寿司の問題点
ある昼時、浅草の天麩羅屋さん「N清」のNさんに、寿司ランチに誘っていただきました。
連れて行っていただいた御店は、なかなか美味しい御店で、ここでご紹介したい位なのですが、それは残念ながらNGです。ネット露出は一切なさっておらず、店の外に看板さえ出しておられず、つまりは「完全常連さん限定」の御店なので、ここに書いたりできません。
ですので、今日は寿司全般の話しでガマンしていただこうと存じます。
このブログはもうすぐ連続千日になりますが、そう言えば、ここで寿司のことをまともに書いたことがありませんでした。だから「住吉は寿司が嫌いだ」と誤解しておいでの方がいるかもしれませんが、それは勿論間違いです。
誤解を解いていただくためにも、今日は寿司全般のことを書いてみよう、と思います。
さて私は寿司が嫌いどころか、大好きです。
魚介と酢飯という組み合わせを考えついた、日本人という民族は、料理の天才民族なのだ、と断言することができます。
しかしながら天才的組み合わせである所に、問題点があると思っています。
なにしろ最初から最後まで、その天才的組み合わせ、ですよね。そこがチト困ります。
<問題点ノ第一>=野菜が極端に少ない。
野菜が少ないと、デトックス=平たく申すと便通=さらに平たく申すとウ♡コのことが心配になってきますね。解決策としては「ガリ」をたくさん食べれば良いのですが、無料のものだけに、やたらと食べるのは気後れします。
予約の段階から「ガリをたくさんいただきます。余分にお支払いしますので、用意しておいて下さい。」と言っておくのが理想でしょう。
<問題点ノ第二>=炭水化物を摂り過ぎてしまう。
魚介と酢飯という組み合わせは変更できませんので、前後の食事で極力炭水化物を減らしておくしか対策がありません。
ですので「寿司は計画的に食べる」のが鉄則と思います。
ふらふらウオーター・ビジネスの店に行って⇒お姐さんに「アフターで寿司屋さんに連れて行って~」とせがまれ、その日は昼飯にカレー・夕飯にラーメンとガッツリ食べていたにも関わらず、酔った勢いで「アフター寿司」に行ってしまう、というような行動は、私に言わせれば愚の骨頂です。貴殿の健康のために、是非ともおやめいただきたいと思います。
<問題点ノ第三>=どうしても食べ過ぎてしまう。
寿司は美味しいので、どうしても食べ過ぎてしまいますね。
以前寿司と言えば、2カン一緒に出て来るのが御約束で、1カンの寸法が、大人の中指2本位ありましたから、それだけで結構な分量です。それを何種類も食べるのですから大変でした。
でも、今回連れて行っていただいた御店は1カンずつでした。しかも1カンの寸法が、薬指1.5本位です。
一見、可愛いなあ!という感じがするのですが、これは胃が楽です。そういう店なら何種類食べてもOKですね。最近は寿司業界も、そういうトレンドのようです。
<問題点ノ第四>=どうしても酒を飲みたくなる。
生の魚介と日本酒~この組み合わせも天才的です。特に燗酒。だから、飲まずにおれません。
しかし寿司ランチの後に・・・真面目な予定が入っていたら・・・
拷問ですね、それは。
寿司の、この問題点だけは解決できません。
弱りました。
追伸①
藤井恵子さん著の単行本『浅草 老舗旦那のランチ』に登場させていただきました。
不肖・住吉史彦が、「浅草演芸ホール」の席亭さんや、「音のヨーロー堂」の四代目とランチをしながら、浅草について対談する、という趣向です。
他にも20人ほどの、浅草の旦那さんたちがリレー対談で形式で登場します。
是非ご購読を! 平成24年6月3日、小学館発行。
ご購入はこちらです。 (できればレビューも書いて下さいね!)
追伸②
「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。
この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。
その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。
現在の笑顔数は300人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。
皆様も、是非御参加下さい!
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて956日連続更新を達成しました。毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。