1億5千万円マグロ
マグロが1億5千万円で落札され、話題になっています。
落札したのは去年に続き「すしざんまい」さんですが、去年は好意的だったメデイアも、今年は「相場への悪影響」があると書き始めたようですね。
私は、まあ、しかし、こういうひたすらにトップに成りたがる心を否定はいたしません。だってアスリートなんて、皆そうじゃないですか!
え? 寿司チェーンの社長はアスリートと違って部下を抱えているんだから、法外な支出をしてまでトップに成りたがるのは間違っている って?
うーん、常識的な御意見を有り難うございました・・・
では、話しの方向性を少し変えますが、私が気にいらないのは、どちらかと申しますと、その1億5千万マグロを「通常価格」で食べて、その場面をニコニコとテレビに撮らせている客の方です。
恥ずかしくないんでしょうか。
私なら遠慮して、他のお客さんに回して貰います。
落ち着いて食えやしませんからね。私は普通に美味しければ良いんです。
それに、だいたいですよ、このマグロが高値なのは、
・青森県大間の産であること
・それが市場の初日に出荷されたこと
の2点だけに過ぎず、その程度のモノを有り難がっている場面を、公共の電波で流されたりしたら、私なんぞ、恥ずかしくて二度とブログが書けなくなります。
にも関わらず、正々堂々テレビのインタビューに応えている客がいるのですから、驚いてしまいます。「恥の文化」は何処へ行ったのでしょう。
まあ、もっとも世の中は、そういう客ばかりではなく、弊店のような「話題性」に乏しい店も、それなりに御客様が見えて席を埋めて下さるのですから、1億5千万マグロを喜んで食べているような客は最初から相手にしなければ良い、ということになります。
え? じゃあ、なんでそんなネタで書くのかって?
そりゃあ、だって、ブログの一日分を埋めないといけないですから!
「すしざんまい」さん、今日は実に助かりました。
今後ともネタの提供をよろしくお願い申し上げます。
ネタはネタでも、ブログのネタですからね。
来年は、そうだなあ、1兆円くらい行きましょう。
追伸①
藤井恵子さん著の単行本『浅草 老舗旦那のランチ』に登場させていただきました。
不肖・住吉史彦が、「浅草演芸ホール」の席亭さんや、「音のヨーロー堂」の四代目とランチをしながら、浅草について対談する、という趣向です。
他にも20人ほどの、浅草の旦那さんたちがリレー対談で形式で登場します。
是非ご購読を! 平成24年6月3日、小学館発行。
ご購入はこちらです。 (できればレビューも書いて下さいね!)
追伸②
「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。
この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。
その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。
現在の笑顔数は334人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。
皆様も、是非御参加下さい!
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.050日連続更新を達成しました。毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。