温泉もやし

大鰐の「温泉もやし」を始めました。

かわりザクとして、すき焼きに入れていただきます。しゃぶしゃぶにも良いと思います。

「ちんや」のかわりザクをご存知ない方は、まずこちらをお読みいただいて⇒それから先をお読みいただきたいと思いますが、さて、このもやしは貴重品です。

そこら辺の、安物イメージのもやしと一緒にしていただくと困ります。

その歴史は古く、津軽藩三代藩主・津軽信義侯の頃から、少なくとも300年以上生産され続けているのです。

生産方法は「温泉もやし」の名の通り、もやしを栽培する土の周囲に温泉を循環させ、その熱を利用して育てるのです。

大鰐の特産品として、町民はもちろん青森県人なら皆知っている存在でしたが、近年生産者が5軒まで減ってしまいました。

この珍しい方法を一子相伝で伝えてきたのですが、ということは=御子息が後を継がないとそこで一軒減ってしまうことになります。

そこで生産量の減少を心配した地元では協議会を設立し、一子相伝方式を改めて生産の復活を目指しています。

その他の特徴も魅力的です。

・非常に珍しい土耕栽培(他のもやしは水耕栽培です)

・無農薬、無化学肥料栽培

・豆の種類は、門外不出の「小八豆」    

とにかく、一目みただけで、びっくりするほど立派です。

歯ごたえも痛快です。

首都圏の飲食店では「ちんや」が初登場かと思います。

一度お試しあれ。

追伸①

ワイン専門誌『wi-not?』vol.3の「浅草老舗七人衆 「冬泡」を啜る」というコーナーに私が出演しています。
是非ご購読下さい!

この本について詳しくはこちらです。

ご購入はこちらです。

追伸②

藤井恵子さん著の単行本『浅草 老舗旦那のランチ』に登場させていただきました。
不肖・住吉史彦が、「浅草演芸ホール」の席亭さんや、「音のヨーロー堂」の四代目とランチをしながら、浅草について対談する、という趣向です。

 他にも20人ほどの、浅草の旦那さんたちがリレー対談で形式で登場します。

 是非ご購読を! 平成24年6月3日、小学館発行。
ご購入はこちらです。 (できればレビューも書いて下さいね!)

追伸③

「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

 この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

 その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

 現在の笑顔数は327人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

皆様も、是非御参加下さい!

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.014日連続更新を達成しました。毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 
Filed under: すき焼きフル・トーク — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)