませんが、次の3つの能力を総合することで生まれてきます。

・知識が豊富なこと。

・その知識を様々に組み合わせられること。

・自分の思考パターンを、偏りがないか、常にチェックしていること。

ですので経営者は、常に広く知識を仕入れるようにしないといけません。今学校で教えられている勉強の中で、あまり役に立たなそうに見えるものもいつどのように役に多立つか分かりません。ある日急に役に立つことがあるのです。大事にしましょう。

さて、この話しも終盤に入って来ています。経営者には、もう一つ、理念・理想に向かって邁進する情熱が必要です。

理念とは、あなたの商品で、この世の中の誰かに喜んでいただこう、ハッピーにしてさしあげよう、という心です。特に世襲で社長になる人には、この気持ちが必要です。

そんなもの要るの?と思った人は、自分が理念・理想がない社長の部下になったと想定してみましょう。私は36歳で社長になりましたが、部下は、半分以上年上でした。その部下にとってボンボン社長の下で働くのは、面白くないですね。

政治の世界をちょっと思い出していただきたいんですが、去年の選挙で総理に成ったアベさんは、元総理の孫ですが、そのアベさんが前回総理だった時の第一次内閣は「お友達内閣」だと批判されました。親しい人ばかり起用したからです。

その次の総理のフクダさんも元総理の息子で、その次のアソウさんも元総理の孫でした、今回副総理になった方ですね。その頃ジミン党は厳しい世襲批判を浴び、景気も悪化したため政権を失い、ミンシュ党に政権が行って、それが今回またジミン党に戻ったわけです。

前回のジミン党の時代を思いおこしてみますと、この中で3人目の麻生さんに対して、在任中多くのマスコミから「庶民感覚がない」とバッシング報道が繰り返し行われました。政治の話しをホテルのバーですることをしつこく批判されたりもしました。

そして皆さんもそうした反世襲の視線を浴びるのは確実です。要するに、ボンボンは恵まれているので、妬まれるんです。そんな中で、皆さんの部下が皆さんについて行くかどうかの分かれ目は、どこにあると思いますか。

<この話しは長いので、引き続き明日もUPします>

追伸①

藤井恵子さん著の単行本『浅草 老舗旦那のランチ』に登場させていただきました。
不肖・住吉史彦が、「浅草演芸ホール」の席亭さんや、「音のヨーロー堂」の四代目とランチをしながら、浅草について対談する、という趣向です。

他にも20人ほどの、浅草の旦那さんたちがリレー対談で形式で登場します。

是非ご購読を! 平成24年6月3日、小学館発行。
ご購入はこちらです。 (できればレビューも書いて下さいね!)

追伸②

「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

 この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

 その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

 現在の笑顔数は334人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

皆様も、是非御参加下さい!

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.046日連続更新を達成しました。毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

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会社を継ぐ、という人生⑤

母校・慶應義塾中等部(=慶應大学の付属中学校)の「キャリア講座」に出講します。

これは毎年開講されているレッキとした正規の授業でして、中学生のために、OBが自分のキャリアについて話すのです。

お引き請けしまして、私は、その演題を「会社を継ぐ、という人生」にしました。

10人の講師が出て、生徒さんは、その中から選択できるのですが、私以外は学者さんとか、弁護士さん・お医者様・アナウンサーのお姐さんとか、当然ながら非世襲組です。

当初世襲社長であることを鮮明にしたものかどうか、迷いましたが、この際ハッキリさせてお話しするすることにしました。

生徒さんの集まり具合は、どうやら10人の中で真ん中辺りのようです。

原稿が出来ましたので、UPしたいと思います。

この話しは長いので、8回に分けてUPします。今日が、その第5回です。それではどうぞ。

<以下本文>

さて、ここでもう話しは、経営者に必要なもう一つの能力「発想力、アイデイアを出す力」に入ってきています。

ええ~?!そんなことは広告代理店にやらせれば良いって聞いたよ!っていう人がいるかもしれません。違います、全く違います。

商品を作ってしまってから、売り方を考えたのでは遅いのです。商品開発の最初の段階から、どんな人をどんな風にハッピーにする商品なのか、考えに考えぬいて動き出さないといけません。

今の世の中をよく観察して欲しいのですが、商品は在り余っていますね。

昔は違いました。日本の国は1950年代から1970年代までに「高度成長」を成し遂げました。この頃は毎年10%以上所得が増えたのです。70年代のオイルショックでいったん成長は減速しますが、80年代には再び成長を始め、やがてそれが過熱して、土地や株が急に上がって、「バブル経済」という状態になりました。

これが20世紀後半の日本経済の動きです。

その「高度成長」時代に、テレビ・洗濯機・冷蔵庫の家電3品目は三種の神器』と言われ、国民は争ってそれを買い求めました。

そうです、逆に言うと、高度成長以前の時代は、テレビ・洗濯機・冷蔵庫を持っていないご家庭が多かったのです。今、これらを持っていない家はまずありませんね。

1960年代になると、カラーテレビ (Color television)・クーラー (Cooler)・自動車 (Car) の3Cが新・三種の神器と言われました。さっきテレビと言ったのは白黒テレビだったんです。この3Cも今や持っていない家は少ないですね。

そう、現代日本社会にはモノが溢れています。モノが溢れてしまって、人々がさらにモノを買おうとしないから、デフレに成ってしまっているのです。

さっきの課題で、「品質が良くて安い商品」が売れる商品と答えた人は、「高度成長」の時代なら成功できたでしょう。なぜならモノが足りなかったからです。商品を作れば作っただけたくさん売れましたから、安く売っていても会社は大きくなりました。そのやり方を「薄利多売」と言います。そのやり方で社員が増えて、みんな給料が貰えてハッピーでした。だから安い商品を売っていてもデフレにならなかったのです。

しかし、今は違います。今売れるのは「品質が良くて、一番安い商品」だけですから、この国では安売り合戦・安売り競争が起きています。

この競争に負けた会社は倒産しますから、そこで働いていた人達は失業者になります。

では競争に勝った会社がハッピーかと言うと違います。値下げをするために、従業員の給料を下げたり、リストラをしたり、あるいは仕入れ先の仕入れ値を値切ったりしますから、全然ハッピーでありません。勝った方でもアン・ハッピーなのです。それが、今のこの国です。

だから、経営者は「安い」以外の、何か他の価値を世の中に提案しないといけません。どんな商品を作って、どんな人を、どのようにハッピーにするか、それを思いつく能力「発想力、アイデイアを出す力」が、かつてなく大事な理由は、そこに在ります。駄洒落でもデフレよりはマシなのです。

「発想力、アイデイアを出す力」が経営者に無い場合、あるいは、そういう仕事はそもそも経営者の仕事じゃない!と思っている場合は、その会社はデフレの泥沼に引き込まれます。そして世の中全体にそれが連鎖していくんです。それはとても怖いことだと覚えて下さい。

<この話しは長いので、引き続き明日もUPします>

追伸①

藤井恵子さん著の単行本『浅草 老舗旦那のランチ』に登場させていただきました。
不肖・住吉史彦が、「浅草演芸ホール」の席亭さんや、「音のヨーロー堂」の四代目とランチをしながら、浅草について対談する、という趣向です。

他にも20人ほどの、浅草の旦那さんたちがリレー対談で形式で登場します。

是非ご購読を! 平成24年6月3日、小学館発行。
ご購入はこちらです。 (できればレビューも書いて下さいね!)

追伸②

「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

 この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

 その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

 現在の笑顔数は334人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

皆様も、是非御参加下さい!

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.045日連続更新を達成しました。毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

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会社を継ぐ、という人生④

母校・慶應義塾中等部(=慶應大学の付属中学校)の「キャリア講座」に出講します。

これは毎年開講されているレッキとした正規の授業でして、中学生のために、OBが自分のキャリアについて話すのです。

お引き請けしまして、私は、その演題を「会社を継ぐ、という人生」にしました。

10人の講師が出て、生徒さんは、その中から選択できるのですが、私以外は学者さんとか、弁護士さん・お医者様・アナウンサーのお姐さんとか、当然ながら非世襲組です。

当初世襲社長であることを鮮明にしたものかどうか、迷いましたが、この際ハッキリさせてお話しするすることにしました。

生徒さんの集まり具合は、どうやら10人の中で真ん中辺りのようです。

原稿が出来ましたので、UPしたいと思います。

この話しは長いので、8回に分けてUPします。今日が、その第4回です。それではどうぞ。

<以下本文>

しかし、です。ここで良く考えて下さい。売り方を工夫して、なんとか250万円で売ることは出来ませんか。

例えば、私の店はすき焼き屋ですが、最近なんと言っているか、お話ししますと「夫婦の日はすき焼きの日」と言っています。毎月22日にしつこくそれを言っています。私はブログやツイッターやFBといった、所謂SNSをやっていますが、総動員して言っています。

日頃お父さんや君たちのために一生懸命なお母さんに、すき焼きを食べて貰う日が、毎月22日だと決めたのです。ええ、私が決めたんです、勝手に。

そして、この日は牛の脂をハートの形にして売っているのです。

勿論駄洒落です。どうです?馬鹿馬鹿しいと思いますか。思うかもしれません。しかし、これもマーケテイングです。

「美味しい」という価値だけでPRすると、こう言われてしまいます=「美味しいのは知ってるんだけどね、今はね、景気が悪いから、頑張って仕事して、業績が戻ったら「ちんや」さんをまた使うよ!」って言われてしまうんですね。それで、その作戦をやめて「お母さん孝行」という価値を押し出して、それを実現できる商品として、すき焼きをPRしているのです。

今日この話しを聞いてお家に帰ったら、お父さん・お母さんにこの話しをして、どんな反応をするか、観察してみて下さい。「毎月22日は夫婦の日で、お父さんがお母さんにすき焼きを御馳走しないといけないらしいよ!」お父さんは「そうだなあ、最近母さん孝行してないからたまにはすき焼きにするか!」っていうかもしれません。

そして、その場面を想像して下さい。お父さんがすき焼き屋さんに電話をして御店の人に「ねえ、もう少し安くして欲しいなあ。安くしてくれたら食べに行くんだけど!」と言ったとします。そんなことを言ったら、横で聞いていたお母さんは怒りだしてしまいますね。お母さんに張り倒されるかもしれませんから、そんなことは言えませんね。

どうです、この場合値下げされません。そうデフレが起きないいんです。

「お母さん孝行」という価値を実行出来て、お母さんもお父さんもお子さんもハッピー。そして値切られずに済んだ御店もハッピー。そして御店の従業員さんは給料をちゃんと貰えてハッピー。

経営者は、この状態を作らないといけないんです。勉強の出来る人がやることに見えないかもしれませんが、こういう作戦を考えることこそが、マーケテイングなのです。

勉強の出来る人は市場調査や消費者アンケートを実行して、「いやあ、この商品は〇〇円でしか売れませんね!」とか言ってしまいがちです。それがマーケテイングと思ってしまいがちです。しかし、クドイですが、それはマーケテイング全体のごく一部でしかありませんし、それで会社を発展させられると思ったら、大きな間違いです。

マーケテイングには知識だけでなく、センスやマインドが必要なんです。自分が造れる商品で、なんとか、世の中の人達をハッピーにできないか、脳から血が出るまで考える、そして、良いアイデイアを思いついたら、そのプランに賭けてみる、そういう前向きの強い気持ち=マインドが必要なんです。

「〇〇円でしか売れませんね!」と言うだけの人こそ、日本のデフレを助長させている張本人です。デフレの責任は日本銀行だけにあるわけではありません。経営者一人一人にあります。

市場調査をやる人はIQ高そうで、「夫婦の日はすき焼きの日!」と唱えている人はIQ低そうですね。でも、考えてみて下さい。IQ低そうに見える人の方が、みんなをハッピーにしていませんか。そこを考えてみて下さい。

さて、ここでもう話しは、経営者に必要なもう一つの能力「発想力、アイデイアを出す力」に入ってきています。

<この話しは長いので、引き続き明日もUPします>

追伸①

藤井恵子さん著の単行本『浅草 老舗旦那のランチ』に登場させていただきました。
不肖・住吉史彦が、「浅草演芸ホール」の席亭さんや、「音のヨーロー堂」の四代目とランチをしながら、浅草について対談する、という趣向です。

他にも20人ほどの、浅草の旦那さんたちがリレー対談で形式で登場します。

是非ご購読を! 平成24年6月3日、小学館発行。
ご購入はこちらです。 (できればレビューも書いて下さいね!)

追伸②

「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

 この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

 その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

 現在の笑顔数は334人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

皆様も、是非御参加下さい!

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.044日連続更新を達成しました。毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

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会社を継ぐ、という人生③

母校・慶應義塾中等部(=慶應大学の付属中学校)の「キャリア講座」に出講します。

これは毎年開講されているレッキとした正規の授業でして、中学生のために、OBが自分のキャリアについて話すのです。

お引き請けしまして、私は、その演題を「会社を継ぐ、という人生」にしました。

10人の講師が出て、生徒さんは、その中から選択できるのですが、私以外は学者さんとか、弁護士さん・お医者様・アナウンサーのお姐さんとか、当然ながら非世襲組です。

当初世襲社長であることを鮮明にしたものかどうか、迷いましたが、この際ハッキリさせてお話しするすることにしました。

生徒さんの集まり具合は、どうやら10人の中で真ん中辺りのようです。

原稿が出来ましたので、UPしたいと思います。

この話しは長いので、8回に分けてUPします。今日が、その第3回です。それではどうぞ。

<以下本文>

では本当に大切な資産とは何でしょう。現金や預金、土地・建物は計上されていますが、それではありません。

一つはお客様からの信頼であり、もう一つは従業員の士気です。この二つが大切ですが、数字に表せないどころか目に見えません。だいたい皆さん、本当に大切なものは目に見えないんです。是非、そのことも覚えておいて下さい。

話しは下から順に進んでいます。ここで、表の面に戻って、もう一つの課題をやってみましょう。「どんな商品が売れる商品か、書いてみましょう。そして隣の人に見せてみましょう。

さて、課題が済んだらマーケテイングの話しをします。マーケテイングというのは、売れる商品を作って、それを売っていくことです。

良くマーケテイングの「4P」と言いますが、product=どんな商品を作って、place =どこで、promotion =どんな売り方で、price=いくらで売るか、の4つを考えるのが、マーケテイングです。

ここで気づいていただきたいのですが、私は「マーケテイングの知識」ではなく、「マーケテイングの知識・センス・マインド」と書きました。

センスとかマインドってなんでしょう。センスとかマインドは、商品をいくらで売るのか決める時にハッキリ現れます。値段は知識だけでは決められないのです。

今あなたが車のメーカーの社長だとして、新商品を300万で売るのか、250万で売るのか、はたまた285万で売るのか、相談する会議をしていると想定して下さい。

部下が市場調査や消費者アンケートを実施して、「240万なら買う」人が一番多いという結果を報告してきたら、社長であるあなたは、そのまま240万と値付けしますか。

しかし、その値段では利益は出ません。240万で利益を出すために従業員の給料を下げたり、場合にとってはリストラすなわち首切りをしないといけないのです。

さっきの課題で「品質が良くて安い商品」と答えた人はいますか。リストラをしなくてはいけなくても「安い商品」が良いですか。違いますね、そうです、商品の値段は、なるべく高くつけないといけません。可能な限り高くつけないと利益が出てこないのです。

そもそも商品の値段は、なるべく高くつけないといけないのに、世の中の経営者が皆、商品の値段を安くするような状態になってしまうことを「デフレ」と言います。Deflationの略語です。

日頃新聞を読んでいる人は、今の日本の状態がデフレだと知っていると思います。そして去年の年末に新しく出来た新内閣が「デフレ脱却」を目指していることも知っていると思います。

今あなたは会議をしています。部下が調査をしたら、新車は240万でしか、売れないことがわかりました。無理やりそれより高く値付けするとどうなりますか。売れずに在庫が残って、しかし仕入れ先には支払いをしないといけませんから、損失が出てしまいます。損が出たら、経営者は責任をとらないといけません。そう、給料の返上です。損したのに給料なんて貰えませんね。

あなたは給料を貰えませんから、夜美味しいレストランで食事をするのを止めます。そうすると、その御店も売り上げが減って困ってしまいます。このように連鎖が起こるの、デフレ・スパイラルです。

しかし、です。ここで良く考えて下さい。売り方を工夫して、なんとか250万円で売ることは出来ませんか。

<この話しは長いので、引き続き明日もUPします>

追伸①

藤井恵子さん著の単行本『浅草 老舗旦那のランチ』に登場させていただきました。
不肖・住吉史彦が、「浅草演芸ホール」の席亭さんや、「音のヨーロー堂」の四代目とランチをしながら、浅草について対談する、という趣向です。

他にも20人ほどの、浅草の旦那さんたちがリレー対談で形式で登場します。

是非ご購読を! 平成24年6月3日、小学館発行。
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「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

 この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

 その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

 現在の笑顔数は334人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

皆様も、是非御参加下さい!

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.043日連続更新を達成しました。毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

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会社を継ぐ、という人生②

母校・慶應義塾中等部(=慶應大学の付属中学校)の「キャリア講座」に出講します。

これは毎年開講されているレッキとした正規の授業でして、中学生のために、OBが自分のキャリアについて話すのです。

お引き請けしまして、私は、その演題を「会社を継ぐ、という人生」にしました。

10人の講師が出て、生徒さんは、その中から選択できるのですが、私以外は学者さんとか、弁護士さん・お医者様・アナウンサーのお姐さんとか、当然ながら非世襲組です。

当初世襲社長であることを鮮明にしたものかどうか、迷いましたが、この際ハッキリさせてお話しするすることにしました。

生徒さんの集まり具合は、どうやら10人の中で真ん中辺りのようです。

原稿が出来ましたので、UPしたいと思います。

この話しは長いので、8回に分けてUPします。今日が、その第2回です。それではどうぞ。

<以下本文>

はい紙をめくりましょう。紙をめくると、私が考えている「社長に必要な能力」が書いてありますから、その説明をして行きますね。

理念・理想に向かって邁進する情熱

倫理観、モラル、品性

体力・健康・精神力・精神の健康

発想力、アイデイアを出す力

マーケテイングの知識・センス・マインド

財務の知識

以上の能力を、世襲で社長に成る人は、30歳~35歳までに身につける必要がありますね。脅かすわけではないですが、高校・大学で7年間、卒業して社会に出て8年~10年でそこまで行っていただくわけです。

サラリーマン経営者であれば40歳~45歳までに、ということに成りますね。

大学を出て就職しないですぐベンチャーしたい人は、これから7年で、ということです、当然。大変ですよ。頑張って下さい。

今こうして必要なものを見てみると、授業で習えないものも多いですね。お父さんが社長であれば習えますが、実際は実の親から素直に習えないことも多いですね。そこで生きて来るのは、学校の先輩、そして同期です。是非大事にして下さい。

さて下から順にお話して行きます。最初は「財務の知識」です。これは皆さん、勉強して身に着けて下さい。

財務とは、まず会社のある時点の資産・負債・資本の額を明らかにすること。それから、ある期間の収益及び費用を計算すること、さらには現金の増減を管理すること、以上です。

資産とは、現金・預金・土地・建物といったモノです。負債とは借金のこと、資本とは経営者や株主が自分で会社に出した資金のこと、収益・費用はそのまま分かりますね。「簿記をつける」ことで、この計算をします。

詳細に説明する時間はありませんが、簿記は高等な勉強をしていなくても理解できます。中等部の勉強をしっかりやって、また必要な社会常識を身に着ければ基本的には理解出来ますので、将来どこかで必ず勉強して下さい。

それから、ここで一つ覚えておいていただきたいのは、西洋式の簿記を日本に導入したのは、福沢諭吉先生だ、ということです。明治6年(1873年)に先生が『帳合の法』を出版したのが、最初です。ですから、皆さんは、その伝統を継承して、会社の財務は的確に把握できるよう、努めて下さい。

そして、もう一点、この件に関して補足をしますね。財務で必要な計算をしても、ここに本当に大切な資産は計上されていません。では本当に大切な資産とは何でしょう。

<この話しは長いので、引き続き明日もUPします>

話しは急に変わりますが、年始の1/2~1/7までは、私は特別バトル営業の、まっ最中です。ご連絡いただいてもレスポンスが遅くなる場合があります。あらかじめお詫び申します。

(1/1と1/8は休業いたします)

追伸①

藤井恵子さん著の単行本『浅草 老舗旦那のランチ』に登場させていただきました。
不肖・住吉史彦が、「浅草演芸ホール」の席亭さんや、「音のヨーロー堂」の四代目とランチをしながら、浅草について対談する、という趣向です。

他にも20人ほどの、浅草の旦那さんたちがリレー対談で形式で登場します。

是非ご購読を! 平成24年6月3日、小学館発行。
ご購入はこちらです。 (できればレビューも書いて下さいね!)

追伸②

「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

 この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

 その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

 現在の笑顔数は334人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

皆様も、是非御参加下さい!

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.042日連続更新を達成しました。毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

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会社を継ぐ、という人生①

母校・慶應義塾中等部(=慶應大学の付属中学校)の「キャリア講座」に出講します。

これは毎年開講されているレッキとした正規の授業でして、中学生のために、OBが自分のキャリアについて話すのです。

お引き請けしまして、私は、その演題を「会社を継ぐ、という人生」にしました。

10人の講師が出て、生徒さんは、その中から選択できるのですが、私以外は学者さんとか、弁護士さん・お医者様・アナウンサーのお姐さんとか、当然ながら非世襲組です。

当初世襲社長であることを鮮明にしたものかどうか、迷いましたが、この際ハッキリさせてお話しするすることにしました。

生徒さんの集まり具合は、どうやら10人の中で真ん中辺りのようです。

原稿が出来ましたので、UPしたいと思います。

この話しは長いので、8回に分けてUPします。今日が、その第一回です。それではどうぞ。

<以下本文>

皆さん、まだ時間前ですが、席に着き次第、紙に書いてある課題をやってみましょう。

課題は「社長に必要だと思う能力を三つ書いてみましょう」です。そして、

「その中から最も大事だと思う能力を一つ選んで〇をつけましょう。」です。

まだ裏をめくっちゃダメですよ。自分の頭だけで考えて下さいね。

それから皆さんの回答は、後で隣の人に見せて貰いますから、そのつもりで書いて下さいね。

皆さんは、勿論今日の私の話しでなんらかの刺激を受けて帰って欲しいわけですが、多分、その刺激より刺激的なのは同期生から受ける刺激です。

30歳年長の先輩の話しも刺激にはなりましょうが、

え、同期のアイツが将来のことを、今からそんなに考えてたんだ!

っていうのがサイコ―の刺激です。今日の授業がそういう機会に成ればベストです。英語とか数学は基本的に教わったことを、そのまま覚えないといけませんが、この授業はまったく海苔が違うイヤ、ノリが違いますから、最初から、そう心得て下さいね。

さて、時間ですからイキナリ始めますね。私は、浅草のすき焼き専門店「ちんや」の六代目の社長の、住吉史彦と言います。中等部の32回生です。今年が歳男の48歳でして、社長としては12年目です。

私が経営する店は、明治13年に創業し、今年133年目になります。他の講師の方々と違い、私は、その店の父や祖父と同じ職に就き、伝統的な食文化を護る仕事をしています。その経緯の中では葛藤もありました。ですので今回会社経営の話しや食の話しだけをする積りはありません。

似たような環境の後輩に色々伝えたいことがありますし、また世襲社長でなくて、サラリーマンとして出世して社長に成りたい人や、自分が会社を作ってベンチャー社長になりたい人にもある程度は、私の話しは参考になると思います。そういう話しをしていきますね。

はい、それでは現時点で、自分の親が社長で、将来は自分も社長に成ることになりそうだ!っていう人はいますか。手を挙げてみましょう。

さっきも言いましたけど、一番刺激的なのは同期生から受ける刺激です。え、同期のアイツが将来のことを、今からそんなに考えてたんだ!っていうのがサイコ―の刺激です。今日の授業はそういう形で進めますから、是非そこを心得て手を挙げて下さい。

おお、君はそうなんだ!頑張ろうね!

それでは、今手を挙げてる人は挙げたままで、自分が会社を作ってベンチャー社長になりたい人も挙げて下さい。

おお、君はそうなんだね!アンビシャスだね!いいね!

じゃあ、その人も挙げたままで、サラリーマンとして出世して社長に成りたい人も手を挙げてみましょう。キミたちもアンビシャスだね!いいね!

なるほど、状況がわかりましたね。では、紙に書いてある課題をまだやってない人はやってみましょう。今から3分差し上げますから、どうぞ。

できましたか!ハイ、では紙を隣の人を交換して読みましょう。読んで隣の人の考えを頭に入れて下さい。

本当は、お互い読んだ上で10分とか15分とか話し合うと良いのですが、残念ながら、この授業は45分ですから、それが出来ません。話し合いは休憩時間にしてもらうことにして、先へ進めますね。はい紙をめくりましょう。

紙をめくると、私が考えている「社長に必要な能力」が書いてありますから、その説明をして行きますね・・・

<と、いうことを明日よりUPして行くわけですが、今日の所は全体のレジュメをUPしておきますね>

・資産/負債/資本、収益/費用

・西洋式の簿記を日本に導入した人は?

・本当に大切な資産は? 大切なものは数字に表せないどころか目に見えません。

・マーケテイングの「4P」 product、place、promotion、price

・deflation脱却、デフレ・スパイラル

・毎月22日は夫婦の日

・発想は経営者の仕事じゃない?

・高度成長、『三種の神器』、『新・三種の神器』、「薄利多売」

・バブル全盛期の大学生活

・「失われた20年」

・発想力は、3つの能力の総合

・理念・理想がない社長の部下になったら、

・「お友達内閣」

・世襲によって得たメリットを、自分の利益や保身に活かすのか/世の為・人の為に活かすのか

・「売れませんよ」と言う部下しか持てないか/「安くしたらいけませんよ」という部下に恵まれるか

・内部統制、社員を性悪説で統制仕切るのは、

・ストレスは雨と一緒

・「三方良し」

・社長の歓び

・苦しみは降って来ますが、歓びは自分で創りだすしかありません。

・世襲の経営者であっても人生は選択できます。自己矛盾のようですが。

・継いだ職でも素晴らしい職にすることは出来ます。必ず。

<この話しは長いので、引き続き明日もUPします>

話しは急に変わりますが、年始の1/2~1/7までは、私は特別バトル営業の、まっ最中です。ご連絡いただいてもレスポンスが遅くなる場合があります。あらかじめお詫び申します。

(1/1と1/8は休業いたします)

追伸①

藤井恵子さん著の単行本『浅草 老舗旦那のランチ』に登場させていただきました。
不肖・住吉史彦が、「浅草演芸ホール」の席亭さんや、「音のヨーロー堂」の四代目とランチをしながら、浅草について対談する、という趣向です。

他にも20人ほどの、浅草の旦那さんたちがリレー対談で形式で登場します。

是非ご購読を! 平成24年6月3日、小学館発行。
ご購入はこちらです。 (できればレビューも書いて下さいね!)

追伸②

「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

 この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

 その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

 現在の笑顔数は334人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

皆様も、是非御参加下さい!

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.041日連続更新を達成しました。毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

Filed under: 食育ナウ — F.Sumiyoshi 12:01 AM  Comments (0)

四つのない

旧臘の話しですが、読売新聞特別編集委員の橋本五郎さんが、アベ新総理へのメッセージを紙上に発表していました。曰く・・・

「小泉純一郎さんの政治の特徴は「四つのない」にありました。

・一度決めたら「変えない」

・事を決するにあたり「迷わない」

・人の意見を「聞かない」

・人に「頼まない」

です。小泉さんに倣い、確信したなら断固、非情に振る舞って下さい。」

うーん。

この話しは、リーダーシップについて考えさせられる話しですね。

たしかに小泉政治の疾走感や痛快さは、こうした政治スタイルが醸し出していたと言えるかもしれません。

郵政民営化を本当に理解して支持した国民もいたでしょうが、スタイルに喝采を送った国民も少なくなかったと思います。

私も、こうしたスタイルをマネしたい誘惑にかられる反面、長期間に渡ってリーダーであり続ける場合は、このスタイルだとリスキーな面もあるのかなあ、と思います。

特に「変えない」が問題です。

経営では、色々なアイデイアを実行して⇒取捨することになりますが、「変えない」だけだと撤収が遅れてしまいます。お金の余裕のある会社さんは、ある程度の期間「変えない」で行けると思いますが、そうでない場合は「変えない」で突進するには覚悟が要りましょう。

さてアベ政権はどうなるのでしょう。

今の所、金融政策については突進していますが、原発とかTPPとか、決断しにくいテーマもあります。大変ですね。

コイズミさんは郵政解散の決断を、ミモレット・チーズを齧りながら決めたそうですが、アベさんも何か良い食べ物を見つけると良いかもしれませんね。

右派らしく豆腐を齧りながら、非情に、とか・・・

なお話しは急に変わりますが、年始の1/2~1/7までは、私は特別バトル営業の、まっ最中です。ご連絡いただいてもレスポンスが遅くなる場合があります。あらかじめお詫び申します。

(1/1と1/8は休業いたします)

追伸①

藤井恵子さん著の単行本『浅草 老舗旦那のランチ』に登場させていただきました。
不肖・住吉史彦が、「浅草演芸ホール」の席亭さんや、「音のヨーロー堂」の四代目とランチをしながら、浅草について対談する、という趣向です。

他にも20人ほどの、浅草の旦那さんたちがリレー対談で形式で登場します。

是非ご購読を! 平成24年6月3日、小学館発行。
ご購入はこちらです。 (できればレビューも書いて下さいね!)

追伸②

「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

 この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

 その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

 現在の笑顔数は334人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

皆様も、是非御参加下さい!

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.040日連続更新を達成しました。毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

Filed under: ぼやき部屋 — F.Sumiyoshi 12:01 AM  Comments (0)

正月は、味噌漬け!

旧臘の話しですが、門松が届きましたので、画像をFBにUPしまして、

「これから忙しくなるなあ」という意味を込めて、

もういくつ寝ると、皆さんはお休みでしょうが、私はバトルの季節です、当然。

と書き込んでみました。

そうしましたら、知人の助成経営者イヤ女性経営者サトミさんが、

うちもお正月用の味噌漬け買いに行かなくちゃ!

と書き込んで下さいました。

へえ~と思いましたので、

U木家では正月=味噌漬けなのですね。興味深いです、かなり。

と返してみました、すると、

私の母、義母共にお肉が得意じゃないのですが、「ちんや」さんの味噌漬けだけは「美味しい、美味しい」といって食べるんです。年の初めに精をつけてまた一年頑張りましょう!という感じかな。母は(中略)寿命を延ばしています。あんな感じだとまだまだいける感じ!

とレスが。

な、なんと、ウチの肉にそんなパワーが在るとは。存じませんでした・・・

たしかに味噌漬けは、肉が得意でない人に肉を食べさせるのには有効です。

江戸時代、将軍家をはじめとする殿様たちは、養生のために「薬喰い」と称して肉を食べましたが、それは味噌漬けでした。保存のために漬けたわけですが、肉の獣臭さを抑えるのにも味噌が有効ですから、一石二鳥だったわけです。

その原理が今日でも活きているとは、当然と言えば当然ですが、ちょっとした驚きでした。

正月は、味噌漬け!

今後は吹聴する価値がありそうです。

なお話しは急に変わりますが、年始の1/2~1/7までは、私は特別バトル営業の、まっ最中です。ご連絡いただいてもレスポンスが遅くなる場合があります。あらかじめお詫び申します。

(1/1と1/8は休業いたします)

追伸①

東京MXテレビの特番『とっておき!老舗の極上味めぐり』に出演いたします。

ご出演は杉浦太陽さんです。

本日1月3日15:00~放送です。是非ご覧ください!

追伸②

藤井恵子さん著の単行本『浅草 老舗旦那のランチ』に登場させていただきました。
不肖・住吉史彦が、「浅草演芸ホール」の席亭さんや、「音のヨーロー堂」の四代目とランチをしながら、浅草について対談する、という趣向です。

他にも20人ほどの、浅草の旦那さんたちがリレー対談で形式で登場します。

是非ご購読を! 平成24年6月3日、小学館発行。
ご購入はこちらです。 (できればレビューも書いて下さいね!)

追伸③

「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

 この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

 その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

 現在の笑顔数は334人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

皆様も、是非御参加下さい!

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.039日連続更新を達成しました。毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

Filed under: すき焼きフル・トーク — F.Sumiyoshi 12:01 AM  Comments (0)

あ~痒い②

閑話休題。

乾燥肌に成ってしまった!という話しを去年の年末にも書きました。

で、生まれて初めて美容関係のサイトなどを開けてみました。その請け売りで対策を実行しましたので、今日は続編を書いてみます。

え? 結構ヒマなんだねえ って?

違いますよ。夜中に痒くて起きてしまうんですよ。それで睡眠不足になっちゃうんですね。で、仕方なく調べたんです。

さて、まず風呂に入る時の動作の順番を変えました。

湯船に浸かる⇒ボデイー・ソープで汚れを落とす⇒また湯船に浸かるという順番にしました。

体の汚れはボデイー・ソープで落とすわけですが、そのボデイー・ソープの中の界面活性剤が肌に良くない、とあるサイトに書いてありました。

たしかにボデイー・ソープのパッケージをしげしげと読むと、色々な化学物質が入っています。私は、日頃皆さんに食品の成分を良く調べて下さい!と申しておりますが、自分はボデイー・ソープの成分を全く知りませんでした。反省です。

何しろ、その界面活性剤つまり汚れを落とす機能の成分が肌に残ると良くないのです。

ですので、湯船に浸かる⇒ボデイー・ソープで汚れを落とす⇒また湯船に浸かるという順番にしました。

湯船の湯は不潔だよ!っておっしゃる方もおいででしょうが、そこは気にしません。

そちらには酒粕を入れてあるのです。

実は例年懇意にしている蔵元さんが、年末に酒粕を下さいます。

甘酒を作ったり、漬物を漬けたりすればベストですが、年末・年始は何しろ忙しくてゆとりがありません。余らせてしまうことがありました。

で、その酒粕で酒粕風呂をすることにしました。

酒粕をすりつぶし、布袋に入れます。それを湯船に入れたら、布袋をもみほぐし、成分をしっかりと溶出させます。

うーん、セレブ女優さんみたい。

少し前に「酒粕美肌ブーム」があったので、ご存知の方も多いと思いますが、酒粕には、美白効果が期待できるアルブチンやリノール酸、コラーゲンの主成分であるプロリンなど、肌に嬉しい成分がたっぷり含まれていますね。

その酒粕風呂に浸かって、嬉しい成分を肌に付けたまま上がります。

モッタイナイことながら、御蔭様で好調です。

うふん。

なお話しは急に変わりますが、年始の1/2~1/7までは、私は特別バトル営業の、まっ最中です。ご連絡いただいてもレスポンスが遅くなる場合があります。あらかじめお詫び申します。

(1/1と1/8は休業いたします)

追伸①

東京MXテレビの特番『とっておき!老舗の極上味めぐり』に出演いたします。

ご出演は杉浦太陽さんです。

明日1月3日15:00~放送です。是非ご覧ください!

追伸②

藤井恵子さん著の単行本『浅草 老舗旦那のランチ』に登場させていただきました。
不肖・住吉史彦が、「浅草演芸ホール」の席亭さんや、「音のヨーロー堂」の四代目とランチをしながら、浅草について対談する、という趣向です。

他にも20人ほどの、浅草の旦那さんたちがリレー対談で形式で登場します。

是非ご購読を! 平成24年6月3日、小学館発行。
ご購入はこちらです。 (できればレビューも書いて下さいね!)

追伸③

「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

 この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

 その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

 現在の笑顔数は334人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

皆様も、是非御参加下さい!

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.038日連続更新を達成しました。毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

 

 

Filed under: ぼやき部屋 — F.Sumiyoshi 12:01 AM  Comments (0)