にらみ
浅草公会堂で上演されている「新春浅草歌舞伎」を観てきました。
正月の歌舞伎公演に市川団十郎家の当主が出演する時は、必ず吉例の「にらみ」があり、にらんでいただけば一年間無病息災である、という医学を全く無視した言い伝えがあり、年末以来咳の止まらない私も、その御利益を期待した、という次第です。
さて毎度のことですが、演技内容を批評できるほど私は歌舞伎に詳しくありませんので、今回も批評はパスさせて下さい。
外野で気づいたことを書きますが・・・
幕間に芸能人ビジネスの元祖を見つけてしまいました。それは、
「助六弁当」。
一体全体、この弁当のメーカーは「花川戸助六」の食生活について、どれだけの見識があって、「助六弁当」なるものを売っているのか。ここは一つ販売員を詰問してやろう!
・・・なんてことは、はい、しませんでした。地元ですから。
ああ、江戸の昔から芸能人ビジネスはやってるんだなあ、と思いながら、呼び込みの声を聞いていました。
以来、昨年の芸能人ステマ・ブログ騒動に至るまで、芸能人ビジネスが上手く行った、という話しは、あまり聞きませんよね。
今年は、どんな芸能人グッズが売り出されるのでしょうか。
ガガすき焼きとか、出来ませんかねえ。
なお演目は、片岡愛之助さんの「六助」、中村壱太郎さんの「お園」による『毛谷村』と、
市川海老蔵さんの「弁慶」、愛之助さんの「富樫」、片岡孝太郎さんの「義経」による『勧進帳』。
1/27まで浅草公会堂にて公演をしています。御観劇を。
追伸①
藤井恵子さん著の単行本『浅草 老舗旦那のランチ』に登場させていただきました。
不肖・住吉史彦が、「浅草演芸ホール」の席亭さんや、「音のヨーロー堂」の四代目とランチをしながら、浅草について対談する、という趣向です。
他にも20人ほどの、浅草の旦那さんたちがリレー対談で形式で登場します。
是非ご購読を! 平成24年6月3日、小学館発行。
ご購入はこちらです。 (できればレビューも書いて下さいね!)
追伸②
「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。
この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。
その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。
現在の笑顔数は334人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。
皆様も、是非御参加下さい!
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.059日連続更新を達成しました。毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。